2019年6月24日月曜日

モリモリ

植えた当初 3月末

モリモリに育った2ヶ月半後

とあるショッピングセンターにて14基のプランターに花を植えて飾るというイベントをやっている。

第1回目は3月末。

90センチ×35センチくらいのプランターにオステオスペルマム×5苗、バーベナ×3苗、マーガレット×5苗を植えた。

一枚目の写真がそうだけど、まだ苗と苗の間がスカスカ状態だった。

それが2ヵ月半で二枚目の写真のようにモリモリになった。

残ったのはオステオスペルマムとマーガレット。
バーベナは競争に負けてすでにその姿はない。

オステオスペルマムはまだ花も咲いているし、ツボミも沢山見える。

マーガレットは花がらが目立つが、まだツボミも上がってきているし、切り戻しをしてやればまだまだいける健康な状態だ。

実はこの施設ではイベントの一環として3ヶ月に一度植え替える計画をしている。

で、昨日がその日だった。

もちろん新しい苗を準備して植え替えるつもりで、既にある苗は廃棄というプランだった。

ところが、まだまだ元気で健康な彼らを見ていて、これを引き抜いて捨ててしまうのはなんとも忍びない気がしてきた。

そこで、急遽捨ててしまう計画から、彼らを別の場所に植え替えてやる計画に変更した。

(つづく)

2019年6月21日金曜日

年の功?


アジサイの話はまだ続きがある。

折れてしまったアジサイを切って、それはそれで花瓶に活けてみた。

季節感もあってなんだか良いカンジではある。

やったことがある人は知っているかと思うが、アジサイはその頭でっかちからなのか、水の吸い上げが悪い。

花瓶に活けてもわりとすぐに元気がなくなってしまう。

そんなとき、たまたま通りがかりの婦人と話していたら良い知恵を授けてくれた。

「キッチンハイター、砂糖を少々溶かし込んだ水に活けると良い」

なるほど。

察するにキッチンハイターは水を衛生的に保つという意味であり、砂糖はアジサイの栄養分の補給という意味だな。

理に叶っている。

早速、適当な量で試してみたら、確かに花も元気だし、葉もシャンとしている。

丁寧に婦人とは書いたものの、いわゆるオバサマであるが、いやいや園芸好きのオバサマの知恵には脱帽なんであります。

2019年6月20日木曜日

自立支援剪定?


支柱に頼らずにアジサイを自立させる方法。

実は、先日仕事で群馬県の渋川に出掛けた。

地域を花で飾ることに力を入れているようで、道路の中央分離帯に圧倒されるほどのアナベルが咲いていた。

こんな場所でひとつひとつ支柱を施すわけにはいかない。

いわば放置なのだけど、だからといってそれほど大きな問題にはなってなさそうだ。

つぶさに見れば確かに倒れそうになっているけども。

まず第一に沢山の株がまとまっているので、それぞれがお互いに支えあって支柱の役割をしているのではないか、ということ。

あと自分が今回の件で思うのは「剪定」について。

僕は冬に地面から30~40センチ程度まで、強めに剪定している。

これは花壇そのものがそれほど大きいわけではないので、株を意識的に小さくしておきたいということによる。

その剪定した株から春になって新芽がでて、あれよあれよと大きくなる。

その年に出た芽が成長した茎は緑色をして柔らかい。

前年以前の茎は茶色く木のようになっていて硬い。

いわば木化しているのだけど、これが支柱の代わりというがアジサイが自らを支える工夫ではないかと思ったわけだ。

なので来年は地面から80~120センチくらいで剪定してみようかなと思う。

すると茎の硬い部分が増えるので、もうちょっと踏ん張れるのではないかな、と。

分からない、やってみなければ。

何事も「やってみなはれ」なのだ。

時間はかかるけど、それが園芸上達の王道であると思う。

2019年6月18日火曜日

ポキポキ


雨でアジサイ・アナベルがダメージを受けた話。

その後、なんとか立て直した、つもりだった。

しかし、敵は雨ばかりではなかった。

ここ最近、良い風というか、そこそこの風力であった記憶はないだろうか?

