2018年5月26日土曜日

住めば都



こんなところに根を張って、なんて健気な・・・

そんな風に思ったことがあるかもしれない。

確かに。

なにもこんな場所でなくても、もっと快適に過ごせる所があるのでは、と思いたくなる。

でも、これは考えようによっては彼らにとって、とても快適な場所なのかもしれない。

周りに何かが茂って日陰になることがない。

人や車に踏まれることがない。

根を張っている場所は乾燥しづらいだろうから水には困らない。

競争相手が少ない=快適な場所、となるのかもしれない。

何事も人間の価値基準で考えてはいけないのだ。



2018年5月23日水曜日

日々成長

3月30日

4月6日

4月21日

5月21日

いい季節になりました。

新緑もかなり濃くなってきて、「新」ではない緑になってきた。

花壇の植物たちの成長も著しいものがある。

昨年植えたアナベル。

昨秋に剪定を施して、かなり小さくした。

冬の間は割り箸のような感じで、大丈夫か?とちょっと不安も感じないでもなかった。

ところが4月に芽吹いてから、あれよあれよと大きくなって、ご覧のとおりモッサリした。

花芽も早くについて、ぼちぼち咲き始めた。

植物が生長する様子は本当に楽しみ。

手前のギボウシもそうだけど、こうやって植物たちは成長し幅も増えていくことを考えて植栽プランは立てていかねばならないと改めて思う。

3枚目の4月21日に写っている白い花はオステオスペルマム、赤いのはキンギョソウ。

これらはアナベルの葉が生茂っていく過程で完全に負けてしまった。

キンギョソウは諦めたけど、オステオは花壇の別の場所に植え替えてあげたら再び花を咲かせ始めた。

多年草を育てて年々大きくしていくのも良いけど、スペースに限りがあるので一年草も効果的に使って季節の花を楽しみたいなぁ。

2018年5月21日月曜日

これなんでしょう?


この前、赤城自然園に行ったときのこと。

これなんでしょう?

仕事柄「これなんでしょう?」とよく訊ねられる。

知っているものなら、なんら問題ないのだけど、もちろん植物全てを知り尽くしているわけではない。

そして、ときに珍問・奇問にも遭遇する。

花が咲いていたり、植物として成熟した姿であればわりと分かりやすい。

でもタネから発芽したばかりだったり、冬の落葉樹なんかで棒状の枝だったりすると、なかなか厳しい。

一番、印象に残っているのは、複葉の一部、つまり小葉を一枚ちぎってきたものを持ってきて「これなんでしょう?」と聞かれたときだ。

分かりやすく例えると、サンショウの葉、あれをそのまま持ってきてくれればサンショウと分かりやすいけど、サンショウの小さな葉(小葉)を一枚だけ持ってこられても困る。

複葉は、すべてがワンセットで一枚の葉という捉えかたなのだからして。

頭にインプットされているのは複葉全体の姿で、小葉一枚をインプットはしていないのだ。

で、話を戻すと、この変テコなブチの入った葉。

切れ込みの入り方なんかは、ミズナラなどのドングリ系の実生の葉に似ているけど、それらよりも格段に柔らかく木ではなく草であることは間違いない。

暫くウンウンと知恵を絞ってみたけど分からなかった。

たまたま園の人が通りかかったので、聞いてみた。

すると、ツリフネソウではないか、と。

「毎年このあたりにツリフネソウが咲いていますので」

さすがローカルの知恵にはかなわないのだ。

そうやって見ると確かに・・・

今後、何回か行く予定があるので、継続してウォッチしていきたい。

2018年5月18日金曜日

ちょっと世知辛い

FIESHYとはどういう意味なんだろう?FLESHYかな?

