2018年2月23日金曜日

意外と高難度


仕事の関係で埼玉、千葉と出張しており、昨晩戻りました。

さて、出掛けていた埼玉県熊谷市。

駅から宿泊先まで歩いていたら、こんな前庭を見かけました。

茶色く枯れこんでいるけど、芝が敷き詰めてあって奥の建物近くに木が一本植わっている。

シンプルなんだけど、オッと思って立ち止まって写真まで撮った理由はこの碁盤のような意匠。

一見、枕木のような木材を埋め込んでパターンを作っているようだけど、木材だったら腐ってしまうはず。

なのでなにか別素材で木のように見せていると思われる。

もし芝が緑だったら、結構見栄えが良さそう。

もうひとつの心配は「芝刈り」。

当然この木の上を芝刈り機がいくわけで、木の高さ、芝の高さのデリケートな調整が要求される。

でないと、木をガリっと芝刈り機が削ってしまったり、芝の刈り残しができたり、仕上がりがきたなかったり、と問題が出る。

もちろん、この木枠を設置するときも真直ぐ、歪み無くしなくてはならないし、それがずっと継続維持されないといけない。

一見、シンプルなんだけど案外高等テクニックが必要だとおもう。

最近庭のデザインをすることもあまりなくなったけど、久々にデザイン心をくすぐられるものを見たなぁという感じ。

また夏の芝が青いときにどんな感じなのか見てみたい。


2018年2月19日月曜日

憩いの場



先だって御紹介した、ロンドンの街路樹。

あれはプラタナスの一種で、モミジハスズカケノキ。
Platanus x acerifolia

結構な巨木で本来は20~30メートルにはなる。

そんな木を街路樹に使っているので、このような剪定になるというのは日本のケヤキと似ているかな。

このモミジハスズカケノキはLondon Plane Tree といってイギリスでは大変親しまれている。

そして公園などであまり強剪定されていない場合、本来の巨大で勇壮な姿となる。

写真をみていただくと良く分かると思うが、このモミジハスズカケノキ、とんでもなく大きいでしょ。

ロンドンなどでは「ロンドンで一番大きなロンドン・プレーン」という肩書きを持ったものが結構ある。

われこそは精神だが、いったいどれが本当なのか良く分からない。

リッチモンドにあるテムズ川にかかるこのロンドン・プレーンもなかなかのもので、これも「ロンドンで一番デカい」と誰かが言っていたのを聞いた事がある。

まあ順番はいいや。

それよりも木の下に椅子やテーブルが出て人々が憩っているでしょ。

テムズ川の風を感じながら、木陰でお茶を飲む。

なんとも贅沢なんであります。

木というのはこうやって木陰で人々が憩う場を提供するのも大切な役割の一つかと思うけど、街路樹のように激しく剪定されてしまうとこれは難しい。


2018年2月15日木曜日

イギリス街路樹事情


街路樹と庭園の樹木では求められる姿が異なるし、それを維持するための手段も当然違ってくる。

街路樹は、街の景観とバランスを保ち、適度に光を遮り、酸素を排出し、鳥や動物たちの棲家を提供し・・・などなど様々な役割を負っているが、それらを限られた時間・予算でやりくりせねばならない。

