2018年12月11日火曜日

ガードレールを飲み込め


昨日の続き。

プラタナスがガードレールを飲み込むっていうのはこういう感じ。

これはまだまだ序の口で、もっとガブッといっているのをたまに見かける。

プラタナスは最近街路樹として良く使われるが、街路にはガードレールがつきもの。

大きくなるプラタナスのそばにガードレールがあるのは分かっていることで、こういうことが頻繁に起きることになる。

これが数年後、十数年後にどうなるのか。

プラタナスを伐採するときにはガードレールが邪魔になり、ガードレールを撤去するときにはプラタナスが邪魔になる。

さぁどうする?

2018年12月10日月曜日

なかなかの生命力



とあるお宅の前を通りかかった。

塀ぎわにあるのはモクレンか、はたまたコブシか。

それ自体は珍しくもないので通り過ぎようとしたところ、目の高さよりもちょっと上の異変に気付いた。

木の幹の半分くらいが塀の上にのかっていたのだった。

木が生長する際に塀があって、塀を避けるように幹を太らせていったのだと思われるが、こうなるにはかなりの年月が必要だったはず。

なんたって幹ひとつ分まるまるなんだから。

木の幹には導管と師管という管(くだ)があって、それで水や養分のやり取りをしている。

この塀に接した部分ではもちろん水や養分のやりとりは無いはず。

そうなると本体と繋がったほうでそういうことをしているのだろう。

大した生命力である。

ただし、強度としてはどうだろうか。

ここまでになる間に台風などの悪条件もあったと思うが、それなりに凌いできた。

パッと見た目には健全な木だけど、この木に登るかと問われれば登らないなぁ。

こういう感じはプラタナではよく見かけるけど、モクレンあるいはコブシでは初めて見たなぁ。

2018年12月6日木曜日

スリムなケヤキ

こんなにスリムだけどケヤキ


ケヤキといえば普通はこんな姿

イチョウのトンネルは都内のどこでしょう?という先日のクイズ、まさか正解が出るとは思わなかった。

コメント欄に投稿を頂いたのだけど、田園調布ではとのご指摘、大正解です。

スゴイなぁ、なんで分かったんだろう。

たぶん田園調布にお住まいの方ではないかと勝手な想像をする次第。

じゃなきゃ分からないと思うような写真だったはず。

ともあれ、いわゆる名所でなくても素敵な場所はたくさんあるよ、ということが言いたかった。

さて、ケヤキは街路樹としては定番、お馴染みの木であります。

普通ケヤキというと思い出す樹形はどんなものだろうか?

街路樹はかなり強剪定されてしまって、本来の樹形とはかけ離れてしまうことがあるけど、普通ケヤキといえばマッシュルームのようなシルエットをしていると想像できるでしょう。

ところが今日の写真を見てほしい。

枝が上を向いていて、樹形がホウキ型になっているでしょ。

これはケヤキらしからぬ樹形だけど、これはケヤキの新品種で「むさしの1号」というものだと思う。

新品種とはいっても世に出回るようになってかなり経つ。

枝を横に張らないので都会の限られたスペースでもストレスが少なく育つ。

木にストレスを掛けずに管理も楽という利点がある。

ブツブツの強剪定は木にはすごいストレスなのだ。

2枚目の写真が従来のケヤキの姿であることを思えば、こんなシュッとした姿をしたものもケヤキだなんて知らないと騙されちゃうね。

2018年12月5日水曜日

名所に負けない


なんなんでしょうか、昨日の陽気は。

小春日和なんてもんじゃなかった。

夏でしょ、あれは。

12月であんなに暖かいなんて、地球はどうなってしまうのだろうか。

大寒波がやってきたり、氷が溶けて水位があがって街が水没したり、どんな異常が起きるのか先行きが不安である。

さて、この暖かさで紅葉も遅れているなんて聞く。

都内の紅葉の名所のひとつ、神宮外苑絵画館前はイチョウで有名。

たしかイチョウ祭りなんてのもやっているはず。

名所だけに人も多く、それがやや興ざめという事もある。

なにもそんな名所に出掛けて人ごみに揉まれなくても、身近なところに意外と紅葉(黄葉)が楽しめる場所があるものだ。

写真をみてください。

見事な黄色いトンネル。

これは都内ですが、どこでしょう?

