2017年4月18日火曜日

ここにも春


木の実収集癖がある。

今は新緑の季節だけど、秋には下を見ながら「これは!」と思う木の実を拾ってはタッパーなどに入れて保管しているのだ。

ただし気をつけないといけないこともある。

例えば、ドングリ。

ドングリはその造形美も手伝って、各種取り揃えたくなる。

とくにアベマキやクヌギのような大型のドングリにはグッと惹かれるものがある。

でも気をつけないと、そのドングリの中に虫が卵を産みつけている場合があるのだ。

もちろん拾った時点で明らかに虫の食ったあとがあれば、それは対象外としている。

でも彼らは巧妙に卵を産みつけるのだ。

なので、拾ってきたドングリを放置していたらば、気付くとイモムシがウニョウニョと、という事態は大いにありうるのだ。

これを防ぐためにドングリを煮沸せよだの、冷凍せよだの色んなことを言う人がいるのだけど、効果のほどは確かではない。

それによってドングリ本来の質感が損なわれては意味がないのも、躊躇の理由のひとつだ。

このクヌギのドングリも嫌な予感がしたので、しばらくベランダに放置(乾燥)しておいた。

そうしたらばどうだ、イモムシが中から出てきているではないか。

いわんこっちゃない。

イモムシの母としては、卵からかえってすぐに潤沢な食糧に囲まれ、外敵から襲われる心配のないドングリの内部は絶好の産卵場所だ、というのは素晴らしいアイディアではある。