がっちり守ります

椅子型のプランターに多肉植物を寄植え・・・

最近のトレンドだと思われます。

多肉ブームは明らかに起きている。

これはとある大通りに面したマンション1階のテナント前に設置してあったもの。

よく見ていたら、椅子型プランターにはガッシリとした鎖が南京錠で繫がれていた。

このブログでも時折、植木鉢やプランターを盗っていった心無い人に「返して!」という張り紙をしてあったというような記事を書いたことがあるけど、これはそういった心配を未然に防ごうということだろう。

良いアイディアではあるけど、どことなく興ざめなところもあるなぁ。

南京錠で守らないといけないというのも世知辛い。

2018年5月16日水曜日

ヒメジオン

空き地はヒメジオン畑のよう

花も蕾も上を向く

茎は空洞に非ず(ピンボケ御免)

葉は茎を抱かず

昨日書いたのはハルジオン。

ヒメジオンとの違いも書いたけど、その時点ではヒメジオンの写真が手元になかった。

ちょっと所用があって出掛けたら、日当たりの良い空き地にヒメジオンが繁茂していた。

さっそくそれぞれの特徴を検証してみた。

蕾は上向きでツンツンしているくらいだ。

茎は空洞ではなく詰まっている。

葉は茎を抱かずに短い葉柄でくっついている。

間違いない、これはヒメジオン。

2018年5月15日火曜日

ハルジオン

つぼみが下に垂れる

茎が空洞

葉が茎を抱く

雑草。

要らぬ場所に生える要らぬ草、というのが雑草の定義らしいが、それとて人間が勝手に付けたもの。

気になる雑草があった。

花壇の手入れをしていたときにロゼット状の「草」がたくさんあったのだけど、そのロゼットの姿では何なのか分からなかった。

掘り取ってみると細くて長い根というか地下茎が旺盛に伸びていた。

花壇の隅で、試しに「育ててみる」ことにした。

ところが昨年春は花も咲かず草のままだったので、何なのかよく分からないままだった。

そして今年は・・・

4月から茎がグングン伸びて、花を咲かせた。

花を見て、なーんだハルジオンかぁとすぐに分かった。

良く見かける春の雑草だし、珍しくもなんともない。

でも花を付ける前のロゼット姿だけではハルジオンであることは分からなかった。

図鑑で見るハルジオンのロゼットよりも葉の幅が広くて大きい感じがしたし。

ハルジオンの代表的な特徴を3つ。

①花の蕾が垂れている
②茎が空洞
③葉が茎を抱く

どうしたってハルジオンだ。

これと類似しているのがヒメジオン
①花の蕾は上を向く
②茎は空洞ではなく詰まっている
③葉は茎を抱かず、そのままシュッと出ている

ヒメジオンはこれから咲くころなので見てみよう。

今回の発見というか気付きは、
ハルジオンは花を咲かせるのに2年掛かる場合がある
ということ。

図鑑などでは、そのようなことを書いてあるものもあるけど、実際に自分で観察して見届けてみると確実な知識として頭に入る。
もちろん、「あれっ、どっちがハルジオンだっけ」なんていうこともなくなる。

謎のロゼットがハルジオンであると分かり、安心して除草に励んだ。

2018年5月13日日曜日

母の日



今日は母の日かぁ。

母の日=カーネーション、が定着している。

花卉業界としては、花がもっとも売れるイベントのひとつとなっている。

なんにせよ、花が売れるのは良いことだ。

それにしても、この場所のこの花屋さんのこの光景、毎年見ている気がするがそれもそのはず。

母の日は毎年5月第二日曜日であり、僕は毎月第二日曜日にこの近くで仕事を始めて8年目になるのだから。

毎年似たような写真を撮って、似たような感想を抱く。

進歩がないなぁ。

2018年5月10日木曜日

花は心を潤す


その後、いろいろ試しております。

キク科の雑草はすぐに実になって散らかってしまうのですが、今日は花壇でそろそろ役割を終えるビオラを幾つか摘んできて。

悪くないですね。

2018年5月8日火曜日

雨もまた楽し




なんだこの低温は?

なんだこの雨は?