ちょっと考えてみてください。

後日発表します。

当たったらスゴイなぁ。
(ヒント:大田区)

2018年11月28日水曜日

日当たり良好





ランタナ。

暑さにめっぽう強くて、昨今の猛暑でも元気に咲く花としてよく見かけるようになった。

今日も11月にしては気温は19度ということで暖かったこともあって、こういう夏に活躍する花がまだ元気に咲いている。

別名、七変化とも言われるように花の色が微妙に変化するし、多様である。

ありがちなのは黄色、そしてピンク系の淡い色。

ここの花壇では真っ赤な花が。

これは目を引いてなかなか良い色だと思う。

挿し木で増やしてみたいものだ。

一番上の写真、右が黄色のランタナで真ん中の赤いのはランタナではなくピラカンサの実。

そのピラカンサの左横に隣接しているのが赤いランタナ。

初めは小さくても、常緑の潅木のように年々株が大きくなって見ごたえが増す。

ここでのポイントはお気づきかもしれないが「日当たり」。

南向きで前面が道路なので一日の多くの時間日が当たる。

これはランタナにとっては最高の場所。

ああ、ここに先日ご紹介した伸び悩むサルビアがあれば・・・

気を良くしてモリモリ花を咲かせることだと思うのだけど。




2018年11月22日木曜日

咲くには咲いたが何かが足りない

咲くには咲いたがなんともショボイ感じ

今のところこんな感じ

そんなわけで花芽をつけたサルビア。

ほぼ全ての穂先に花芽をつける成果を得た。

そういう点ではよくやった。

でも見てみてください。

開花しているのはほんの僅か。

なんちゅうか、こう爆発的な見ごたえのある姿にはなっていないのである。

花芽はたくさんついているのに何故?

またここで知恵を絞ってみる。

たぶん、日照が足りないのだ。

ここはビルの陰になっていて、日中ほぼ直射日光があたらない。

サルビアは総体的に日当たりを好む植物なのでこれが原因と考えられる。

これをどうやって解決するか?

植木鉢に植わっていれば日当たりの良い場所に移動すれば良いのだけど、こればかりは何ともならない。

大きな鏡で日の光を反射させて日照を確保するか。

・・・あまり現実的でない。

こうなるとやはり植える場所というのがいかに大切なのかが分かる。

せっかく花芽がたくさん付いてあとは咲くばかりなのに。

あとは辛抱強く経過を見守りたい。

頑張れ、頑張って咲いてくれい。

2018年11月20日火曜日

サルビアの花を咲かせたい(後編)

花の咲く気配のまったくないサルビア

案外暗くならない保冷素材

アルミホイルは完全遮光

わははは、見よ、花芽だぞ!!

サルビアが咲かない。

どうしてなのだ?

理由を考えてみた。

サルビア・レウカンサは短日植物ということにたどり着いて、ハタと膝を打った。

このサルビアが植えられている場所は商店街のような場所で夜な夜な明かりが絶えない。

短日植物とはある一定の日の短さ(正確には夜の長さ)を感じ取って花を咲かせる植物たちのこと。

ところが四六時中明かりに照らされてる場所では夜を感じることができずに花芽をつけられないのではないかという仮説を立てた。

ではどうやって夜を与えるか。

植物たちはどこでこういった日の長さ、夜の長さを感じているかといえば「葉っぱ」で感じている。

なので葉を覆って闇を作り出せればいいのでは?

ところがサルビア・レウカンサは草丈が1メートル少々、さらに幅もあるので段ボール箱を被せるわけにもいかない。

そこで保冷でよく使う銀色のシートで覆ってみた。

ところがこれが見た目ほどに遮光性がないことがわかった。

透かしてみるとスケスケに明るい。

で、どうしたか。

アルミホイルで葉を一枚一枚覆ってみたのだ。

もちろん葉っぱ全部を覆うわけにはいかない。

ざっと30枚くらいかな。

結構地味な作業で、これを夕方5時くらいに施して翌朝9時くらいに取り除いた。

たった一晩だけ。

で、その効果は・・・・

見てください、ちゃーんと花芽が付いたのだ!!