2017年4月17日月曜日

2年目のサフィニア


暖かく良い季節になりました。

園芸にも精がでる季節。

よく、「何を育てているんですか?」と尋ねられる。

もちろん僕の生業を知って何かしらの期待をして聞くのだろう。

さぞや色んなものを育てていると想像しての質問だろうけど、実際はこのサフィニア(ペチュニア)とブラキカムだけ。

ブラキカムは植栽現場で余ってしまって捨てられそうになっていたのを「拾って」きて育てている。

そしてこのサフィニア。

これは昨年一鉢150円のペチュニアと一鉢350円のサフィニアを同時に育ててみて、いったいどのくらい違うのかを比べるために買ったもの。

150円のぺチュニアは2ヶ月ちょっとで「溶けて」なくなってしまったが、サフィニアは秋遅くまでしっかり咲いていた。

その後も切り戻してベランダで様子を見ていたらば、軽々と冬を越して、どんどん茎を伸ばして花芽をつけて数週間前から花を咲かせはじめた。

2年目。

ペチュニアは一般的に一年草という見方をされているけど、管理をうまくするとこうやって2年目でも元気に花を咲かせるのか、と大変勉強になった。

ただ鉢の中心部に葉が少ないでしょ。

これは一度切り戻しをちゃんとすればある程度リカバリーできるのではないかと思う。

でもこれだけせっかく花を咲かせているのに、ざっくりと切り戻しってのもなんだかもったいなくて躊躇しているというわけ。

本に書いてあることだけではない、「なにか」を実際に育ててみると学ぶことができるよね。

実体験に勝るものはない。





2017年4月14日金曜日

吹雪に筏


気温がグングン上がり、この週末は夏日らしい。

サクラもピークは過ぎたものの、まだ花を楽しめるレベル。

風が強いのでまさにサクラ吹雪。

これが素晴らしいのよね~。

ビデオを撮ったりする手もないわけではないけど、これはやはり瞼に焼き付けて楽しみたい。

さらには散ったサクラが川面に浮かび流れてくる花筏。

これも風流。

GWに向かって本当に良い季節になりました。

2017年4月11日火曜日

大人気の弊害

新宿御苑、新宿門前

この前は心無い支柱に締め付けられて「虐待」を受けているサクラについて書いた。

都内のサクラはそろそろ見ごろを終えて下り坂だと思が、この時期、いつも思うことがある。

サクラが咲いて、春が来たとウキウキするのは分かる。

しかし、一極集中というか、サクラに人々が集まりすぎる傾向を見て、それがどれだけサクラやその周辺にダメージを与えているかと考えるのであります。

この前は、小石川後楽園の長い行列をご紹介したけど、上の写真は新宿御苑。

長蛇の列は単純に人が多いことと、アルコール類の持込検査をしているからであります。

とにかく人が多い。

サクラに人が集まるのはいいが、それはサクラの根の上に人々が集まるということ。

一人一人はせいぜい60キロ位かもしれないが、それが何百人となれば・・・
それがある程度の期間続けば、サクラの根の周りの土はすっかり踏みしめられてカチカチ、コチコチに固く締まってしまう。

これが根にとって良い訳がない。
根が伸びづらくなる、呼吸ができなくなる、水分や養分が土に少なくなるなどなど様々な弊害がおきて、サクラや周辺の植物を傷めてしまうのだ。

実際、新宿御苑に行った友人の話では、あまりに多くの人が繰り出したので芝生が磨り減ってハゲてしまっていたと言っていた。

この時期は入園料を上げるなどして、ある程度人的ダメージを抑制するのも一考かもしれない。

増えた入園料ぶんをメンテナンスなどの維持活動に充てるのもアイディアであろう。

上野もすさまじかったなぁ。

サクラを愛でる一方で、サクラを傷つけているという皮肉、気付いていましたか?

上野のサクラ

2017年4月7日金曜日

サクラ虐待報告


都内のサクラも今週末がヤマ場で、あとは盛りを過ぎて下り坂だろう。

サクラがなぜこんなにもてはやされているのか、諸説あるけど、パッと咲いてパッと散る、いわば散りぎわの潔さのようなものに、もののあはれを感じたりするのだろう。

連日「サクラ」「花見」の話題がテレビなどでも取り上げられ、天気予報でも花見に触れない日はないくらい。

こんなにちやほやされるサクラなんだから、もっとサクラを大切にしてあげて欲しい。

例えばこのサクラ。

ご覧のとおり太い丸太支柱が櫓型にがっちり組まれている。

シュロ縄で結束した支柱ではなくて、ボルトで締め上げているでしょ。

支柱一本一本がどのくらい深く埋め込まれているかにもよるけど、もうこれはビクともしないはず。

そして当初植えつけたときのサクラの幹はどんどん成長して、支柱の枠よりも大きくなった。

しかし、支柱の枠はビクともしない。

結果、サクラの幹は支柱の枠の形(四角形)になってしまった。

四角いメロンやスイカは最近聞くけど、四角いサクラなんてやめて欲しい。

幹はさらに成長を続け、今度は枠を飲み込まんばかりになっている。

この支柱を今取ったらどうなるか?

たぶんこの支柱のあった場所で早晩ポキッと折れると思う。

じゃあ、このままで良いのか?

それも否だろう。

じゃあどうしたら良いのか?

正直、どうしようもないと思う。

こういう思慮に欠けた支柱を施した人(会社?組織?団体?)が悪い。

見たところ樹齢15年くらい、ここに植えつけて5年くらいだろうか。

これまでのこのサクラの人生はまったく無駄なものになってしまう、残念ながら。

基本、支柱はなるべく最低限に。

人間と同じで厳しめに育てたほうが木のためでもあるのだ。



2017年4月6日木曜日

アマノジャク(天邪鬼)


