2017年9月21日木曜日

名脇役


イタリア料理を食べにいったときのこと。

食後のデザート(ドルチェ)に目をやると花が添えてあった。

花を添える・・・なんか別の意味にとられそうだけど、文字通りオレンジ色の花が添えてあったのだ。

これはナスタチウム。

単なる飾りではなく、これは食べられる花、すなわちエディブルフラワーなのだ。

エディブルとは食べられるということで、美味しいと言っていないこともミソである。

たしかに食べられるが、決してウマいものではない。

とくにこのナスタチウムはピリ辛、かつ独特の香りがあるので、ビミョーといえばビミョー。

見た目重視ってことで許してあげよう。

植物が添えられているけど、あまり口に運ばないものにパセリがある。

他にも場合によっては刺身についてくる大根のツマ。

同じくエディブルフラワーといえるキク、はたまたビオラなんてのもある。

食事は目でも楽しむものという素晴らしい文化であります。

2017年9月20日水曜日

秋よ、来い!!

クリックで拡大できる、ハズ

昨日「ヘンテコな天気」についてちょっと触れた。

しかしこのヘンテコな天気はちょっとやそっとのヘンテコ具合ではなかったようだ。

新聞によれば8月の東京の日照時間は83.7時間ということで、それまでの記録85.8時間(1977年)を40年振りに上回った(下回った?)のだ。

そんなに日照が少なかったのかなぁ。

外働きしているとギラギラと照りつける太陽、気温の高さばかりが印象に残って、日照の少なさはそれほど実感なかったけど。

強いていえばお盆の夏休み時期にずっと天気が悪かったということはあったと思うけど。

いずれにしても「過ぎる」のはよろしくない。

これから秋本番を迎えるけど、ここ最近は「秋と春がない」なんて言われている。

要するに無茶苦茶暑いか、無茶苦茶寒いか。

夏と冬を繋ぐ春と秋がなくて極端から極端に走るというわけだ。

秋は本来はとても良い季節。

五穀豊穣に感謝し、読書やスポーツに気持ちよく取り組めればいいのだけど・・・

気持ちの良い秋よ、来い!!


2017年9月19日火曜日

改心


先日、毎月第二日曜日に開催しているカルチャースクールに、この講座に参加するためだけに仙台からわざわざ足を運んでくださった方がいた。

どちらからいらしたんですか?

ええ、仙台から。

仙台からっ???

有り難いやら、申し訳ないやらで、恐縮してしまった。

そしてその方はこのブログも見てくださっているとのことで、最近の更新怠慢な状況を大変申し訳なく思った。

そうかぁ、どこかで誰かが見ていてくれているんだな、と思うと何事にも手抜きは許されないとハッとさせられた。

以前、このブログを辞めようかということを書いたときも、その方は読んでいてくれて存続を願ってくださっていたとのことだった。

ひょえー、大変お恥ずかしい。

という訳で、思いも新たにこのブログに向き合っている。

毎日必ず更新というあたりにこだわって質を下げるよりも、書き手も読み手も楽しく実のあるブログにしていきたいなどと思っています。

さて不順な天気が続いているが、最近は植木屋仕事が結構忙しい。

この夏の厳しい炎天下でも、命を削りながら植木屋仕事に勤しんだ。

いや、大袈裟ではなく何日か、何回か、「ヤバイなぁ、この日差し」ってときがあった。

最近は急に涼しくなる日もでてきて、内心ちょっとホッとしている。

しかしこの日照不足は農作物には深刻な問題であることも理解できる。

何事もほどほどが良いのである。

植木屋仕事(手入れ仕事)は、本当に楽しい。

肉体労働だけど、やり終えた後には満足感、達成感、そして程良い疲労感もある。

この前はベニハナトキワマンサクを剪定していた。

お茶の時間になったので、手を休めたらば同僚がシャツがステキなことになっていますよと言われて見てみたのが今日の写真。

緑、黄、赤などの葉っぱがビッシリくっついていた。

ベニハナトキワマンサクは細かい毛がはえていて、これが服にくっつくのだ。

でも良いことばかりではない。

この細かい毛が手入れ作業中に目に入ると痛いのなんのって。

こするとさらに悪化するので、痛えよぉ痛えよぉと堪えながらハサミを動かすのであります。

このように細かい毛が目に入って困るのは、他にプラタナスやビワがある。

お気をつけください。


2017年8月9日水曜日

関西方面に伺います!!