となるとあまり手間をかけずにチャッチャッとと剪定をしなければならないのは仕方のないこと。

それは日本もイギリスも変わらない。

イギリスの代表的な街路樹のひとつ、プラタナスもご覧のとおり毎年同じ箇所で剪定をするので、その部分が盛り上がってコブ状になっている。

これはお世辞にも美しいとは言えない。

でも日本と同じような事情でこうならざるを得ないわけだ。

下の2枚の写真は剪定直後と数ヶ月経って葉が繁ってきたところ。

大同小異なのだ。



2018年2月14日水曜日

ケヤキ広場


今日はつくば市のケヤキの話。

我ながら神出鬼没だね。

ケヤキは落葉樹ゆえ、今の時期は当然葉っぱがない。

なのでスッキリなのか・・・、ではなくて、スッキリなのは剪定を施された直後だから。

しかもかなり大胆に剪定されていた。

前年(前回)剪定した箇所よりもずっと下の箇所まで大胆に剪定され、剪定箇所からは細い枝がチョロリンと出ているのが分かる。

さらにかなり太目の枝なども大胆に透かされている。

まぁこれは行政側(依頼者)から、樹高を詰めて葉張りも狭めてくれと言われているのではないかと想像するわけだけど。

伐られた後がなかなか痛々しいし、樹形もなにもあったものではない。

ケヤキならではの勇壮な雰囲気は皆無。

こんな大きくなる木をこんなふうに並べて植えることがそもそもの間違いかもね。

だったらこの広場の象徴となるように1本だけをドーンと植えて大きく育てれば良いのにと思う。

あまり感心することはなかったけど、剪定痕はスパッとキレイで、剪定箇所、剪定角度なども悪くはない。

なんかもったいないなぁ。


切り口は美しい

小枝がチョロリンと伸びる 右から3本目の枝が両側から切られているのがとっても気になった

2018年2月13日火曜日

街路樹剪定


都内でときどき見かける街路樹剪定。

色んなスタイルがあるので、見かけるたびに時間が許せば足を止めて見入ってしまう。

街路樹はトウカエデ。

幹はそれほど太くないが、樹高10メートルちょっとの木に二人が登っている。

樹高10メートル超といっても、細い枝(一年枝:直近1年間の成長分)がピョンピョンと伸びているのを含めての話で、この一年枝をすべて切って8メートル程度に収めようというわけだ。

基本的に昨シーズン(前回)切った場所で切る。

それでは丸坊主なので、そこから適宜細い枝を数本残す。

というのが今回のパターンのようだった。

この細い枝を残さず、毎年同じ場所で剪定するだけのパターンもある。

いずれも前回剪定した箇所を基準にするので簡単。

あまり思考せず、機械的に作業を行う。

街路樹は、樹形を美しく云々というよりは、作業スピードが最優先となる。

さらに作業をする職人さんの熟練度合いの問題もある。

思考せず機械的に行う剪定であれば、さほど熟練していなくてもある程度の経験があれば作業ができる。

毎回同じ箇所で剪定をするので、そこが盛り上がってコブのようになる。

そんな街路樹見たことあるでしょ。

決して樹木管理の理想ではないけど、実務的にはいたしかたないのかも、などと思いながらいつも見ている。

てきぱきとスピード重視で剪定する

だいたい前回と同じ場所で切る

出来上がりはこんな感じ

2018年2月9日金曜日

溶けるオリヅルラン


寒さで植物が溶ける、って、経験のある人であれば「分かる~」となるだろうけど。経験のない人には今ひとつピンと来ないかもしれない。

ここは都内の中心地。
ビルに囲まれていてほぼ終日、日が射さないようだ。

雪の話は別として、とにかく最近は都内でも最低気温が零下になるでしょ。

そこそこ耐寒性があっても、零度を下回ると様子が違ってくる。

大丈夫なやつとダメなやつで運命が分かれる。

これはオリヅルラン。

そもそも耐寒性がそれほどあるわけではないので、最近の寒さにあてられると・・・

あたり一面茶色くなっているのはオリヅルランが枯れて溶けはじめている様子であります。

こうなると復活の望みは無い。

ちょこっと残っている緑の葉は、まだ辛うじて大丈夫だろうけど、もし根にまで寒さの影響が及んだら枯れてしまうだろうなぁ。

こうやって見ると枯れた葉が「マルチ」のような役割を果たして寒さから全滅を逃れようとしているようにも見える。

茶色の枯れた葉を汚いといってすぐに取り除くのはやめておいたほうが良さそうだ。


2018年2月7日水曜日

気の毒な草花たち



この前の雪の影響はなかなか深刻。

昨日も書いたが、雪のみならずこの低温。

植木鉢は軒下に避難させたので、雪の重量的な被害は軽微だった。

普段この植木鉢を置いてある場所は今の時期ほとんど日が射さないので、仕方なく日当たりの良いところまで約200メートル移動した。

仕方なく、というのは日当たりはまずまずだけど、誰の目にも留まらないところなのだ。

鉢は見てもらうために設置したのであって、日当たりが良いからといって目の届かないところに置くのはどうかと思ったけど、寒さでグッタリしているを見ていたら可愛そうになった。