枝を支柱に一本づつ結わえたまでは良かったが、それが仇になって株全体のしなやかさ(フレキシビリティ)が損なわれて、枝がポキポキと折れてしまったのだ。

分かりにくいかもしれないが、株全体が柔らかければ、風が吹いても適当にいなしてしまうのだろが、支柱でしなやかさがなくなってしまうとそこでポキッと折れてしまうというわけだ。

結構な数の枝が折れてしまった。

見栄えが悪いので折れた枝は切って花瓶に生けてみた。

ただ花瓶に入りきれないくらいの数だったので、仕方なくゴミ箱へ。

チックショー、なんかやり切れないゾ。

つくづく昨日ご紹介した plant support があればなぁ、と思ってしまった。

たかがアナベルの管理でも色々あるものだ。

ダラーっと倒れたり、ポキポキ折れないためには、どうするか?

そこについては思うところがあるので、また明日書こう。

2019年6月17日月曜日

支え


雨に打たれて頭でっかちのアナベルは無残な姿に・・・

そんな話を書いたが、後日晴れた日に絡んだ枝を解きながら一本づつ起こして、数本目だ立たないように立てた支柱に枝を結んで起こしてみた。

まとめて束ねて結ぶとアジサイの自然な感じが損なわれてしまうので、枝を一本づつ支柱と結んだのだった。

もちろん手間も時間もかかる。

これでざっと一時間くらい。

もっと早くすればできるけど、なるべく丁寧にやりたかったのだ。

この作業をするときに、すぐに頭に浮かんだ欲しいもの、それはイギリスでは普通に売られて手に入る plant support だ。

写真のようなものを土に刺すだけで支柱として機能する。

普通は支柱を2本立てて、そこに紐を張るが、これは設置も除去もワンタッチ。

しかも強度もある。

これを2本組み合わせて使えば株をぐるりと囲んで支えることもできるし、これを一個だけ半身を使うなら、今回の僕のように壁に押さえつけるような使い方ができる。

ホームセンターはもちろん、ネットでも探してみたけど、どういうわけか日本ではこれを見つけることができなかった。

こんなに便利なのに。

日本で支柱などとと検索するとあの金属のポールに緑色のビニールコーティングした味も素っ気もないダサい支柱しかでてこない。

いっぽう英語でplant supports と検索してみると色んなサイズ、形ででてくる。

そう、plant supports はなかなか熱い市場なのだ。

日本にないなら輸入するか、あるいは日本で作って売ったら結構売れるんじゃないかな。

まじめに考えてみようかな。

2019年6月14日金曜日

残念なアナベル



気付いたらほぼ1ヶ月、更新を怠ってしまっていた。

海外出張で不在だったり、イベント仕事やらで、言い訳はあるにはあるけど、それにしてもサボっていた感は否定できない。

1ヶ月あると植物の世界は様変わりで、とくにこの時期は成長が早いので、そのうちブログで書こうと思ったことは、とんでもなく時期はずれになってしまう。

気持ちも新たにリセットして書いていこう。

さて、最近胸を痛めた出来事は先週の大雨で世話をしているアナベルがご覧のように倒れてしまったこと。

頭でっかちで、雨を含むと重みでグワーンと倒れてしまうのだ。

支柱を施したり、株を紐で結んでおくなどの対応が考えられるが、それは事前の話。

いったんこうなってしまったら、雨が止むまで待つしかない。

その後、晴れた日に枝一本一本それぞれ絡み合っているのを解いて目立たないように支柱を施してみたけど、折れてしまった枝も結構あって、なかなかの損害だった。

ちょうど満開になって見ごろのピークを迎えたばかりだったので、とっても残念。

まぁこうやって雨という自然現象にできる工夫をしてやりくりをするのが園芸の醍醐味なんだろうけど。

2019年5月13日月曜日

花がら摘み不要!




花がら摘みについて熱く語ってきたけど、そんな熱さを根本からスルーしてしまうものがある。

これはミリオンベルというサントリーが品種開発したカリブラコア。

このラベルになんて書いてあるか。

「カンタン!初心者向き!暑さや雨に強く、花がら摘みも不要」

なんと花がら摘みは要らないときた。

これまで僕が書いてきたものはなんだったのか。

まぁそんな大袈裟なものでもない。

花がら摘みの目的は「タネにエネルギーが向かわないようにする」「見た目」のふたつだと思うが、花によっては実(タネ)ができないものがある。

不稔といったりもするけど、品種開発をしたものには複製を避けるために不稔性の植物を開発したことも考えられる。

そもそもタネができないのだったら、放っておいていいじゃない。

見た目は?

このミリオンベルの花は小ぶりで、枯れて萎れるとさらに小さくなる。

つまりあまり目立たないので放っておいても大丈夫ということだろう。

なんだか夢のような植物ではないか?