台風一過で今日の東京は37度越えの予想。

暑くてホトホト嫌になる。

さて、今日はイベントのお知らせであります。

今月末に関西遠征をいたします。

イングリッシュガーデンについて、趣向を変えた二つの講演会。

①「人と繫がるイングリッシュガーデンの魅力」
日時:8月27日(日)13:30~16:00
場所:咲くやこの花館(大阪市鶴見区)
詳細・申込: http://gadenet.jp/jgn170827

②「英国パブとイングリッシュガーデンの楽しみ方」
日時:8月26日(土)18:30~20:00
場所:パブリックハウス・ボナンサ北店(姫路市)
申込:小野さま宛て
  (tel: 0790-26-1025 fax: 0790-26-2625)
詳細は本ページ添付のチラシをご覧ください。

特にパブでは飲み放題・食事付き!
美味しいビールを飲みながら楽しいひと時をお過ごしください!

関西方面の方。ご興味のある方は是非!

2017年8月4日金曜日

新鮮バジル


「あー、ここにバジルがあれば」
と料理をしていて思う場面がある。

スーパーに行けば袋にはいったバジルの葉が100円ちょっとで売っている。

それは使い切らないと日持ちはしない。

そこで妙案はこの苗。

これで180円くらい。

必要なときに、必要な分だけ採って使えばよろしい。

後は、うまくすると追って葉が成長してきて、何度か「収穫」が楽しめる。

採れたてだけに香りも良い。

180円で数回分はあるのでコスパも良いし、観葉植物としての癒し効果もある。

苗を違う鉢に植え替えて本格的に育てることもできなくはないが、そこは新鮮な食材として手間をかけずに楽しむのが吉であろう。

これを使ったカプレーゼ、我ながら美味かった!

おススメであります。

2017年8月3日木曜日

水ぎれ

雑草はどうにか元気

カラッカラッ

暑い、という話を書いたとたん、ここ数日東京は涼しくなった。

梅雨が明けてから雨が降るようになった。

気まぐれ天気もたいがいにして欲しいものだ。

さて先日、花苗も夏バテだと書いたけど、夏バテよりもたちの悪い苗を見かけた。

ご覧のようにプランターの土がカラッカラッに乾いて、そこに植えられていた恐らくニチニチソウだと思うが茶色に枯れてしまっている。

皮肉なことに雑草だけ元気に見える。

こうやってみると雑草が生存競争で圧倒的な強さを発揮するのも理解できる。

さて、植物たちは根を張っているのでその場から勝手に動くことができない。

その場でジッと水を待つしかない。

誰かが水をやるか、雨が降るか。

暑くて日差しを避けたくても勝手に日陰に避難することもできない。

水を吸い上げる根が、その場から動けない「足かせ」にもなっているのはなんとなく皮肉な気がする。

ともあれ、花苗を植えたなら責任を持って世話をして欲しいものだ。

花がある景色は人の心を和ませるかもしれないが、こんな枯れた花苗はかえって人の心をすさばせると思うのだけど。

ここを行き交う人たちは何も感じないのだろうか。

それも都会独特の無関心ってやつだろうか。

なんともお寒い夏の出来事であります。



2017年8月1日火曜日

夏バテ?