やはり話題の中心はサクラでしょ、今は。

猫も杓子もサクラ、サクラ、というのでいささか辟易とする部分もある。

なんてったってアマノジャクですから、人々が騒げば騒ぐほど心が離れていく傾向があるのであります。

昨日はイギリス人を連れて新宿御苑に行こうとしたけど、新宿門での行列を見て一気に気持ちが萎えてUターンしてしまった。

その点、ちょいと郊外に足を伸ばせばゆったりのんびりサクラを鑑賞できる場所はいくらだってある。

今日も天気がよかったので、昼休みをちょいと利用してサクラを浴びてきた。

風はちょいと強かったけど、暖かくて、寒からず暑からず。

良い季節になったものであります。

2017年4月5日水曜日

お花見にモノ申す


都内のサクラは満開。

天気も良く、気温も高いので、お花見はしたいよね。

お花見に関しては言いたいことはたくさんある。

マナーの問題、サクラの根周辺を踏圧している問題、そもそも酒飲んで騒いでいるだけで花なんか見てないじゃないか問題などなど。

まぁ人それぞれだから、ここでは言うまい。

かねがね気になっていることが別にあるので今日はそのことを。

花見といって敷くのはもっぱらブルーシートでしょ。

これがいただけない、とかねがね思っているのだ。

日本人はどうもこのブルーシートが好きだよね。

庭の手入れにも使うけど、あらゆる場面で見かける。

それだけ汎用性もあって低価格のスグレモノなんだとは思うけど。

なんていうか色気がないんだよね。

英語で花見ってなんていうのかと思って調べてみると
「Cherry Blossom Viewing」
らしいけど、果たしてそうだろうか?

ちょっとピンとこない。

むしろ、これは picnic でしょ、どうしたって。

ピクニックであるからして、レジャーシートを敷いて座る。

伝統的な線を追い求めるならせめて「ゴザ」を敷くべき。

イギリス人だったら、ラグであったり、場合によってはバスタオルなんて敷いて座っていたりする。

ゴザもラグもバスタオルもオーガニックな感じがして柔らかさがある。

対してブルーシートはプラスチックで単一的にブルー。
なんとも無機質でそっけない。

このあたりがセンスがないと思うわけ。

せっかくサクラが美しいんだから、その景観を壊すようなブルーシートは敷いては台無しだよ。

そんなことをいつも思うのだけど、アナタはどう思います? 

2017年4月4日火曜日

旅のお誘い

ルーシー・ボストンの庭

6月に英国ツアーを企画しています。

イーストアングリアの庭園を訪ねる旅ということで6月22日~28日の7日間。

イーストアングリアとは聞き慣れないかもしれませんが、イングランド東部の地域で中心地はケンブリッジでしょうか。

ケンブリッジには2年間住んでいましたので、普通のツアーにはない御案内もできるのでは、と。

ケンブリッジには3泊しますが、街のほぼ中心地にあるホテルがとれましたので、夕食後でも元気があれば石畳の街を散策することができます。

ほぼ夏至のころなので、21時過ぎまで明るいはずでふらふらと歩くには最高です。

庭も限られた滞在期間ながら知恵を絞って見ごたえのある庭を選んでみました。

エッセー「イギリスはおいしい」の林望氏が滞在していたというルーシー・ボストンの家も訪れます。
ルーシー・ボストンの孫娘とは友達なので、彼女が詳しく案内してくれるのではないかと思います。

もちろんロンドンにも2泊します。
キューガーデンにも足を運びますよ。

そんな盛りだくさんのベストシーズンの英国ツアー、よろしければ是非ご参加ください。

詳細、お申込、お問合はセブンカルチャーネットワークまで。




2017年4月3日月曜日

サクラ狂騒曲


げっ、もう4月!

げげっ、3月は花咲ブログを3回しか更新していなかった!!