手間の掛からない手軽さが園芸の入り口となって、多くの人が園芸に興味を持てるようになれば良いという思いもあるのだろう。

色んなものが世の中にはある。

2019年5月10日金曜日

国は違っても基本は同じ


これはイギリス。

女性ガーデナーがかがんで一生懸命手を動かしている。

やっているのは、そう、花がら摘み。

ここはある有名庭園で、なかなか広いので全ての花がらを毎日摘むわけにもいかないのだろう。

今日はあそこの花がら摘みをするわよ、というプランに基づいて集中的に作業しているのだろう。

向かって左から右方向へ作業を進めている。

だから左側はきれいだし、右側には茶色に枯れた花がたくさん見える。

剪定バサミでせっせと花がらを摘んで黒いバケツに入れている。

黒いバケツはすでに一杯だ。

これを空けてはまた作業を続ける。

地味な作業だけど、美しい庭園を支えるには不可欠なこと。

何事にも王道はないのだ。

2019年5月9日木曜日

花がら摘みのお手本



ときどき通りかかる表参道のお店。

開店前なのだろうか、そんな時間に複数名の女性がハサミとビニール袋を手に花がら摘みをしているのを見かけたのは一度や二度ではない。

しょっちゅう、こまめに花がら摘みをしているのだ。

これは素晴らしい。

このお店のシステムは良く分からない。

お花係りのようなものがあるのか、はたまた社内の花好きの有志なのだろうか。

あるいは社長の命令で渋々やっているのだろうか?
そうには見えなかったけど。

ともあれこれだけ丹精込めれば結果は自ずと付いてくるというもの。

2枚目の写真をご覧頂きたいが、どうです、ビオラがモリモリでしょ。

なかなかできることではないよ、これは。

これこそが花がら摘みの効果なのだと思う。

花がらを丁寧に摘めば、植物とも向き合えるし、日々のちょっとした変化(異常)にも敏感になれるので、病害虫も被害が小さいうちに手を打つことができる。

単純だけど効果が高い。

やるべし。

2019年5月7日火曜日

まず花がら摘みよりはじめよ

花がら摘み前

花がら摘み後

花がら 達成感
GWだからってわけでもないけど、少々お休みしてしまいました。

今日は「花がら摘み」について。

花壇の花は放置していてもそれはそれで構わないけど、できればより長く、より美しく楽しみたいもの。

そのためには幾つかできることがあるけど、もっとも簡単で基本的なのが花がら摘み。

そもそも植物たちは我々を楽しませるために花を咲かせているのではない。

彼らは雄しべの花粉を雌しべに運んで受粉、受精し、結実させ、次の子孫を残すために花を咲かせている。

なので終わった花を放置すれば実(=タネ)ができる。

植物はタネを作るために、そこにエネルギーを注ぐようになる。

ところが我々は花を楽しみたいのであって、タネを採ることを目的としていない。

であるなら限られたエネルギーはタネではなく、花に向けて欲しい。

ということで見ごろを過ぎて枯れ始めた花は早々に摘んでしまう。

するとエネルギーは次の花を咲かせるほうへと向かうのだ。

よって、花をよりたくさん楽しめるようになる。

そして「美観」の問題もある。

枯れた花は決して美しいものではない。

一番上の写真のように茶色く枯れた花がなんとも汚らしく見えてしまうもの。

2枚目の写真は花がら摘みをした後。

スッキリしたでしょ。

一見寂しく見えるかもしれないけど、ここからしばらくすると新たな花が咲くのだ。

ある程度まとめて花がら摘みするのも悪くないけど、できれば日々の管理のなかで、例えば水遣りをしたりするついでにこまめにやりたいものだ。

作業は単純でつまらないかもしれないけど、雑草取りと一緒で心を無にして没頭できるし、やったことの成果が一目瞭然という達成感もある。

まず花がら摘みよりはじめよ。

2019年4月26日金曜日

寄植え初心者


寄植えをつくったことがありますか?