葉の色が褪せて全体的にグッタリ

唯一色の濃い葉の付いていた枝だけを残して切り戻し

早くも8月。
もうすぐお正月だよ、この調子でいくと。

夏なので仕方ないけど暑い。
この暑さがハンパないでしょ、今年はとくに。

外仕事をする身としては本当にしんどい。
なるべく日陰にいれないか工夫するけど、なんともならないときも多々ある。

直射日光のもと、40分くらい作業すると本当に生命の危機を感じる。

人間だってそうなんだから、植物だってそうだろう。

我が家のベランダでは2年目を迎えたサフィニアを育てているという話はしたと思う。

サフィニアは一年草扱いなので、2年目の今年はオマケみたいなものかなと思っていた。

ところがことのほか元気に育っていたのでしめしめと思っていたら、突然元気がなくなって葉も色が褪せて萎れてきた。

実はこのような様子になったのは、今年2回目。

前回こうなったときに思い切って切り戻したら、しばらく経って新たに芽をだして葉が繁って花を咲かせた。

なので今回も思い切ってがっつり切り戻してみた。

多分、ふたたび葉を繁らせることと思うけど、やはり2年目だけあって株としてもポテンシャルは結構限界にきているように思う。

なんちゅーか基礎体力がなくなってきているようなのだ。
もちろん肥料もやるけど、そんなものではないファンダメンタルなところが減退しているように思う。

さらに最近の暑さのダメージは相当なものだったはず。

2年目はやっぱり厳しいのかも、と良い経験をさせてもらっております。










2017年7月24日月曜日

アナベル

これも群馬県渋川市

仕事の一環で、アジサイのアナベルを数鉢買って、とある花壇で育ててみた。

それはそれで意図したとおり、良い感じを醸してくれたが、まだ苗が若いこともあって数的にはもの足りない。

アナベルの鉢も結構良い値段するのよね~

これからじっくり育てていって大きくしていきたいものだ。

そういえばこの前、仕事で群馬県の渋川に行ったときに道路の植え込みなどいたるところにアナベルが植えられていた。

もっさもっさに育っていて、さしずめアナベル畑といった風情。

このあたり、どこもかしこもアナベルだらけだったのだけど、なにか理由があるのだろうか。

群馬といえばコンニャクだけど、群馬といえばアナベルに方向転換しようとしているのだろうか。

これも渋川の道路脇

2017年7月10日月曜日

有益情報の宝庫


定期購読している雑誌のひとつ。

Gardens Illustrated というイギリスのガーデニング雑誌。

英国本国では4.50ポンド(約700円)だけど、どうやら日本で買うとその倍の1500円くらいするらしい。

僕は年間定期購読契約をしているので、一冊あたりは英国本土で買うよりもちょっとお安く手に入れることができている。

有り難い話である。

でもこの有り難さも時とともに薄れてしまって、毎月ポストに届くと開封してパラパラとめくって本棚行きとなっている。

毎月第2日曜日に開催している池袋コミュニティカレッジの講座で、この雑誌の記事を教材として取り上げてみた。

教材として取り上げるからには、せっせと読み込むのだけど、そうやって読み込んでみると、有益な情報のなんと多いことか。

イカンなー、こんな有益情報の宝庫を放置するだなんて。

もうちょっと有り難く、もうちょっと丁寧に読もうと思いも新たにした次第。

あっ、この池袋コミュティカレッジの講座は基本的に毎月第2日曜日ですが、来月はお盆に掛かるので、特別に今月末(7月30日)に振り替えで開催します。

ご興味のある方はお気軽にご参加ください。

お申込・お問合:池袋コミュニティカレッジ 03-5949-5481
 http://cul.7cn.co.jp/programs/program_558450.html