やってみるもんだなぁ。

面白いなぁ、試行錯誤って。

奥深いなぁ植物って。

またひとつつまらん経験を通して学んだぞ。

2018年11月15日木曜日

サルビアの花を咲かせたい(前編)


日本家屋に映える紫色の花も赤い花もともにサルビア。

紫色のサルビアはサルビア・レウカンサ、別名メキシカンセージ、はたまたアメジストセージともいうらしい。

というらしいというのはなんとなく無責任な言い方だけど学名以外の名前は人々が勝手につけて定着していくパターンが許されているのでその全てをカバーしきれない。

まぁ呼び名は別として、この紫色のレウカンサを写真のようにたくさん花を咲かせたいと思っているのだけどなかなかうまくいかないでいた。

そもそもは、とある花壇で植えたものだけど、植え替えにともない「不要」となり捨てられる一歩手前のものを助け出して、別の場所の花壇に植えた。

それから時は流れ、かれこれ5年くらい経つだろうか。

今年こそは、と意気込んでは、霜にやられて枯れたり、雪の重みで折れてしまったり。

株は大きく立派に成長して元気なのだけど、どういうわけか花が咲かないままいた。

何か原因があるとしか思えなかった。

(つづく)


2018年11月14日水曜日

悪くないぞ、ツワブキ



秋本番、紅葉全盛の一方で咲いている花はだんだん限られるようになってきた。

秋、日が短くなると咲く・・・つまり短日性の植物が花を咲かせている。

その代表はキクだろうか。

このツワブキはキクそのものではないが、キク科ということでひろい括りでいけばお仲間であります。

でもね、ツワブキィ~?とちょっと声が裏返るくらい、なんてことのない、何の変哲もない花という印象だけど、これが群生していたらどうだろう。

まとまるとそれなりに見ごたえはあるのだなぁ。

ひたち海浜公園のネモフィラみたいなもんか。

ネモフィラ1株だけであれば誰も見向きもしないかもしれないが、一面ネモフィラの絨毯状態になると俄然ひとびとの関心を集めるのだ。



2018年11月12日月曜日

ひとかどの壁面緑化



都内某所、一軒家の壁。

モッサモッサに壁一面緑が。

これはなんだ?

近寄って見てみた。

一種類ではなく複数種類のクライマーで壁が覆われていた。

オオイタビカズラ、ハツユキカズラ、ワイヤープランツ、そして良く分からない何か、最低でも4種類の混植だった。

根元を辿ると、結構太い。

ここまでしっかり育っている様子を見るに、恐らく最低でも6年は掛かっているのではないだろうか。

いや、6年ってことはないな、10年かな。

そしてモッサモッサというのはそれだけ健全に育っているということであり、決してありがちな無秩序ということではない。

キチンと手入れがなされ、変なところにはみ出たりしていないのだ。

これはなかなか凄いよ。

良いものを見せていただきました。

2018年11月11日日曜日

恵みの雨


ちゃんと水をやってくれぃ、という声が天に届いたのか、その後雨が降ったりして気になっていた花苗はどうにか持ち直したようだった。

やれやれ。

で、よく見ると花と花の間にはハナミズキの落ち葉が。

これは大変よろしい。

まず見た目がよろしい。

しかしそんなことだけではなく、これは天然のマルチではないか。

つまり葉っぱが土壌の乾燥を防ぎ、これから気温が下がっても根元はダメージを受けにくい。

夏であれば直射日光を防ぎ、根元の温度上昇を防ぐ。

これがいわゆるマルチ(マルチング:mulching)効果というやつで、分かりやすく例えると布団を掛けているようなもの。

さらには落ち葉なので微生物の活動も期待できる。

ただねぇ、強風が吹けば飛んでいってしまうだろうし、近隣から「清掃がなっていない」なーんて的外れな苦情があれば掃除されてなくなってしまうだろうなぁ。

ともあれプリムラが生き返りました、というご報告です。

2018年11月7日水曜日

腹立つ花壇管理

カサカサ、ぐったり

今ならまだなんとか間に合う、水を!!

プリムラ・ジュリアンが好きとかそうでないとか、そんなことはおいておいて。

街に花があることは良いことだと思う。

そういう意味で、多くの手間と時間をかけて早稲田通りの植え込み花壇に花が植えられたことは喜ばしいことだった。

植えた職人さんたちの労をねぎらいたいとは思う。

しかし!!

数日後、その花壇の惨状を見て胸が痛んだ。

結構な数の苗が萎れていたのだった。

見た目には明らかな水切れ。

よく見れば花壇が全体的に乾いているのが分かる。

カッサカッサだよ。

花の苗を植えたら最後にたっぷり水をやるというのは基本中の基本ではなかろうか。

最後に水をやらなかったのだろか?