僕はいちおう「ある」のだけど、世間でいうところの寄植えとは異なり、もっと原始的でシンプルなものだけしか経験がなかった。

つまり用意した鉢のサイズに見合った数の苗を寄せて植えるということで、これはこれで間違ってはいないと思う。

ただ園芸雑誌などで見かける寄植えとは、どこか違う。

植え込む苗の量が異なるのだ。

これまでそういう寄植えを見て「あーあ、あんなに詰め込んじゃって」と思っていた。

鉢に植えたときがスタート時点で、これから植物たちが育っていったらどうなるんだろう?という疑問が拭えなかった。

いや、育たないのかな、スペースがなくて。

なんとなくそれは植物たちが可愛そうに思えた。

もっと伸び伸び育ててあげたい、と。

でも一度自分でもそういう混み混みの寄植えを作ってみようと、先日初めてつくってみた。

7~8号鉢に、ローダンセマム(白)ローダンセマム(ピンク)、ネメシア、オステオスペルマム、ブラキカム、バコパを植え込んだ。

ただ植えるのではなく、まず地際から数センチは意識的に葉をすいて蒸れないようにする。

さらにポットから出した苗の根の余分な土を落として、必要に応じて変形させて鉢の中に全部の苗が納まるようにする。

ポットから出したままのサイズでは絶対に全部の苗は入らない。

で、出来たのが写真のようなもの。

一応、上に伸びるもの、下を這うもの、その真ん中を埋めるものということを考え、色にも配慮してみたつもり。

初の試みだけに、正直なところ出来栄えは60点。

何回か繰り返せば練度も上がると思う。

写真は植えてから20日くらい経ってのもの。

やっぱり植えたてよりも時間が経つと馴染む感じはする。

ただね、やっぱり沢山植えればそれだけコストも上がるし、どうにも窮屈な感じは拭えない。

それはまだ下手だからかな。

2019年4月25日木曜日

イチョウの雄花



春爛漫。

花が止まらない、とういうか次から次へと花が咲き、こっちがついていけないくらい。

ジャスミンが咲き、ヤマブキが咲き、シャガが咲き・・・それはそれで良いのだけど、それらはいわゆる虫媒花といって虫が花粉を媒介する花たち。

虫たちを惹きつけるために派手だし、目立つし、蜜も出すし、香りも放つ。

一方、風に花粉の媒介を頼るのは風媒花。

花粉症の元凶スギやヒノキはその代表格だけど、他にも身近な風媒花がある。

イチョウ、ケヤキといった街路樹たち。

彼らもまさに今花盛り。

写真はイチョウの雄花。

イチョウは雌雄異株ゆえ、雄株には雄花だけ、雌株には雌花だけ咲く。

どうでしょう、葉っぱと同じ色をしている時点でカモフラージュかっていうくらい目立たない。

ニオイもない、小さい、地味。

これが風媒花たる所以。

イチョウの実「ギンナン」はお馴染みだけど、イチョウの花をご存知の方はどのくらいいるだろうか。

今、まさにそれを目の当たりにできるチャンス期なんであります。

是非、ご覧あれ。


2019年4月24日水曜日

最近の心配事


とあるマンションの2階。

ここのベランダにはたくさんの植木鉢、プランターが並べてあって、色とりどりの季節の花が咲いていた。

最近ハタとこのベランダの異変に気付いた。

花がない、緑もない。

いや、緑がないのではなく茶色く枯れているのだ。

ときどきせっせと水遣りをする女性の姿を見かけたことがあった。

狭いベランダにこれだけの植物を育てるとは、よっぽど好きなんだろうなと思っていた。

そんな人が急に飽きてほったらかしにするはずがない。

その女性の身に何かあったに違いない。

健康を害したか、夜逃げをしたのか、なんにせよ身を案じずにはいられない。

それにしても茶色く枯れた植物、とくに地植えではなく100%人間に頼っているプランターの植物が枯れている様子を見るのはなんとも辛いものだ。

2019年4月18日木曜日

終わった苗?


