2008年3月15日土曜日

ウィークリー・バジルニュース
      ~Weekly Basil News vol.4
        。
    


この前間引きをするときに、間引いたバジルを捨てるのはもったいないので鉢上げした、と書いたあとどうなってるか。

ご覧になって分かるかと思うのだけど、もともと育てていたポケットティッシュのような容器のバジル君たちはスクスクと育ち、葉っぱはもう食べごろです。

かたや植木鉢に植えたほうは、葉っぱのサイズが半分くらいで色も濃い緑色をしている。
明らかにアンハッピーなシチュエーションと申せましょう。

でも、たった一週間やそこらでこれだけの差がでるっていうのはある意味スゴイと思いませんか?
  
ちょっとショック。
良かれと思ってやったのに。

で、どうしてか?と原因をつらつらと考えてみるに、
①植え替えのときに細かいヒゲ根を傷つけてしまった
②植え替えのときに使った土にいらぬものが入っている
かな、と。

①は、仮にそうだとしてもそろそろ根を再生して元気を取り戻すころである。現にアンハッピーそうではあるが、枯れちゃいないので根にはあまり問題がなさそうに思える。

一番疑っているのが②である。今回鉢上げのときに使ったのはホームセンターで買ってきた「種まき・さし芽 緩効性肥料入り」という土。都会のベランダでは、不本意ながらこういったものを買わざるをえないのである。

で、何でそう思っているかというと、バジルの葉っぱの色とサイズ。
ハッピーなバジル君に比べると明らかに葉っぱの緑の色が濃くて小さい。植物、とくにバジルのように葉っぱが柔らかい草本は「肥料やけ」のように過剰な肥料の影響を受けやすいのだ。
人間でもオトナ、特にオッサンはユンケル黄帝液をガブ飲みして「パワーついたっ!」と満足顔だろうが、赤ん坊にそれをしたらどうだろうか?

改めてその買ってきた土の袋を詳細に見てみると、「醗酵海藻土入り」「貝化石入り」「緩効性肥料」などとアレコレ入っている。百歩譲って前者ふたつがいわゆるオーガニックものであったとして、緩効性肥料はどうも化成肥料のようである。化成肥料は即効性があるけど、それがバジルのように柔らかい植物には利きすぎちゃうのだと思う。

化成肥料を使ったこのバジルを食べるというのは、自分が育てたものとはいえちょっとだけ二の足を踏んでしまう。
世の中オーガニック流行りなのもうなずけるのであった。

*多分ポケットティッシュ状のバジル栽培キットの土にもなんらかの化成肥料が入っていると思うけど

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