確かにあれこれと忙しくしていたのですが、それよりもブログで書こうと思ったことが結構沢山あって、さらにそれらが結構内容的に濃かったので、どう書こうかなぁ・・・と逡巡しているうちに時間が経ってしまったのでありました。

早くも4月。
東京では靖国神社のサクラ標本木の開花によって開花宣言が出されたのは3月21日ころだったはず。

その後、気温はあがらず寒い日が続いたせいか、開花は足踏み状態。

4月になってようやくサクラが咲いた、といえる感じになってきた。

昨日はイギリスからやってきた客人を連れて都内を散策していた。

小石川後楽園で日本庭園ってやつを見せてやろうじゃないかと飯田橋から歩いて行って園に近づいてたまげた。

なんと壁沿いに長い行列が。



小石川後楽園はちょくちょく行くけど、こんな行列を見たのは初めて。

一応、最後尾を求めて壁づたいに東京ドーム方面に歩いてみた。

長い。

園の角、東京ドームに近いあたりまで列が延びていた。

整理にあたっていたおじさんに尋ねたら、入園までざっと90分くらいでは、ということだった。

気持ちがすっかり萎えて帰ろうかと思ったら、同伴のイギリス人の意思は固かった。

列は結構進んでいる(動いている)ので並んでみよう。せっかくイギリスから来たのだから。

しぶしぶ(?)列に加わってみたら、たしかに思ったよりも進みが早く30分くらいで入園することができた。

なんだよー、おじさん。帰るところだったゾ。

園内では枝垂桜もほぼ満開。

天気もよろしく、都心であるというロケーションもあってか大混雑ではありましたが、大変満足しているイギリス人の様子を見て、よかったな、と。

これからあと10日間くらはサクラが楽しめるかな。

良い季節になりました。





2017年3月7日火曜日

ミニチュアな世界


この前、とある案件があってリサーチなども兼ねて某園芸店に出掛けた。

いろいろと見ているだけで楽しいし、とても勉強にもある。

最近流行っているのは多肉種やエアープランツだということは知っているけど、ちょっと自分の趣味とは違うんだなぁ・・・

でも興味はあるよ、もちろん。

さらに店内を歩くと、苔玉やサボテンなども。

普段なら通り過ぎるところだが、丹念に見てみると小さくてどれもカワイイ。

なんかこんなのが身近にあるとそれはそれで気持ちが潤うかもね。

園芸といって、庭をもって花壇を作って・・・と大掛かりにやる必要はない。

こういうミニチュアな世界も立派な園芸だといまさらながら気付いた。

盆栽もそうだしね。

これからちょっと気にしていきたいと思ったよ。

こういうあたりに惹かれ始めるあたり、歳をとってきたってことかな。


2017年3月3日金曜日

訳あり街路樹


ふたたび都内。

街路樹のイチョウ。

電線が枝の間を通る様子はいかにも都会的。

東京の街路樹はなんと944,166本植えられており、内訳は
1位 ハナミズキ 62,629本
2位 イチョウ 61,832本
3位 サクラ類 44,704本
4位 トウカエデ 37,055本
5位 プラタナス類 30,786本


あれっ、ケヤキは入らないのか?
実はこれは都内全体の街路樹であり、都道、区道、国道、市町村道に内訳がさらに分かれる。

ケヤキは都道では5位、国道では4位、市町村道で5位となっている。

思ったより順位が低いのでちょっと意外。
思ったより順位が高くて意外だったのがハナミズキ。

全体の1位ってほどあるかなぁ。

まぁいいや、こんどこの結果を踏まえて街路樹を眺めてみよう。

街路樹は国分寺の駅前のサクラ並木のように街の景観を作り出しているケースも多く、地域住民が思いのほか愛着をもっている場合がある。

今回見かけたイチョウに張り紙がしてあった。

『12月に予定していた樹木の伐採については一旦休止し、再検討をしています。』

何があった?
何かがあったんだろうなぁ~。

気になる。



2017年3月1日水曜日

サイカチ



都内某所。

都会である。

都会ではあまり見かけることのない珍しい木を見つけた。

その名をサイカチ Gleditsia japonica という。

なぜ都会であまり見かけないかというと、ご覧のようにとても鋭くて大きなトゲが幹からも枝からもでているからである。

 