たしかに根はビッシリだけど、枯れたり腐った根はなく、ある意味健全

花壇づくりの苗を選ぶとき「これからの苗」を選ぶか「もう終わりに近い苗」を選ぶか、という問題もあると思う。

誰が考えたって「これからの苗」「これから見ごろを迎える苗」を選んだほうが良いと思うだろう。

でも案外そうばかりでもない気もするんだよなぁ。

元気がまったくなくて、葉のほとんどが黄色くあせて、花芽もほとんどない、のは止めたほうがいい。

でもそこそこ元気があって、葉も立派に広がって、花芽がまだまだあがってくる気配があれば、それはまだ活躍できる苗だと思う。

長く店先に置かれ、小さな仮のプラスチックポットに入れられていると、徒長しヒョロヒョロになってしまっている場合もあるだろうが、そうでないものもある。

一般に節間が詰まってコンパクトな草姿が良い苗といわれているが、あまりこだわらないほうが良い場合もある。

例えば今回選んだローダンセマム。

これは市場からはすでに姿を消し、あるだけ、つまり在庫処分品だと思う。

でも値札を見ると安易な値下げはされずに売られていた。

「もう終わりに近い苗」なんだからちょっと安くなっていれば良いのにと思わないでもなかったが、草全体が健全で、花芽もまだまだ下から上がってきていた。

これは買っても良いなと判断したわけ。

いざ花壇に植えようとポットから取り出したら、案の定、根がグルグルに巻いていた。

いわゆる根詰まりで、あまり良いことではないけど、軽くほぐして植えてやれば問題ない。

見ごろを過ぎた苗であっても「宿根草」であれば、来シーズンに期待して植えるという考え方もある。

今はクリスマスローズなんかは、結構割引して売っているので、ある意味チャンス、お買い得。

夏の間も葉っぱで楽しませてくれるし。

ローダンセマムも宿根草なので、花のあとどうするか。

置いておいて、夏の暑さと冬の寒さを越す体力があるのであれば株はどんどん大きくなっていく。

そうすると新たな苗を植える楽しみは減ってしまうが、苗がどんどん生長する様子を楽しむことができるし、言い換えれば花壇自体を育て成熟させることにもなる。

たかが苗、結構悩ましいんであります。

2019年4月17日水曜日

楽しき花壇づくり


管理している花壇を春~初夏向けに植え替えることにした。

それまで植えていたサクラソウやプリムラジュリアンはもう随分くたびれてしまっていた。

園芸センターに行って物色する。

このプロセスは本当に楽しい。

あれこれと考えて買い物をするのは、服や食料を買うときと似ている気がする。

花壇の苗を入替える場合、「すでにギッチリと植栽プランを描いて必要な苗を買いに行く」「園芸店にあるものを見ながら選んでいく」の二通りがあると思う。

前者は結構難しい。

何時どんな苗が出回るのか、よく理解していないとできないし、それがその店にある保証はない。

どうしてもその苗といってこだわると、なかなか手に入らなかったり、コストアップに繋がってしまったりする。

あるものの中から選ぶほうが現実的ではある。

ただそれは言い換えれば行き当たりばったりということにもなるので、ちゃんと御施主様がいらして事前に内容について確約しなければならないような場合は適していない。

いわゆる「おまかせ」であれば大丈夫。

まずお店全体をくまなく歩き品揃えを確認する。

はやる気持ちを落ち着かせながら、その中から苗を選んでいく。

基準となるのは、もちろん価格の問題はあるけど、色、サイズ(幅・草丈)、風合い(テクスチュア)など。

サイズも購入時のサイズではなく、育っていった場合のサイズをイメージする必要がある。

幾つかの苗をカゴに入れて選びながら、それをお店の床に並べてみたりして様子を確認することもある。

今回選んだのはバーベナ、スカビオサ、イベリス、ローダンセマム、ヘリオトロープ。

もちろんこれがベストとは思わないけど、ある材料で工夫するのが腕の見せ所。

バーベナは成長とともに横方向(幅)にボリュームがでてくる。

スカビオサはひょろっとした花柄が良い感じのテクスチュアだなと。
本当は三尺バーベナ(バーベナ・ボナリエンシス)が欲しかったんだけどなかったので、その代わり。

ピンクのイベリスは珍しいけど、すでに白の定番イベリスが花壇にあるので、良いコントラストかなと。

ローダンセマムは、ちょっと草丈のある植物を入れたかったので。
だってそうじゃなきゃ全体的に平面的になっちゃうでしょ。

ヘリオトロープはなんといってもその色合いかな。
パンチのある濃い紫は花壇の良いアクセントになる。

花壇にはすでにアジサイ・アナベル、ギボウシ、アリッサム、エリゲロン、サルビア・ネモローサ、クリスマスローズなどがあるので、あとはこれらとうまく馴染んで見応えが出ればいいな、という狙い。