まさか、とは思うが、花壇の乾燥具合を見ると水をやらなかったのではないかと疑いたくなる。

やったとして不十分だったのだろう。

あとは管理の問題で水遣りはいったい誰がどの頻度でやることになっていたのだろう。

とにかくこういうのは良くない。

生き物なんだから、ちゃんと面倒を見てほしい。

人々の気持ちに潤いを与えるはずの花壇が、これでは逆効果。

すさむよ、ホント。

やるからにはキッチリやってくれい。

2018年11月5日月曜日

花壇の植え替え

花苗だけど街路樹維持なんだなぁ

おびただしい数のプリムラ・ジュリアン

手分けをして黙々と植える

一列に6株、かなり濃い

JR飯田橋駅前の早稲田通りの植え込みには花が植えられている。

前まではツツジなどが植えられた何てことのない植え込みだったのが、ここ1年半くらい花が植えられるようになった。

良いとは思うけど、多くの人がこの花壇を跨いで通行するので、心無い人がこの花たちを踏みつけることもあると思う。

冬はパンジー、夏はニチニチソウといったところが植えられて、それなりに彩りがあった。

この前通りかかったら、夏のニチニチソウを取り除いて、新たにプリムラ・ジュリアンを植えている作業中だった。

片道20メートル少々、それが道の両側だから総計50メートルくらいの花壇に几帳面に花が植えられていた。

花の株と株の間隔は15センチくらいだろうか、かなり密に植えられている。

作業を行っていたのは交通誘導員のおじさんを除いてザッと6人くらい。

6人がかりでほぼ丸1日掛かり。

結構な作業量であります。

・・・できた花壇は、まぁまぁかな。
このあたりは好みも問題もあるし。

ともあれ花のある暮らしは人に潤いを与えるわけで。

このプリムラたちが育っていくのを楽しみにこのあたりを歩こうではないか。

2018年11月2日金曜日

よく見かけるけど通り過ぎていた草


ちょいちょい見かける身近な雑草。

なんだこれ?

ナガエコミカンソウ(長柄+小+ミカン+草)=トウダイグサ科

もう自分のものにしました。

2018年10月25日木曜日

やってみよう、植え替え

とあるお宅で頼まれてミニバラの植え替えをした。

長いこと同じ鉢、同じ用土で過ごしてきたバラはちょっと元気がなかった。

そこで植え替えをすることに。

ちなみに鉢のサイズアップは行わずそのままのサイズ。


植え替え前に剪定を行う。
枯れた枝、込み入った枝などを取り除き、ざっと高さを揃える。
植え替えたあとに剪定という人もいるはず。
僕は植え替え前のほうが株が小さくなって植え替え作業もしやすいので植え替え前をオススメします。


そっと鉢から株を取り出す。
根の周りの古い土を丁寧に取り除く。
かといって根だけがむき出しにならない程度に慎重に。

ついでに雑草を根こそぎ取り除くチャンス。


鉢に新たな培養土をある程度入れてから高さ、向きなどを見ながら土を足してきめていく。
割り箸などで土を突いて隙間なく入れるという方法を推奨する人も多いが、僕は鉢を持ち上げて軽く地面に数回トントンと落とす。
すると土が沈んで均等に行き渡る。
いうまでもなくテラコッタ鉢の場合は強さを加減しないと鉢が割れるので要注意。

鉢一杯に土を盛るのではなく「ウォータースペース」といって水をやったときに溢れないよう、鉢の淵よりも数センチ下がったところまで土を入れる。
その高さがバラの株元にちょうどくるように。
深すぎず、浅すぎず、これがとっても大切。

樹木を植えるときも深植え、浅植えといっていずれも良くない。


鉢底穴から水が出てくるくらいたっぷりと水をやる。
培養土全体に水が行き渡り、根と土の間に隙間が出来ないようにすることが重要。


あとは日の当たるところにおいてやる。
このときできればポットフィートといって、鉢が地面より浮くようにしてやるのが良い。
すると水はけも、風通しも良くなって根腐れを起こしにくいし、変な病気がはびこったり、カビが生えたりしづらくなる。

やってみよう!

2018年10月24日水曜日

ハロウィン・カボチャ


いつの間にやら定着した感のある不思議なイベント、ハロウィン。

ハロウィンってなんだ?といってキチンと説明できる人がいったいどのくらいいるだろうか?