ビリビリ痺れるサンショウの魅力


梅雨だというのに本当に天気が良い。
そして蒸し暑い。

最近のマイブームは汁なし坦々麺。
トウガラシの辛さと、サンショウの刺すような辛さがクセになる。

最初に「普通」の辛さを食べたのだけど、十分以上に辛かった。

ところが食べているうちに、さらなる刺激を求めるようになったのだ。

とくにサンショウの刺すような痺れる痛みというか辛さが好きになった。

サンショウはミカン科だけに、柑橘系の爽やかさもある。

この前、とある場所で子供たちと植物観察していたときに、子供の一人がサンショウの実をつまんでポイっと口に放り込んだ。

あっ、と思って「大丈夫?そんなもの食べて。辛いんじゃない?」と聞くと、大丈夫と言う。
ホントか?と思って自分でも試しに一粒口に入れてみた。

すると、あの坦々麺のサンショウの痺れる辛さが・・・。

子供は案外涼しい顔しているが、こちらの口の中はビリビリ痺れている。

ということで、意外なきっかけで青山椒のうまさに目覚めてしまったというわけ。

あまり度が過ぎると味覚障害になると医者に警告されたのでご注意を。

何事もほどほどがよろしいようで。

2017年6月12日月曜日

プチ講演会のお知らせ&お誘い



5月に10日間イギリスに行ってきました。この時期毎年訪れていますが、今年はこれまでとはちょっと違う収穫があったように思います。

そんな10日間を写真とともに振り返りながら、どんな庭を訪れたのか、どんな出会いがあったのか、庭巡りのヒント、英国旅の楽しみ方など、そっとお話したいと思います。

少人数でアットホームな雰囲気で楽しく過ごしていただければという思いから、今回は初の試みとしてイタリアンレストランにて開催します。

ドルチェとコーヒーでもよし、ビールとピッザでもよし、はたまたワインを飲みながら、スライドを見ながら楽しく語り合いませんか?

「ここだけの話」も満載です。

先着順で10名様限定ですのでお申込はお早めに!!

*開催日時:平成29年6月25日(日)14:00~16:00
*場所:護国寺のイタリアンレストラン
    お申込頂いた方に詳細を折り返しお知らせします。
*定員:10名様(先着順)
*会費:3000円(料理などは別途個別清算)
*申込: event@hanasaka-engei.com

2017年6月4日日曜日

苔の世界


お久しぶりです。

英国から戻りました。

今回の英国出張ではマンチェスターのテロは自分のいた場所とは離れていたのであまり影響はありませんでしたが、英国航空のシステム障害の影響をモロに受けて、てんやわんや、ヒヤヒヤでした。

どうにか飛行機には乗ることができ、無事に英国から「脱出」することができました。

今日もどうやらロンドンブリッジでテロ(?)があった模様。
気の抜けない、世知辛い世の中になってしまったものです。

さてしばらくブログ更新頻度が落ちていましたが、それなりになかなか忙しかったというか、書きたいことが沢山ありすぎて逆に筆が進まなかったようなところがあります。

例えば「苔」。

正直あまり経験も、関心も少なかったのですが、今回御縁があって雑誌「暮らしの手帖」の担当の方のご依頼で苔を育てるためのアドバイスをしました。

今、流行つつある苔テラリウムを語るにはまず自分で作ってみなければなるまいと、手に入れられるだけの種類の苔(といっても時間がなかったので4種類)を使って、自分の家のベランダでテラリウムを5~6個試作して、その実際を理解しました。