これ全部でざっと7000円ちょっと。
安くはないが、高くもない。
まぁまぁかな。

楽しみ、楽しみ。

2019年4月12日金曜日

サルビア咲く



これまで時折お知らせしてきたサルビアレウカンサ。

捨てられそうだった苗を「かわいそう」と救ってきてここに植えたのはもう4~5年位前だろうか。

株は順調に大きくなり、ご覧のようになったが、これまで花が咲いたことがなかった。

一番は植えた場所の日照の問題がある。

あまり日が当たらないのだ。

とくにサルビアの花が期待できる秋頃からは終日ビルの陰となる。

これまでもやっと花芽がついたと思っても、今度は雪に降られて枝が折れたり、寒風にさらされ葉っぱがチリチリになって枯れたりして、どうにも上手くいかなかった。

今回も最初の花が咲いたのは昨年の秋頃だったことは当ブログに書いた。

その後もパーッと全開とはならず、いわば不発状態が長く続いた。

よく見ると全ての枝先に花芽はついていたのだが、それが開かずに3ヶ月くらい経った。

そして最近、春めいて気温が上がってきたことと、季節が進んで一日1~2時間程度ではあるが日に当たるようになった。

するとどうだ。

ご覧のように待ってましたとばかりに花が咲いたではないか。

サルビアレウカンサの花を楽しむにはちょっと変な季節ではあるが、とにかく咲いている事実は事実。

申しあげたように咲かない咲かない、来年こそは、と思いつつ数年が経過したなかで、こうやって咲いた様子を見ると感慨深い。

花芽をつけるために短日処理をしたり、雪の予報で対策を施したりしたことが報われた気分だし、これを通じて本で読むだけでは得られないない貴重な体験(勉強)ができたと思う。

経験に勝る勉強はないと思う出来事でありました。

2019年4月10日水曜日

薄利多売のマリーゴールド




東京では冷たい雨が、地方によっては積雪もあったという肌寒い一日だった。

明日からはまた少しづつ暖かくなるそうで、本格的な園芸シーズンに突入しつつある。

園芸店に行けば色んな花が売っている。

もちろん値の張る苗もあれば、比較的廉価で売られている苗もあって、価格の幅は結構広い。

高いものはえてして品種登録された、いわゆるブランド苗。

たとえば普通のペチュニアは一鉢150円くらだけど、ブランド・ペチュニアである「サフィニア」などは一鉢350円~400円くらいする。

品種登録の有無に関わらず高い苗もあるし、お手ごろな苗もある。

お手ごろな苗としては、ニチニチソウ、パンジー、ビオラなどがあるが、マリーゴールドなんかも結構お手ごろ価格な部類だと思う。

末端価格で150円だとすると、仕入値は?仲買などの仲介が入れば入るほど中間コストが上がる。

150円で売られているマリーゴールドは生産者は30円とか50円くらいで出しているんじゃないのかと想像する。

タネをまいて、数ヶ月手塩に掛けて、毎日水をやって、それだけの手間を掛けて30円とか50円で果たして割りが合うのか?

他人事ながら心配になる。

まさに薄利多売の世界か。

ガラス温室いっぱいにマリーゴールドを育てているのを見て、ふとそんなやるせない気持ちになった。

野菜や果物もそうだけど、花を含めた広い意味での農業はもっともっと報われて然るべきと思う。

じゃないとやりたいという若い世代がいなくなってしまう。

だから付加価値のあるブランド苗なのかなぁ

花冷え

どなたかの敷地内なので、遠目に往来からパチリ

なんというか、ゴージャス

花冷えっていうのか、なんとも肌寒い。

風もけっこう強かったりして、はらはらと花吹雪。

散った花びらが川面に浮かんで花筏(はないかだ)。

花冷え、花吹雪、花筏・・・よく言われるがいろんな表現があるものだ。

パッと咲いてパッと散る、今年のサクラもそろそろ見納めかな。

サクラばかりが花ではない。

ウメ、モモ、サクラ、ボケ、ヤマブキ、ハナカイドウ、ピラカンサ、サンザシ、カリン、アンズなどなどこの時期に咲くバラ科の花は結構たくさんある。

イスラエルで見かけたのはアーモンドの花。

アーモンドチョコレートのあのアーモンドはバラ科の高木で、モモのような淡いピンクの花が咲くのをご存知だろうか?

初めて見たときは
「へー、これがアーモンドなのかぁ」
と妙に感心したのを覚えている。

前置きがずいぶん長くなってしまった。

この前見かけたバラ科の花、ハナモモ。

源平桃とかいって源氏と平氏それぞれ異なる赤と白の花が一本の木に咲くというのは知っていたし、白と赤の中間であるピンクが混ざることも知っていたけど、ここまでハッキリと、しかも沢山花が咲いているのは初めて見た気がする。

