冬。
落葉樹は葉を落として休眠中であります。
昨日ご紹介した冬芽なんてのは、樹木の休眠の典型的な図といえる。
そんなお休み中にもかかわらずせっせと働いている落葉樹を見つけた。
いや、せっせと働かされていると言ったほうが合っているだろうか。
それはイチョウ。
ご覧ください、原宿ラフォーレの前の大量の赤と白の風船を。
これは単なる風船ではない。
イチョウの木にネットを掛けてその中に風船を詰め込んでいるんだと思う。
もともとそこにイチョウがあったはず、という記憶がなければイチョウの存在に気付かないほど密に風船が飾ってある。
イチョウの片鱗は根本のあたり。
どうにかイチョウの太い幹が見える。
短期間であれば別にイチョウにとって害になるようなこともないような気がするが何とも大胆なディスプレーである。
通常は電飾を施してキラキラさせちゃうというパターンだと思う。
下の写真も青い光でキラキラしている。
これもイチョウね。
気の毒に、休み期間も引っ張り出されてあらぬ姿で働かされているのだ。
彼らはどう思っているのかなぁ。
目立ちたがり、出たがりのイチョウだとするとまんざらでもないのかなぁ。
2 件のコメント:
ここの大木は、クリスマス頃もゴテゴテに飾りつけられていて、ちょっと可哀そうだと思っていました。
イチョウだったのか・・・。(←とようやく知ったくらいに、木としての姿にあまり接していない気がします)
この付近は都内でもとりわけ派手なエリアだと思いますが、植物をここまで巻き込んではいけない気がする。こういうのはせめて人工のオブジェにしておけばいいのに、と思います。
じゅんぺいさん
コメント有難うございます。
ブログは楽しい面をとりあげて書きましたが、僕ももちろん「?」と思っています。
これを見て「ステキ!」と思う人、そしてこれを考えた人がいるというあたりには一抹の寂しさを感じます。
表参道のケヤキ電飾も理由は分かりませんが最近はなくなりました。
色んな動きがあるものです。
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