え、僕?

知りません。

歳のせいか、あまり興味もなく。

むしろ渋谷のスクランブル交差点を占拠している様子をテレビなどでみると興ざめしてしまうタイプ。

バレンタインもクリスマスも、そもそもは日本になかった文化。

それを商機ととらえて、育てた結果ではないだろうか。

そういう意味ではハロウィンはマンネリ打破の新規イベントだったのかもしれない。

しかし、その勢いも少しづつ後退していると聞く。

日本人も飽きっぽいからなぁ。

それはそれとして、ハロウィンといえばカボチャ。

理由は知らないけど。

この前見かけた大きなオバケカボチャ。

驚いたのはその値段。

平気で2万円くらいの値段が付いている。

これはあくまでも装飾用であり、食べられないと聞く。

そんな装飾カボチャに2万円とは。

日本の景気もまだそれほど悪くないのかな。

いやまてよ、これをタネから育てると「2万円-タネ代=儲け」となるではないか。

来年チャレンジしてみようかな。

カボチャ、スイカ、ズッキーニなどウリ科の野菜を育てるには結構なスペースが必要なので都会暮らしの僕には無理なのは分かっているけど。

2018年10月17日水曜日

飲み込まれた表札


この木の名前は×××です、という表札というか看板。

これはこれで木の名前を知ったり、親しんだりすることができるので意味がある。

ただし、これが時として木の敵となることがある。

これはこの前見かけたもの。

表札をガブリと飲み込んでいる。

この手の「飲み込み」が得意な木としてプラタナスが知られているが、シラカシでは初めて見た。

プラタナスなんか、道路のガードレールを飲み込んじゃうものなぁ。

表札そのものを飲み込まなくても、表札を幹に巻きつけるバンドが飲み込まれることが多々あった。

もっと丁寧に言うと、表札をバンドで幹に固定したはいいが、その後幹が成長し肥大してバンドに伸縮性がない場合はこれを飲み込んでしまうのだ。

例えるなら孫悟空の緊箍児(頭の輪)、あるいは点滴注射をするために血管を浮かせるためにバンドで締め付けて鬱血した状態とでも言えばいいだろうか。

木にとって良いわけがない。

そこで最近はそのバンドに伸縮性を持たせたバネ製のバンドも見かけるようになった。

幹が成長するとバネが伸びてストレスフリー。

ストレッチなしのパンツにベルトをしてお腹いっぱい食べると辛いけど、ゴムで伸びるジャージだと楽でしょ。

とにかく、植物の立場にたってあれこれと思考することが大切なのだ。

この飲み込まれたシラカシの表札。

ガッチリ食い込んでいるので、残念ながら助け出すことはできないし、これを無理に取ったらかなり大きな傷を負うのでそこから腐りが入ったりなどの問題も起きるだろうなぁ。

こうなる前に気付くべし。

2018年10月9日火曜日

Horror

ジジジと不思議な音の発信元であるタッパー

ここだけで2匹動いているのが分かる

ゾウムシの幼虫が出てきた穴


この前、赤城自然園で子供たちとドングリ拾いをしたのは良い思い出。

拾ったドングリをはじめ木の実はタッパーに入れて持ち帰った。
自宅ベランダにて2日間ほど乾燥させて再びタッパーへ。

昨晩、机に向かっていると本棚からジジジ・・・という異音が。

なんだ、どこからだ??

注意深く音源をたどった結果、本棚に置いたタッパーの中から音がしていることが判明。
なんとドングリの中から小さなイモムシが出てきて活発に動き回っていたのだった。

しぇーっっ!!
ゾウムシの類がドングリに卵を産みつける話はよく知っているので大して驚かないけど、静寂な自宅本棚からジジジってのはちょっと勘弁してほしい。

今朝ベランダで恐る恐るタッパーを開けてみたらなんとイモムシが6匹も!!