さらには苔テラリウムを作ってみよう!的なワークショップにも参加して、できるだけ知識の幅を持たせるようにしました。

もちろん関連書籍も読み漁りました。

ということで、最近はすっかり苔に興味をもつ毎日です。

そういう目で見ると、町中いたるところに苔はむしているのね。

神社の手水鉢、交差点の地面、石垣などなど。

仕事とはいえ、新たな分野にチャレンジして興味の扉が開いたことは本当に有難いことであります。

そんな暮らしの手帖88号は現在発売中。

巻頭で「苔と花のテラリウムをつくる」という特集が組まれていまして、そこに協力というかたちで名前を見つけることができるかと。

どうぞご覧ください。

英国の話も追々ご紹介して参ります。


2017年5月21日日曜日

英国出張


毎年恒例ではありますが、英国の旅に出ております。

チェルシーフラワーショウは来週火曜日から5日間、一般公開となります。

私はそれに先駆けて月曜日に見に行こうと画策しておりますが、まだなんとも雲行きが怪しいかんじです。

困ったものです。

金曜日の午後に着きましたが、土曜日にはさっそくコッツウォルズ地方に日帰りで行ってきました。

晴れていれば素晴らしいのですが、そこは英国の天気。

週間予報を見る限りは、まずまずですが、どうなりますやら。

実り多い旅とすべく頑張ります。

良いネタを持ち帰りたいと思います。


2017年5月18日木曜日

母の日とカーネーション


この前は母の日。

お花屋さんが一年でもっとも忙しい時期。

日本の切花の販売ベスト3はキク、バラ、カーネーションということで、ここにカーネーションが入っているのは母の日の影響と思われる。

売れ時なので、通常よりも若干高かったりして、まぁ色んなビジネス模様が垣間見れるのだ。

さらに母の日の翌日には売れ残りと思しきカーネーションをさばくべく、
「母の日の翌日でも気持ちは伝わりますよ~」
という不思議な呼び込みをしていたのが面白かった。

クリスマスで売れ残ったケーキを売る感じと似ている。

まぁいずれにしても花卉業界が活気付けばそれはそれで良いことだし、母の日に限らず花を買う習慣が根付くと良いなぁと思う次第。

2017年5月10日水曜日

ゴミの山は宝の山


散歩をしたら道端にも目を向けると面白い。

一見、ゴミの吹き溜まりのようだけど、そのゴミの正体を見極めると意外なことに気付く。

この写真ではまず葉っぱが目立つね。

この刃のほとんどはクスノキの葉。

クスノキは常緑樹で落葉はしないのでは?と思っている人もいるかもしれないけど、なんのなんの、生き物ゆえ新陳代謝はするのです。

新芽が吹く今の時期に、交代して古い葉っぱが大量に落ちるのだ。

さらに毛虫のような黄色い物体はイチョウの雄花の花ガラ。

花粉を飛ばしきって役目を終えるとこのように地面に落ちてくる。

イチョウは風媒花ゆえ、大量の花粉を放ってナンボということがある。

大量の花粉を放つためには大量の花を付けるのだ。

ゆえにこのように大量の花ガラが道端に散乱することとなる。

それ以外にも今日はシイノキの独特なニオイが漂っているのを感じたよ。




2017年5月5日金曜日

2年目のサフィニア、その後


早いもので5月。

ゴールデンウィーク真っ只中。

もろもろ忙しくしており、ついついブログの更新も怠ってしまいました。

サクラも散って、季節は本格的な春となり、新緑も日に日に濃くなってきた。

園芸的にも本番シーズン。

我が家のベランダではサフィニア(ペチュニア)が元気だ。

4月17日に書いたけど、このサフィニアは2年目。

苗を買ったときのラベルにも「1年草」と書いてあったけど、冬を越してまた元気に育ってきた。

4月17日はまだスカスカだったけど、ご覧のとおりこんもりとしてきた。

4月のこの時期でこれだけこんもりしていると、今シーズン苗を買ってきて育てるよりも見栄えは格段に良いと思う。

しばしこのまま様子をみて、適当な時期に切り戻しをしてやれば、さらにもっと咲くのではないかと思う。

育てる楽しみ、育てる喜びを感じる今日この頃であります。





2017年4月18日火曜日

ここにも春


木の実収集癖がある。

今は新緑の季節だけど、秋には下を見ながら「これは!」と思う木の実を拾ってはタッパーなどに入れて保管しているのだ。

ただし気をつけないといけないこともある。

例えば、ドングリ。

ドングリはその造形美も手伝って、各種取り揃えたくなる。

とくにアベマキやクヌギのような大型のドングリにはグッと惹かれるものがある。

でも気をつけないと、そのドングリの中に虫が卵を産みつけている場合があるのだ。

もちろん拾った時点で明らかに虫の食ったあとがあれば、それは対象外としている。

でも彼らは巧妙に卵を産みつけるのだ。

なので、拾ってきたドングリを放置していたらば、気付くとイモムシがウニョウニョと、という事態は大いにありうるのだ。

これを防ぐためにドングリを煮沸せよだの、冷凍せよだの色んなことを言う人がいるのだけど、効果のほどは確かではない。

それによってドングリ本来の質感が損なわれては意味がないのも、躊躇の理由のひとつだ。

このクヌギのドングリも嫌な予感がしたので、しばらくベランダに放置(乾燥)しておいた。

そうしたらばどうだ、イモムシが中から出てきているではないか。

いわんこっちゃない。

イモムシの母としては、卵からかえってすぐに潤沢な食糧に囲まれ、外敵から襲われる心配のないドングリの内部は絶好の産卵場所だ、というのは素晴らしいアイディアではある。