オシロイバナなんかも一株に異なる色の花が咲いたりするけど、不思議なものだよね。

どうなってんのか、どうしてこうなるのか知りたいものだ。

2019年4月4日木曜日

千鳥が淵のサクラ



なんだかサクラの名所案内みたいになってしまったが、東京の代表的なサクラといえば千鳥が淵。

昼間はお濠に浮かぶボートに乗る様子が有名だけど、夜はライトアップされた様子がなかなか壮観。

闇に浮かび上がるピンクのサクラ、お濠が鏡のようになってピンクのサクラが写るのもいい。

名所だけに上野動物園のパンダ舎みたいな人の多さだけど。

そんな人ごみのなかで、女性を口説いている男性がいたり、愛を語り合う恋人同士がいたりすのも興味深い。

サクラは人をロマンチックな気分にさせるのか。

2019年4月1日月曜日

石割桜


たしかに石が割れている

三春の滝桜を見た話にはその前の話がある。

青森から車を借りて、東京まで南下する途中に立ち寄ったのが福島県の三春の滝桜。

福島に向かう前に岩手にも足を伸ばしたのだけど、せっかくなので有名な桜を見ておこうということに。

盛岡といえば石割桜。

樹齢360年ほどといわれる立派な桜は、確かに根元の石を割って出てきたように見える。

なんでこういう風に育ったのか不思議な桜だけど、なんともいえない生命力を感じる。

2019年3月29日金曜日

三春の滝桜



都内のサクラはほぼ満開に近い。

サクラに心躍るのは、日本人としての血みたいなもののような気がする。

ただ自分の性分として、あまり騒がれるものには、つい距離を置きたくなってしまうアマノジャクなところがある。

日本三大ナントカって色々あるけど、日本三大サクラと称されるものもある。

三春の滝桜(福島県)・山高の神代桜(山梨県)・根尾谷の淡墨桜(岐阜)

どれも素晴らしいが、わざわざ出掛けて見るほどの欲求はなかった。

ところが2015年の春、2人のイギリス人と日本を縦断したときに、ちょうど福島県にいた、しかもサクラの時期に。

イギリス人2人がこのサクラを見たいというので、渋々出掛けたのだった。

渋々とか、気乗りしないのは混雑しているだろうから。

行列をするのが苦手なのだ。

だから人気ラーメン店にも行ったことがないし、浦安の巨大レジャー施設にも自ら率先して行ったことはない。

で、実際に三春に出掛けてみると・・・

まずちょっと離れた大きな駐車場に車をとめて、そこからシャトルバスがある。

この時点で嫌な予感がしたが、実際に到着してみると確かに人はいるが、想像していたほどの混雑ではなかった。

それよりも好天に恵まれ、ほぼ満開の滝桜を見ることができて大満足だった。

なんだ、この程度の混雑で、こんなに素晴らしい桜が見れるのであれば、三大桜の残りふたつにも今度行ってみようかなと思ったくらい。

思っただけで、その後まったく行けていないけど。

あれから4年、改めて時が経つのははやいなぁなどと桜が咲くたびにイギリス人とのあの旅を思い出すのである。


2019年3月27日水曜日

セイヨウアブラナの葉



前回、セイヨウアブラナの特徴についてお茶を濁してしまったけど。

黄色い花びらが4枚、という意味では広くアブラナの花としておけば良い訳で、セイヨウアブラナだろうが、セイヨウカラシナだろうが、普通のナノハナだろうが構わないとは思うけど。

一応、調べてみたらばセイヨウアブラナは葉の基部が茎を抱くように付いているのが特徴のようだ。

そうやって見てみると、たしかに。

葉のつき方って、結構特徴が出る場所だよね。

ひとつ覚えた。

2019年3月25日月曜日

セイヨウアブラナ


サクラも咲き始め、春本番である。

まだ朝晩冷え込むけど、そこは三寒四温。

バーっと一気に春になるよりも、ゆるゆると春が進むほうが好ましい気がする。

そのほうが「あっアレが咲いている」「コレはまだこれからかな」と考えたり味わったりすることができるでしょ。

そんなことを考える間もなく、気付けば緑が深くなっているというのはままあること。

さて、土手を見ると黄色い花が咲いていた。

これは恐らくセイヨウアブラナ。

菜の花には変わりないが、細かく見るといわゆるナノハナ、セイヨウカラシナ、セイヨウアブラナなど種類があるものだ。

なにが違うの?