そんな天気ではありますが、赤城自然園に行ってきました。

雨に濡れた植物たちは、瑞々しくてその魅力2割増しくらいか。

雨に濡れてことのほか寒かったけど、来る猛暑を思えば貴重な経験だったろうか。

ハンカチノキ、シャクナゲ、ツツジなどが見ごろでした。

新緑も少しずつ濃くなってきていました。

2018年5月7日月曜日

拾う神あり


捨てられていた小さな瓶を3つ拾った。

ラベルを剥がして、洗ってみたらずいぶんキレイな瓶に。

そこにハハコグサとハルジオンを活けてみた。

どうです、なかなか洒落ているでしょ。

ハハコグサもハルジオンも雑草で、道端で摘んできたものだし、瓶は拾い物。

元手はゼロ。

ここでのポイントが幾つかある。

①瓶の口は狭いにこしたことはない
茎一本一本が細いので、瓶の口が広いとグタッと寝てしまう。
シャキっと立たせるには瓶の口が狭いことが大切。

②植物の選択
今日は初めてだったので適当にハハコグサを選んでみた。
ところが条件が良いためか、半日もしたら花が結実してしまった。
ハハコグサもハルジオンもキク科なのでタンポポの綿毛のような実ができて適当に飛んでいく。
そうすると部屋が散らかる、というか部屋にタネが散乱することになる。
変なタイミングで自分の部屋に雑草が生えても困るので、こういうリスクの低い植物のチョイスが大切。

③3つある意味
たまたま拾ったのが3つだったけど、実はもうちょっと捨ててあった。
全て拾っておけば良かった。
というのは、これは瓶がひとつではあまり見栄えがしないと思う。
3つあることで見栄えがする。
・・・・もっと沢山あれば、もっと見栄えがしたかも。
悔やまれる。

なかなかこういう、ピッタリくる瓶はないんだよねぇ。



2018年5月6日日曜日

ひっかけ問題?


とある公園を散歩していた。

何気なく見たシュロの名札を見て、思わずのけぞった。

シュロがツバキ科ツバキ属と書いてある。

思わず何回か見直して、さらに数歩下がって自分の見ている木がシュロであることを確認した。

こういうラベル(名札)の間違いは時々見かけるが、それは例えば学名のスペル間違いだったりする。

ここまで大胆な間違いはこれまでお目にかかったことがない。

ある意味レアモノであります。

想像するに公園の人がラベル作成時にコピペを繰り返していて、シュロの前に作ったのがサザンカかツバキだったのではなかろうか。

入ってくる情報が正しいと妄信することははなはだ危険なのであって、自分のなかにモノサシをもってそれに照らして情報を精査し取捨選択する目が大切だ。

危ない、危ない。

2018年5月4日金曜日

うるい


スーパーの野菜売り場にて。

「うるい」なるものが売っていた。

う・る・い??

なんだ、それ?聞いた事がないぞ。

そう思って、じーっとうるいを見ていたら、ハタと気付いた。

この前、花壇で芽をだしたギボウシに似ているぞ、と。

早速家に戻って調べてみたら、やはりうるいとはギボウシのことだった。

お恥ずかしながら「うるい=ギボウシ」とは知らなかったし、ギボウシが食えるというのも知らなかった。

それにしても1パック400円少々とは、なかなか良いお値段。

これから花壇を見る目も変わるかな。

スーパーで思わぬ勉強をしてしまった。

知ってました?

花壇で芽を出したギボウシ

2018年5月2日水曜日

休眠

黄色く、べっちゃり、ぐったり

さっぱり、すっきり(この後、さらに葉が枯れたので除去)

昨年クリスマスの頃に頂戴したシクラメン。

最近、あれよあれよと葉っぱが黄色く萎んでしまった。

その進み方は本当に早くてビックリした。

これはシクラメンが休眠期に入ったということ。

枯葉をとりのぞいて、水やりを停止し、しばしベランダの奥の日の当たらない風通しの良い場所で休ませることにした。

園芸的にはそれまでの話だけど、シクラメンのこの習性を自生地をイメージして考えてる面白い。

シクラメンは直射日光ガンガンというところではなく、森のなかにひっそりと自生しているのではないだろうか。

冬の間花を咲かせて活動するのは、頭上にある落葉樹が葉を落として程好い日射量があるからではないか。

それが春になると頭上の落葉樹も新芽を吹いて、木陰を形成するようになる。

そうなるとシクラメンにまで十分な光が届かない。

つまり、シクラメンは他の競争相手が休んでいる間にせっせと活動して、ライバルが春になって元気になる頃にはやることをやり終えて休眠するのではなかろうか。

これはカタクリなどの山野草で早春に花が咲くものにも共通していると思うのだが、どうだろう。

賢い奴らである。

2018年5月1日火曜日

ジャスミンの花は臭いのか?