2017年4月17日月曜日

2年目のサフィニア


暖かく良い季節になりました。

園芸にも精がでる季節。

よく、「何を育てているんですか?」と尋ねられる。

もちろん僕の生業を知って何かしらの期待をして聞くのだろう。

さぞや色んなものを育てていると想像しての質問だろうけど、実際はこのサフィニア(ペチュニア)とブラキカムだけ。

ブラキカムは植栽現場で余ってしまって捨てられそうになっていたのを「拾って」きて育てている。

そしてこのサフィニア。

これは昨年一鉢150円のペチュニアと一鉢350円のサフィニアを同時に育ててみて、いったいどのくらい違うのかを比べるために買ったもの。

150円のぺチュニアは2ヶ月ちょっとで「溶けて」なくなってしまったが、サフィニアは秋遅くまでしっかり咲いていた。

その後も切り戻してベランダで様子を見ていたらば、軽々と冬を越して、どんどん茎を伸ばして花芽をつけて数週間前から花を咲かせはじめた。

2年目。

ペチュニアは一般的に一年草という見方をされているけど、管理をうまくするとこうやって2年目でも元気に花を咲かせるのか、と大変勉強になった。

ただ鉢の中心部に葉が少ないでしょ。

これは一度切り戻しをちゃんとすればある程度リカバリーできるのではないかと思う。

でもこれだけせっかく花を咲かせているのに、ざっくりと切り戻しってのもなんだかもったいなくて躊躇しているというわけ。

本に書いてあることだけではない、「なにか」を実際に育ててみると学ぶことができるよね。

実体験に勝るものはない。





2017年4月14日金曜日

吹雪に筏


気温がグングン上がり、この週末は夏日らしい。

サクラもピークは過ぎたものの、まだ花を楽しめるレベル。

風が強いのでまさにサクラ吹雪。

これが素晴らしいのよね~。

ビデオを撮ったりする手もないわけではないけど、これはやはり瞼に焼き付けて楽しみたい。

さらには散ったサクラが川面に浮かび流れてくる花筏。

これも風流。

GWに向かって本当に良い季節になりました。

2017年4月11日火曜日

大人気の弊害

新宿御苑、新宿門前

この前は心無い支柱に締め付けられて「虐待」を受けているサクラについて書いた。

都内のサクラはそろそろ見ごろを終えて下り坂だと思が、この時期、いつも思うことがある。

サクラが咲いて、春が来たとウキウキするのは分かる。

しかし、一極集中というか、サクラに人々が集まりすぎる傾向を見て、それがどれだけサクラやその周辺にダメージを与えているかと考えるのであります。

この前は、小石川後楽園の長い行列をご紹介したけど、上の写真は新宿御苑。

長蛇の列は単純に人が多いことと、アルコール類の持込検査をしているからであります。

とにかく人が多い。

サクラに人が集まるのはいいが、それはサクラの根の上に人々が集まるということ。

一人一人はせいぜい60キロ位かもしれないが、それが何百人となれば・・・
それがある程度の期間続けば、サクラの根の周りの土はすっかり踏みしめられてカチカチ、コチコチに固く締まってしまう。

これが根にとって良い訳がない。
根が伸びづらくなる、呼吸ができなくなる、水分や養分が土に少なくなるなどなど様々な弊害がおきて、サクラや周辺の植物を傷めてしまうのだ。

実際、新宿御苑に行った友人の話では、あまりに多くの人が繰り出したので芝生が磨り減ってハゲてしまっていたと言っていた。

この時期は入園料を上げるなどして、ある程度人的ダメージを抑制するのも一考かもしれない。

増えた入園料ぶんをメンテナンスなどの維持活動に充てるのもアイディアであろう。

上野もすさまじかったなぁ。

サクラを愛でる一方で、サクラを傷つけているという皮肉、気付いていましたか?