こんなのが目にでも刺さったらエラいことである。
 

なので公共の場にこんな危ない木を積極的に植える人はいないのだ。

このサイカチは意外なことにマメ科。

アカシアも鋭いトゲがあるので、マメ科とトゲには深い関係があると分かる。

さらにマメ科ゆえ、実はサヤ状のものがなる。

地面にはマメのサヤが沢山落ちていた。


どれも立派な大きさ。


そしてサヤの中にはタネ(マメ)が入っている。


図体は大きくても、容姿は大きく違っていても、普段慣れ親しんだ枝豆とあまり変わらないってあたりが面白いでしょ。






2017年2月23日木曜日

松ぼっくり


松ぼっくりが売られていた。

ただの松ぼっくりではなくて、かなり大振りなもので長さは30センチ以上ある。

シュガーパインというが、和名はナガミマツとか、サトウマツというのだろうか。
学名は Pinus lambertiana という。

もとはアメリカのものであって、日本に自生はしていないと思う。

ということは輸入ものなのか、この松ぼっくりは。

輸送コストをかけてきただけあってお値段は衝撃の1200円!!


もちろん箱ごとの値段ではなくて、松ぼっくりひとつのお値段でしょう。

松ぼっくりなんて幾らでも落ちていそうなものなのに、こうやってかしこまって店頭に置かれると、いきなり高値がついて、有難がられるというのも不思議な話だ。

大きなシュガーパインコーンの横でフツーの松ぼっくりも売られていた。


こちらも強気の380円!!


なめてんのか!!と思わず声を出しそうになってしまった。

そんな値段で売れるんだったら、これからせっせと拾っちゃうぞ。

2017年2月20日月曜日

神戸

神戸港を見下ろす

気ままなネコ

10日前、仕事で大阪に行ったついでに神戸に足を伸ばしてみた。

実は私、神戸で生まれたのでありました。

昔、祖父母の家があったからなのだけど、祖父母ともに亡くなり、すっかり縁遠くなってしまった。

でも幼少のころの思い出もたくさんあるわけで。

神戸といえば布引ハーブ園があるけど、お恥ずかしながらこれまで一度も行ったことがなかったので、今回初めてロープウエーに乗って行ってみたよ。

ロープウエーは片道切符で。

切符モギリのお兄さんに「片道ですけど良いんですか?」と聞かれたけど、なんのなんの。

実は折りたたみ自転車を持っていったので、帰りは坂を自転車で下ってくる作戦だったのだ。

ただし、事は簡単ではなく、園の出口がかなり離れていて、そこまで重たい自転車を担いで行かなくはならなかったけど。

神戸港を見下ろしながら、風は冷たいが良い気分。

途中、気ままな猫とも遭遇。

思えばこの六甲山を祖母と歩きながら、ドングリ拾いや落ち葉拾いをしたことが、今の園芸に繋がる原体験だったような気もする。

ちょっとセンチメンタルな風に吹かれて坂をサーっと下ったのでありました。

2017年2月17日金曜日

北斜面、その後


春一番が吹きましたね。

それにしても極端。

何もあんなにビュービュー吹くこたぁないじゃないの。

それでまた数日したらストンと気温が下がるんだってね。

もう身体がついていかない。

たぶん植物たちも同じことを思っているはず。

今日は都内でジンチョウゲが咲いていたのをチラリと見た。

もうこれからはどんどん春の花が咲くことだろう。

さて同じネタをしつこくやって恐縮ですが、この前(2月7日)同じ植木鉢のなかにも日当たりの良し悪しがあるよと書きました。

日当たりの悪い北斜面は花つきが悪い、と。

そこで植木鉢を180度回して北斜面と南斜面を入れ替えてみた。

そうしたらどうです。

もうほぼまんべんなく花が咲いたのだ。

2月7日の写真と比べれば違いは明らか。

こうやって見ると植木鉢は定期的に少しづつ回転させるべきなんだと勉強になった。

皆様も是非お試しあれ。

2017年2月15日水曜日

ありゃりゃ


たった数日前に書いた光を求めたツルヒメソバ。

今日通りかかったら、なんと跡形もなく消え去っていた。

もちろん誰かが「除草」したのだろう。

まぁ誰かが花壇のように植えたわけではなく、勝手にはえた雑草だったので、それをキレイにするのは不思議でもなんでもない。

でもねぇ、そんなにやっきになって取り除くほどのものでもなかったのでは?