外に出るとムワっとむせるような甘い香りに包まれることがある。

ハゴロモジャスミン

つる性の植物で、白い花、甘い香り、良い花だと思う。

でもこの甘い香り、あまり長時間嗅いでいると頭が痛くなってくる。

小学生の頃、とある集会所にユリの切花が生けてあって、その集会が終わる頃には頭痛というか気持ちが悪くなってしまった。

そんなユリの強烈なニオイを髣髴させる。

何事も程度は大切だよね。

ほんのり匂う程度が良いのであって、あまり主張が強すぎるのもどうかと思うなぁ。

お庭の手入れをしていて、ハゴロモジャスミンがあるとちょっと構えてしまう。

庭仕事は8:00~17:00なのだから。

意外な問題点であります。



2018年4月30日月曜日

シイノキの花は臭いのか?


5月目前。

外に出ると周囲にぽわ~んと独特の香りが漂っている。

人が不快に感じるのは臭いで、快適に感じるのは匂い、ということで同じ「ニオイ」でも随分違うものだ。

今、漂っているビミョーな「ニオイ」たぶんシイノキだとおもう。

写真のようにシイノキの梢が黄色いがこれは新芽ではなく、シイノキの雄花が咲いている様子なのだ。

この雄花がとんでもなく強烈なニオイを放つのだ。

言うまでもなく、このニオイは虫たちを呼び寄せ花粉を運んでもらうため。

形態的には地味で色合い的にも風媒花かと思うのだけど、クリ同様、虫媒花なのが興味深い。

このニオイを嗅ぐと、ああ、春がきたなと思う。

これが「匂い」なのか「臭い」なのか、アナタはどっち派?

2018年4月29日日曜日

秩父宮の芝生


GWでしょうか。

とりあえず天気がよろしい。

吹く風も爽やかで心地よろしい。

今日はサイクリングがてら、秩父宮で開催されている女子7人制ラグビーを観戦してきた。

なんと入場無料、出入り自由なのだから行かない手はない。

普段は座ることのないメインスタンドにものんびり座ることができた。

ラグビーはもちろん、グラウンドの芝の青さが目をひいた。

ラグビー好きの方ならご存知かと思うが、昨シーズンの秩父宮の芝はひどかった。

ちょっとスクラムを組んだだけで、メリメリと芝がめくれてしまった。

関係者の方はもちろんいろいろとご苦労をされたことと思うが、テレビを見ていてもその芝の様子は痛々しかった。

シーズンを終え、少々の休養期間があったことと、春を迎えて芝の生育シーズンに入ったことで芝はもとの青さを取り戻した感じがした。

どうだろう、これでこのままいくだろうか。

今シーズンの秩父宮芝事情がちょっと気になった。

2018年4月27日金曜日

GW目前


GW目前。

いかがお過ごしでしょうか。

ラジオを聴いていたらGW中に花目当てで出掛ける予定がある人は今年は花の咲きが早いので終わっている場合もあるので出掛ける前に確認を、なーんて言っていた。

確かに、何でもかんでも咲いている気がするね。

とある御宅ではご覧のように家屋が見えないくらいに植物が絡んでいた。

どわーっと咲いているのはモッコウバラだろうか。

手前に白く咲いているのはハゴロモジャスミン。

周囲はなんともいえない甘い香りに包まれていた。

あっ、ジャスミンだ、良いね~、くらいにほのかに漂うくらいが程良いのだけど、長時間、間近に嗅いでいると頭が痛くなってくる。

それくらい強烈。

それにしてもモッコウバラもハゴロモジャスミンもGWあたりがピークというのが平年という気がするのだけど、もはや下り坂だものね。

異常な2018年。

GW楽しみましょう!

(ボクはGW関係なく仕事だけど・・・)