上野のサクラ

2017年4月7日金曜日

サクラ虐待報告


都内のサクラも今週末がヤマ場で、あとは盛りを過ぎて下り坂だろう。

サクラがなぜこんなにもてはやされているのか、諸説あるけど、パッと咲いてパッと散る、いわば散りぎわの潔さのようなものに、もののあはれを感じたりするのだろう。

連日「サクラ」「花見」の話題がテレビなどでも取り上げられ、天気予報でも花見に触れない日はないくらい。

こんなにちやほやされるサクラなんだから、もっとサクラを大切にしてあげて欲しい。

例えばこのサクラ。

ご覧のとおり太い丸太支柱が櫓型にがっちり組まれている。

シュロ縄で結束した支柱ではなくて、ボルトで締め上げているでしょ。

支柱一本一本がどのくらい深く埋め込まれているかにもよるけど、もうこれはビクともしないはず。

そして当初植えつけたときのサクラの幹はどんどん成長して、支柱の枠よりも大きくなった。

しかし、支柱の枠はビクともしない。

結果、サクラの幹は支柱の枠の形(四角形)になってしまった。

四角いメロンやスイカは最近聞くけど、四角いサクラなんてやめて欲しい。

幹はさらに成長を続け、今度は枠を飲み込まんばかりになっている。

この支柱を今取ったらどうなるか?

たぶんこの支柱のあった場所で早晩ポキッと折れると思う。

じゃあ、このままで良いのか?

それも否だろう。

じゃあどうしたら良いのか?

正直、どうしようもないと思う。

こういう思慮に欠けた支柱を施した人(会社?組織?団体?)が悪い。

見たところ樹齢15年くらい、ここに植えつけて5年くらいだろうか。

これまでのこのサクラの人生はまったく無駄なものになってしまう、残念ながら。

基本、支柱はなるべく最低限に。

人間と同じで厳しめに育てたほうが木のためでもあるのだ。



2017年4月6日木曜日

アマノジャク(天邪鬼)


やはり話題の中心はサクラでしょ、今は。

猫も杓子もサクラ、サクラ、というのでいささか辟易とする部分もある。

なんてったってアマノジャクですから、人々が騒げば騒ぐほど心が離れていく傾向があるのであります。

昨日はイギリス人を連れて新宿御苑に行こうとしたけど、新宿門での行列を見て一気に気持ちが萎えてUターンしてしまった。

その点、ちょいと郊外に足を伸ばせばゆったりのんびりサクラを鑑賞できる場所はいくらだってある。

今日も天気がよかったので、昼休みをちょいと利用してサクラを浴びてきた。

風はちょいと強かったけど、暖かくて、寒からず暑からず。

良い季節になったものであります。

2017年4月5日水曜日

お花見にモノ申す


都内のサクラは満開。

天気も良く、気温も高いので、お花見はしたいよね。

お花見に関しては言いたいことはたくさんある。

マナーの問題、サクラの根周辺を踏圧している問題、そもそも酒飲んで騒いでいるだけで花なんか見てないじゃないか問題などなど。

まぁ人それぞれだから、ここでは言うまい。

かねがね気になっていることが別にあるので今日はそのことを。

花見といって敷くのはもっぱらブルーシートでしょ。

これがいただけない、とかねがね思っているのだ。

日本人はどうもこのブルーシートが好きだよね。

庭の手入れにも使うけど、あらゆる場面で見かける。

それだけ汎用性もあって低価格のスグレモノなんだとは思うけど。

なんていうか色気がないんだよね。

英語で花見ってなんていうのかと思って調べてみると
「Cherry Blossom Viewing」
らしいけど、果たしてそうだろうか?

ちょっとピンとこない。

むしろ、これは picnic でしょ、どうしたって。

ピクニックであるからして、レジャーシートを敷いて座る。

伝統的な線を追い求めるならせめて「ゴザ」を敷くべき。

イギリス人だったら、ラグであったり、場合によってはバスタオルなんて敷いて座っていたりする。

ゴザもラグもバスタオルもオーガニックな感じがして柔らかさがある。

対してブルーシートはプラスチックで単一的にブルー。
なんとも無機質でそっけない。

このあたりがセンスがないと思うわけ。

せっかくサクラが美しいんだから、その景観を壊すようなブルーシートは敷いては台無しだよ。

そんなことをいつも思うのだけど、アナタはどう思います?