もっと別に取り除くべき雑草もあったのでは?

などと、思わないわけでもない。

いいじゃんねぇ、草丈が伸びてボーボーになっていたわけでもなく、ひっそりと這うようにして小さな花を咲かせていただけなんだから。

ちょっと残念。

でもねぇ、これで彼らを駆逐したと思ったら大間違いだよ。

根はしっかり残っているので、またあれよあれよと伸びてきて逆襲してくるのは間違いない。

人間VSツルヒメソバの攻防をしばし見守りたい。

無残な姿に・・・・

2017年2月9日木曜日

もっと光を・・・


道路端に繁茂しているのはヒメツルソバ。

野生化していて、もう勝手にはえたってところだろう。

葉も赤っぽいし、花もピンクのポンポンで、全体に紅葉しているようだけど、これは寒さ対策のひとつではないかと思っている。

新芽のなかには赤いものが多いでしょ。
一般には紫外線から守るためといわれているけど、寒さから守る意味もあるような気がする。

さてそれはそれとして。

この数日、植物にとって日の光がいかに大切で、いかに影響があるか、ということについて書いている。

このヒメツルソバのそばを通って「!!」と立ち止まった。

ヒメツルソバが元気に繁茂しているところと、途切れているいるところがあるのだけど、繁茂しているのは日当たりの良いところ、途切れているのは日陰だったのだ。

日陰のところだけきれいに避けるように途切れているのに、正直ちょっと驚いた。

まるで意思が働いたかのように、ハッキリとした違いが見て取れたのだ。

うまく出来てんなぁー。

2017年2月7日火曜日

南斜面と北斜面


植物にとって日当たりはとても大切という話。

ご覧の鉢植え、何か気付きませんか?

植えてあるのはブラキカムというキク科の花だけど、花が咲いているのは鉢の半分側に集中しているでしょ。

半分には花が咲いていない。

日当たりの良いベランダなので、全体に日当たりと言う意味では「公平」だと思われた。

しかし、この状況を見て、盛り上がって山のようになった草姿の「南斜面」は日当たり良好で花が咲いていて、「北斜面」は日当たりが十分でないので花が咲かないのではないかと思い当たった。