そんなことをゆっくり考える時間が欲しいと思う春の訪れであります。

2019年3月21日木曜日

平成最後のサクラ咲く


都内のサクラが公式に咲きました、そうです。

一昨日だったかな、靖国神社の標準木にマスコミが集まっていたと書いたのは。

昨日はいよいよ開花か、ってんでさらにマスコミが集まったらしいが、4輪ほど咲いているが開花宣言の基準(?)である5,6輪には至らなかったので開花宣言は出さないとなったらしい。

そして今日の開花。

開花宣言の基準ってたって、5,6輪ってずいぶん曖昧じゃない?

5輪なのか6輪なのかどっち?、なんで4輪じゃだめなのか?、昨日は本当に4輪だったのか?

細かく言えば何時時点での開花状況かにもよるでしょ。

まぁいいや。

今日も20度超え、明日も暖かいらしい。

開花と天気・気温は密接な関係があるからこれからアクセル全開でバーっと咲くんだろうなぁ。

パッと咲いてパッと散る。
花の命は短くて。

今日の写真は池袋の自由学園明日館。

この窓から見えるサクラの木がもし満開だったら、それは素晴らしい景色だったのではないかななーんて思ってしまうのでありました。

2019年3月19日火曜日

事件です?

標本木の周辺には囲いがしてある

白パンの阿部リポーター

今日は暖かった。

明日はさらに暖かいらしい。

朝、散歩するとサクラのツボミがパンパンに膨らんでいるのが分かる。

今日咲くのか?

東京でのサクラ開花宣言の元となっているのは靖国神社の標本木。

毎年この時期には多くのマスコミが一本のサクラに押し寄せる。

マスコミの集まり具合からも、まだ開花でないことが分かる。

開花となれば、カメラクルーが6~10隊いるものね。

今日見かけたのは2隊。

うちひとつのクルーは「事件です」の阿部リポーターがマイクを握っていた。

サクラの開花は事件なのか?

なんだか平和な春の昼下がりでありました。

サクラの開花、東京は今週中で間違いなさそうだ。

2019年3月17日日曜日

春が止まらない


ソメイヨシノのツボミもかなり膨らんできた。

名物カワズザクラはもう終わりかな。

池袋駅前のバス停横には見た目に鮮やかなカンヒザクラが咲いていた。

春が止まらない。

2019年3月14日木曜日

タネツケバナ



久しぶりにカメラを持って散歩に出掛けた。

改めて思うのは、「もうスッカリ春じゃん」ってこと。

真冬の頃とは違って、色んな花が咲き乱れていた。

花といってもチューリップやサクラといった分かりやすい花ではなく、足元にひっそりと咲く花のこと。

たとえばこれ。

タネツケバナはアブラナ科ゆえ、小さくて白い花びらが4枚。

そんなのは足を止めて、かがまないと分からないこと。

アブラナ科らしく鞘状になった実の中には種が詰まっていて、熟すと実がパチンと裂けて種が跳ね飛ぶ仕組みだ。

タネツケバナ以外にもいろいろ咲いているので是非かがんで見てみてほしい。

2019年3月12日火曜日

花壇は育てるもの?

ひとりで黙々と苗を植え込んでいる

すでにモリモリ。土なんか見えない。

とある商業施設にて。

一人の男性がせっせと花壇の花を植え替えていた。

別になんの問題もない・・・

と思われる方が多いと思うが、僕は思わず足を止めた。

なぜか。

それは苗の数の多さ。

確かにプランターとしては大きいが、それにしてもこんなに花苗が必要なのか?

しばらく見ていたけど、どんどん植え込んでいく。

土が見えないほどにビッシリと。

ここは議論の分かれるところだ。

花壇は植えたときがスタートであり、植物が育つスペースを確保して、その成長する様子を楽しむというのが一つ。

もう一つあるのは、植えたときが出来上がりであり、そこから適宜手を入れて管理する。
場合によっては植えたものを後に間引いたりしたりする。

どちらが良いとは一概には言えないけど、普通に考えれば植物の生育を見越して株の間隔を適当におくというほうが理にかなっているように思える。

沢山植えれば、それだけ苗が必要となりコストが上がる、苗が密生しすぎて風通しが悪くなり蒸れによって枯れたり病気になったりする。

ただし、こういう商業施設は常に輝いていなければならないという悲しい宿命がある。

2ヵ月後にちゃんと見ごたえのある花壇になるから、それまでしばし我慢してね、という論法は成り立たないのだ。

お客様を迎える都合上、常にベストでなければならない。

だからこれだけの数を植え込むのは理解できる。

理解できるんだけど、どこかやるせなさを感じてしまうのだ。

また時間をおいてこのプランターがどうなるのか、様子を見に行こうと思う。