2018年4月25日水曜日

クスノキの花


常緑樹であるクスノキも葉っぱの新旧交代があるんだよ、という昨日の話。

葉っぱの入れ替えが起きれば、花だってちゃんと咲く。

クスノキの花って・・・

明確にイメージできる人は少ないかもしれない。

これはこれまでにご紹介したカエデの花、ケヤキの花、イチョウの花などと同じこと。

普段目の前にある珍しくない木であっても、その花を知らないということはままあること。

クスノキの花は今が見ごろ。

梢の先にある新緑のさらに先に小さな花が集合して咲いているので、是非見てみてほしい。

目立たない、小さい、香りもしない、色的にも大きさ的にも地味・・・でもちゃんとした花なのだ。

2018年4月24日火曜日

新陳代謝

梢の先につくクスノキの新緑

季節はずれ(?)の大量の落ち葉

忙しい

新緑の候、いかがお過ごしでしょうか。

目にも優しい緑に溢れる街ではあるが、一方で大量の落ち葉を見かけることはないだろうか。

紅葉して葉が落ちるのは実は秋に限ったことではないのだ。

クスノキのような常緑樹は冬に葉を落として丸坊主になることはないが、葉は未来永劫かといえばそうではない。

たいてい春の新緑と入れ替わりで葉を落とすのだ。

なのでクスノキを見れば、一番上の写真のように新緑が目立つ一方、足元を見ればその役割を終えた葉が落ちているというわけだ。

クスノキは結構大きな木なので、落ちる葉の量も相当なもの。

そうすると春だというのに落ち葉掃除に精を出さねばならないことになる。

忙しい。



2018年4月22日日曜日

なすに任せよ


GW目前だけど、この時期各地で花で集客を図る観光地がたくさんある。

根津神社のツツジ祭り、足利フラワーパークのフジ、ひたち海浜公園のネモフィラなどなど、実際はもっとあると思う。

しかし今年のこの異常な陽気で、すでに見ごろは過ぎてしまってGWの頃には下り坂、あるいは何もないということがありうる。

サクラだって、サクラの無いサクラ祭りが今年は結構あったと聞くし。

GW期間中の人の動きは、地域経済に直結している。

川津桜で有名な川津町には川津桜でいったいどれだけの経済効果があるのか、それが膨大、莫大であることは想像に難くない。

それが天気などという不確定なものに翻弄されるとは皮肉なものである。

自然にはさらかれない。

まさにレッセ・フェール(laissez-fairea)なんであります。

2018年4月21日土曜日

異常気温


なんだなんだ今日の気温は。

予報で知らされていたのである程度は心の準備はできていたけど。

4月でしょ。

暖かいを通りこして暑いでしょ。

申し上げているように、こうなると植物たちの生育にも影響が出る。

今年は全ての植物の生育が早いと思う。

ツツジも満開でしょ。

シャガ、モッコウバラ、フジ、ネモフィラ・・・挙げればキリがないほど、すでにピークを早くも過ぎてしまったものが多いように思う。

これからゴールデンウィークを控え、各地で花と観光を結びつけたいと思っている矢先に、もう見ごろが過ぎたという知らせは大打撃だと思う。

こればかりは自然のことだから文句の言いようもないけど、それにしても調子が狂う今年の春であります。


2018年4月20日金曜日

花だけじゃないぞ

3月24日 まだ枝ばかりが目立つ

4月14日 芽吹いてきたころ

4月17日 すっかりモッサリ

最近のイチョウについて熱く語ってしまった。

気付けば金曜日。

一週間早いね。

週の前半は寒いくらいだったけど、気温はどんどんあがって、この週末には30度近くになるとか。

こうなると植物たちの成長も一気に加速する。

ああ、そんなに急がないで、と思わず言いたくなる。

折角なのだから、今しか見られない植物たちの様子をじっくり観察したではないか。

そういう意味で今週は皆が知っているイチョウの皆があまり知らない花について書いてみた。

花だけじゃないぞ。

葉っぱもどんどん育っている。

いわゆる若葉の頃、新緑の候というやつで、芽吹いたばかりの新緑の緑は優しくて柔らかくて独特だ。

生まれたての柔らかい葉が、夏に向けて大きく硬くなって、秋に紅葉し落葉する・・・

そんな葉っぱのライフサイクルを意識して見続けることも楽しい。

2018年4月19日木曜日

掃いて、掃いて、掃いて

イチョウの雄花の吹き溜まり

せっせと掃き掃除

というわけで、風媒花であるイチョウはおびただしい数の花をつけて、その役目を終えるとバラバラと落ちてくる。

これが景観を大いに乱す、というむきもある。