そこでこの鉢をグルッと180度回転させて南斜面と北斜面を入れ替えてみた。

その後10日程度経って見てみると、それまで花の咲いていなかった北斜面側にも花のつぼみが沢山つきはじめていたのだ。

へーーー

こういう経験をすると日当たりの大切さはもちろんだけど、日当たりの良い場所だから大丈夫っしょ、という安易な発想は誤っていると分かる。

こういう鉢は定期的に少しづつ回転させて、鉢全体にまんべんなく日が当たるように工夫するのが吉だと言えるのだ。

繊細だねぇ、植物たちは。

2017年2月6日月曜日

短日処理


インフルエンザ、お陰様でなおりました。

罹患者数160万人なんて言っていた数日後には200万人を超えたみたい。

とにかく流行っているのでご注意を。

さて、しつこく書いているサルビア・レウカンサの件。

低温障害にやられて、もうずいぶん切り戻して、ひょっとして芽吹いて・・・なんて一縷の望みをもっていたけどダメみたい。

それはそうと、秋口から上の写真くらい咲くことを期待していた。

ところが待てど暮らせど花の咲く気配がなかった。

サルビア・レウカンサなんてそんなに難易度が高いはずもないのに、オカシイ。

調べてみたら「短日植物」で、夜の長さが一定時間異常確保されないと花芽がつかないらしい。

実はこのサルビアは商店街に程近い場所、さらには街灯の真下にあったのだ。

つまり夜の間もけっこう明るいのだ。

これでは夜であると認識しづらく、それが花芽のつかない理由ではないかと睨んだ。

そこで人工的に夜を作り出す「短日処理」を施すことにした。

1メートルを超える草丈だったので、これ全体にカバーをするのはかなり難しい。

そこでご覧のようにアルミホイルを葉っぱ数枚(8~10枚程度)に夕方16:30くらいに付けて、翌朝8:00くらいに外してみた。


たった一回。

そしたら、どうですか。

なんと2週間くらいでほぼ全ての茎の先端に花芽ができていたのだ。


嬉しかったねぇ。

これでワッサワッサと紫色の花が咲きまくるのか、と期待に胸を膨らませた。

ところが、その後待てど暮らせど花芽のままで花を咲かせたのはほんの2本くらいだった。

温度が低いのか、日当たりが悪いのか、短日処理が足りないのか・・・・

自分が思うに、日当たりが悪いのが理由ではなかろうかと。

この場所は夏場は数時間日が当たるのだけど、冬場はほとんど当たらない。

日照が不足すれば、温度も低いという条件もついてくる。

このあたりが問題なのかなぁ・・・・

と、次なる知恵を絞ろうとした矢先に低温障害にあって葉がチリチリになって切り戻さねばならない事態になってしまった。

満開にトライするのはまた来シーズンに持ち越されてしまった。

園芸ってやつは、こうやって試行錯誤するのが楽しいんだね、きっと。

一筋縄でいかないあたりを、どうやって克服するかが面白い。



2017年1月30日月曜日

160万分の1


ポンポンポーンと調子よく更新してきたのに、ここにきてインフルエンザになり、またちょっと足止めです。

悪寒、倦怠感がハンパなかったので診てもらったらA型でした。

薬のお陰で楽になりましたが、しばし自宅謹慎です。

インフルエンザ罹患者はどうも160万人を超えているらしく、自分もそのなかに入っちゃったのか。

まだまだ流行るらしいので皆様どうぞお気をつけて。

予防注射はもうどの病院もやっていないと思いますが、あとは手洗いとうがいですね。

あっ、予防注射もしていたし、もちろん手洗い、うがいは気をつかっていたんだけどなぁ・・・。

あとは気力体力の充実かな。

2017年1月26日木曜日

日本式プラントサポート


たしかにイギリスには小洒落たプラントサポートがたくさんある。

日本にはないのか?

この前、見かけたのだ、良いやつを。

写真では分かりにくいと思うが、花壇の真中にあるのはキク。

キクも茎が伸びて、紐でしばっておかないとだらしなく広がってしまう。

ところがこのお宅ではどうしていたのか?

家に植えてあるカキの木の枝を利用していたのだ。

カキの木の枝は真直ぐにシュッと伸びる。

一年で1メートルくらいは楽に伸びるので、剪定した枝を取っておいて、それを花壇に数本挿してそれぞれの枝を麻紐で結んでプラントサポートを作っていたのだ。

これがなんとも絶妙に庭に馴染んで良いカンジだったのである。

白いビニール紐ではなく茶色い麻紐を使ったのもポイントね。

要するに自然素材をうまく使えると庭によく馴染むってことなんだと思う。

先日書いたようにハシバミやヤナギの枝を使うのはイギリスでの常套手段だけど、東京にハシバミはなかなかないものね。

でもカキなら案外近くにあるんじゃない?

同様に、ナンテンの枝をプラントサポートに使っています、という声も聞いた事がある。

真直ぐにシュッとなっている枝ならなんでも良いわけだし、仮に多少曲がっていてもそれはそれで味になる。

こういう発想は、リサイクルでもあるので、どんどん取り入れたいよね。