2008年6月19日木曜日

植物における思考の補助線
   



    
最近読んだ本で、茂木健一郎思考の補助線というのがある。
これの表紙には
幾何学の問題で、たった一本の補助線を引くことが解決への道筋をひらくように、思考の補助線を引くことで一見無関係なものごとの間に脈絡がつき、そこに気付かなかった風景が見えてくる
とある。 興味深い一冊だった。
   
今日は身近な植物で一本の補助線を引いてみよう。
   
最近街を歩いていて、植え込みなどで黄色い花が沢山咲いているのを見掛けないだろうか?
ちょっと前であれば、黄色い花は ヤマブキ あたりになるのだろうが、今はこれだ。
   
ヒペリカム Hypericum といってオトギリソウ科の植物だ。
色んな名前が付いていて、「キンシバイ」と言ったり、「ビョウヤナギ」だったり、「ヒペリカム」と呼ばれたり、農林水産省では「ヒペリクム」と決められていたりする。
因みにバター的に申し上げれば、英国では「ハイベリカム」のような発音になる。
   
いずれにしても「Hypericum」と覚えれば間違いナシ。
   
黄色い5枚の花びらのツヤツヤした花が目を引く。
そして特徴のひとつが、やたら撥水性の良い葉っぱだ。
   
ご覧のように雨が降ったあと、葉っぱは水玉をつくって弾ける。
このヒペリカム以外にこれだけ撥水性が良いのは ハス が考えられる。
   
不確かな情報だが、ドイツの某メーカーがこのハスの撥水性を車のボディーペイントに応用したなんて話を耳に挟んだことがある。
   
話を変えるけど、花屋さんで赤い実がなった植物を売っているのを見たことがあるだろうか?
これのラベルを見ていただきたい。この写真は生憎値段だけしか書いてないけど、そこには「ヒペリカム」とあるはず。
(この写真は花屋さんにあったのを、いわば 盗み撮り したのであまり寄れてない。罪な花咲ジジイである)
   
   
買ったことある、という人も結構いるのではないか?
    
さて、ここで植物的に補助線を引いてみよう
    
そこら中の植え込みに元気に黄色く咲いているヒペリカム。
そして花屋さんでチョットすまし顔で売られているヒペリカム。
   
そう、どちらもヒペリカムだ。
微妙に品種が違うので、完全一致とはいかないけど、基本は一緒。
植え込みに咲く黄色い花をしばし気長に見ていると、花屋さんのヒペリカムほどではないにせよ、ちょっと目立った実が夏に実るはずだ。
  
花屋さんのヒペリカムと植え込みのヒペリカム、あなたには結びついていましたか?
  

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