いいじゃないの、自然のものなのだから、と放っておくむきもないでもない。

大きなイチョウは神社や寺院に植えられていることが多い。

木そのものが大きいので花の数もハンパではない。

さらに神社・寺院は常にキレイに保たれていなくてはならない。

イチョウが多いのにキレイに保たなくてはならないという矛盾。

こりゃ大変だ。

今の時期は落ちてきた雄花を、そして秋には落ち葉を、掃いて掃いて掃きまくる。

でも掃いた先から落ちてくる。

いやはや大変な仕事であります。

2018年4月18日水曜日

英国のイチョウ 不思議体験

何やら緑色のものがたくさん落ちている

マッチ棒のような感じ

イチョウの雌花に間違いない

場所は変わってイギリス。

散歩していたらら、何やら路面にたくさん落ちている。

こういうものは沸いてくるものではなく、たいてい降ってくるものなので疑問に思ったら見上げればよろしい。

これ、なんとイチョウの雌花だった。

こんな爪楊枝のような感じで、こんなに大量に落ちているの初めて見た。

いったい何があったのか?

イチョウには個体によって微妙な差はあるけど、分類上は一属一種であると理解している。

ということは、別種だから、という理屈は当てはまらず、基本的に東京で見かけるイチョウと同じはず。

ところが東京では雌花がボロボロ落ちているイチョウなんて見たことがない。

見上げれば枝にはちゃんとギンナンもできているので、ギンナンになるものと、落ちてしまうものの差が良く分からない。

唯一、想像できるのは受粉ができなかった雌花がガッカリしえ落ちちゃったのかも、ということくらい。

本当のところどうなんだろう?

とにかくとても珍しいものを見たと一人でロンドンの道端で興奮したのでありました。
そこそこ大きなギンナンがなっていた (2017年5月撮影)

2018年4月17日火曜日

イチョウの花



春の嵐とでもいうか、最近はとんでもない風がよく吹く。

風が吹いた後の路面には色んなものが落ちているが、それらが植物たちの遺留品であることも多い。

最近路面にこんな黄色いものが落ちているのを見かけないだろうか?

この前ご紹介した「ケヤキの雄花」ではない。

惜しい。

発想は似ているが、これはイチョウの雄花。

イチョウは雌雄異株といって、オスの木とメスの木は別になっている。

なのでオスの木には雄花しか咲かないし、メスの木には雌花しか咲かない。

この季節、花を咲かせて花粉を撒き散らしたら役目を終えて雄花はバラバラと地面に落ちてくる。

毛虫と見紛うこの花は「地味」「小さい」「無臭」・・・ということは大きくて目立って香りや蜜で虫たちを引きつけて花粉を運んでもらう虫媒花ではなく、風にその役割を託す風媒花であることが分かる。

風などという不確実なものに受粉という大切な役割を任せるのだから、確実に雌花に花粉を届けるためには大量の花粉を生産し飛散させて確率をあげねばならない。

風媒花の花粉は小さく、かつ大量に生産されるのだ。

スギやヒノキも同じ理屈なので、大気中に漂う花粉を知れずに我々は吸い込んで花粉症になるのだ。

今の時期、ベランダの手すりなどにホコリが積もっている、なんてのはホコリではなくて花粉じゃないかと思う。

さて、役割を終えて地面に落ちている雄花にはどこか哀愁が漂う。

もうこれで終りの雄花に対して、「これから」の雌花の様子はどうか?

いつものペースであれば一旦ここで止めて、明日以降に書くところだけど、本当に最近はお伝えしたいことが多いのでもったいぶらずに先を急ぐことにする。

雌花はたいていイチョウの木の上のほうの梢にある。

ギンナンもたいてい落ちてくるものを拾うのであって、目の高さにあるものを捥いで収穫しないでしょ。

なので雌花に出会うのは結構大変。

しかも風媒花なので小さい。

さらにイチョウは裸子植物なので花びらもなく地味で胚珠が子房に入らずむき出しになっているので、その気になって目を凝らさないと見つけることは難しい。

諦めずにしばらく目を凝らしたらありました。

それが下の写真。

分かり辛いので黄色く囲ってみた。

囲って印をつけても、これが花だと思えない人が多いのではないかと思う。

これは受粉を済ませたイチョウの雌花でこれが順調に行けば大きくなってギンナンになる。

実はこれは先だってお知らせした植物観察散歩企画のうちのひとつ「靖国神社~北の丸公園」の回の下見をして見つけたもの。

この回にお申込いただければこのイチョウの雌花も実際に見ていただけますよ!

*お申込・お問合: info@hanasaka-engei.com

イチョウの雌花を見つけることができますか?

正解はこちらの黄丸印