しぇーっっっ!!
まぁ多少なりともこういうことは予見していたので密閉性のあるタッパーに入れていたのだけど、もしこれがオープンな状態で本棚を我が物顔で動いていたら・・・

ホラー(Horror)だよ~

2018年10月4日木曜日

10月突入

前日の下見で採取した赤城の実たち

これが旅する蝶、アサギマダラ

台風やら、地震やらで困ったもの。

気付けば10月となり、あれだけ暑かった夏が遠い昔のように思えなくもない。

でも相変わらず蒸し暑いけどね。

ここ最近はどうしていたかといえば、とくに変わったこともなく相変わらずなんだけど。

この前は初秋の赤城へ。

子供たちと楽しく秋の実を拾おうと思っていたのだけど、当日は生憎台風の影響で濡れながら、時間を短縮しての開催となった。

雨だからねぇ・・・と果たして楽しめるのか心配していたのだけど、いざ始まってみると子供たちは雨などどこ吹く風といった感じで嬉々としてドングリ拾いを楽しんでいた。

こういのは理屈抜きにシンプルに楽しいものなのだね。

雨脚が弱まったときには、フジバカマを目指して大量に飛来しているアサギマダラのマーキングに興じていた。

アサギマダラは群馬あたりから台湾くらいまで旅をするらしい。

そのあたりはまだまったくの謎に包まれているらしいが、こうやって蝶にマーキングしてどこで発見されたかによってその謎に少しでも近づこうとしているわけだ。

・・・ということで、秋。

気持ちの良い季節になってきました。

どんどん外に出掛けましょう。

2018年9月26日水曜日

ヤバいカラタチ



急に秋めいてきました。

この前の連休は日帰りですが長野県松本市に出掛けていました。

まさに秋晴れ。

通りかかった小学校では運動会をしていましたが、昭和生まれの身としてはなんか懐かしい雰囲気の運動会でした。

澄んだ青い空に黄色い実が映えて。

これはカラタチ。

ミカン科の落葉樹ですが、特徴はなんといってもその鋭いトゲ。

トゲを強調したくて青空をバックに撮ってみた次第。

これは本当に鋭くて危ない。

剪定するときは皮手袋とゴーグルが必須。

普通の軍手では役に立たないし、誤ってトゲが目を突いたら失明しかねない。

ヤバイ植物なんでございます。

これだけトゲトゲしいと何の役に立つかというと、そう、防犯。

これで生垣を作れば防犯効果はかなり高い。

これをすり抜けようとしたら血だらけになること必至。

機能性を備えた素晴らしい植物とも言える。


2018年9月20日木曜日

ウルシに非ず、ニワウルシ

葉の様子は確かにウルシっぽい

ニワウルシのタネが飛んできたという話。

タネが落ちていたところからは、どこにもニワウルシは見当たらない。

強いていえば、かなり(400メートルほど)離れたところにあるにはあった。

でも落ちていたのはビルの南側。

そのニワウルシはビルの北側。

しかもこのニワウルシには実はついていなかった。

不思議だ。

ところでニワウルシは、その名からウルシの仲間かと思われがちだけどウルシとはまったくの無縁。

ニガキ科というあまり馴染みのない科に属している。

よってウルシにかぶれる人でも大丈夫。

問題は今回のようにタネが無尽に飛散するので、あちこちで野生化(雑草化)するということ。

大きくなってから駆除するのはかなりの困難を伴うので、不要とあれば早期に駆除するのが好ましい。

タネから出て、草丈数センチだったら手で簡単に抜けるでしょ。

何事も早期発見、早期対処がカギなんであります。



2018年9月18日火曜日

空飛ぶニワウルシ


猛暑、地震、台風など最近は天災というか、どうも良くないことが続いている。

台風で関空など都市機能が失われるなんて。

伊勢湾台風の頃とは時代が違うし、インフラなどもかなりしっかりしているのにも関わらずこれだけの被害があるというのは改めて自然の脅威を思い知らされる。

台風の風で瓦などが吹っ飛ぶのだから、植物のタネが飛ぶのはなんら不思議がない。

とあるビルの10階で、こんなものを見つけた。

これはニワウルシの実(タネ)だ。

真ん中のぷっくりしているのがタネで、その両脇のヒラヒラが翼の役割をして風に乗って飛んでいくというわけだ。

種子散布というやつで、風に乗って飛んでいくのはタンポポなどが代表的だが、こうやって実際にビルの10階、約30メートルくらいの高さまで楽に到達するのである。

さらにあたりを見渡してすぐにニワウルシの木が見えるわけでもない。

いったいどこから飛んできたのか。

ビルを壊して更地にするとたちまち植物がはえてくるのを見れば分かるが、世の中植物のタネが飛びまくっているのだなぁ。

ニワウルシもそうだけど、アオギリ、シマトネリコなどそこらじゅうに勝手に生えている木々はこうやって増えていくわけだ。