ビオラは一般的によく言われるように「溶けはじめて」いた。

溶けるとはあかり科学的でないようだが、とにかくトロトロに柔らかくなっていくので、当たらずとも遠からず。

しばらく日に当てて元気が回復したらば、少し切り戻してやろうと思う。

そうしたら新芽が吹いて、分枝も促されて、ちょっとは見栄えもよくなるのではなかろうか。

そのくらいまでいったら「集中治療室」を出てもらって、これまであった場所で人々の目を楽しませてもらおうと思う。

鉢の良いところは、こうやって移動できること。

雪を避け、日当たりの良い場所へ、なんてのは鉢ならでは。

一方、花壇に植えられたパンジーは・・・

「雪が重たいー、雪が冷たいー」と悲鳴が聞こえそうだ。

くくくっ苦しい・・・ 気の毒

2018年2月6日火曜日

寒波


寒い。

確かに寒い。

北陸では大寒波で大雪、車は立ち往生らしい。

あんな雪で車の中に何時間もいるのは、本当に辛いことと思う。

こんな異常な天気は本当に勘弁してほしいものだ。

暦のうえでは立春だというのに。

さて、寒いなら寒いなりに、普段見れない景色も見ることができる。

その名もシモバシラなどという植物は茎の地際に名前のとおり霜柱のような氷の結晶をつくる。

こんなのはもちろん夏にはお目にかかれない。

そんな珍しい植物でなくても、最近の冷え込みで都内でも植物たちが凍てつく様子を見ることができる。

普段は緑色なのに、白く凍てついている。

こんな状態なのに枯れないというのもすごい。

冬の代表的な花、パンジー、ビオラもさすがに最近の寒さで元気がないというのに。

今、この寒さの中、何が元気で何が枯れそうなのか、そういう目で見て植物の耐寒性情報を蓄えていくことはどこかで役に立つのではないかと思う。

2018年2月4日日曜日

日なたぼっこ


東京の雪も一部まだしつこく残っているけど、だいたい溶けてきたかな。

今日は天気が良くて暖かだった。

でもまた寒波がやってくるそうなので予断は許さない。

今日のような穏やかな日は、できればどこかへ出掛けたいのだけど、やることが結構たくさんあってほぼ終日家で仕事をしていた。

窓際の日当たりの良い場所では・・・・

シクラメンがせっせと光合成をしていた(たぶん)。

そして犬もここぞとばかり日光浴をしていた。

植物も動物も太陽は有難い存在なのだ。

2018年2月2日金曜日

水切れシクラメン

水切れ、グッタリンコ

雪、積もりました?

私の周辺は積雪にはいたらず、胸をなでおろしています。

もうこの前の雪で、折角植えた花壇の花たちもたぶんペシャンコになってしまったと思う。

思う、というのはまだその雪が溶けていないので下にある花苗がどうなっているのか確認のしようがないのだ。

無理に雪をどけるとかえって苗を傷めてしまいそうで、自然解凍をひたすら待っている。

さて自宅にて。

外出から戻ると、頂き物のシクラメンがグッタリとしていた。

マズイッ、と思って慌てて水をジャブジャブやった。

5時間くらい経ってからだろうか、ようやく花柄がシャキッと立ってどうにか元のとおりに戻った。

危ない、危ない、あやうく枯らしてしまうところだった。

そもそもこの鉢にはあまり土が入っていない。

ということは、保水力がそもそも無いということ。

加えて、シクラメンの置き場は窓際の日が当たる場所ということだけど、日当たりがそこそこ良いので、一日経つと結構乾燥する。

なので、水やりをちょっと怠るとてきめんなのだ。

あまり手のかかる室内植物よりも、大地で逞しく生きる植物にどっちかというと惹かれるなー。

ちょっと復活の兆し

どうにかこうにか元の状態に。やれやれ。

2018年1月30日火曜日

シマトネリコについて考える⑤

株立ちで確かにカッコ良いんだけどね

・・・ということでシマトネリコについて考えてみた。

別にシマトネリコを敵視しているわけでも嫌っているわけでもない。

自分も庭造りのなかで植えたこともある。

ただ、流行っているから、使いやすいから、安いから、といった安易な気持ちで乱用するのはやめたほうが良いと「意図せぬシマトネリコ」最近道端でよく見かけて思うのである。

この前ご紹介したユーカリが流行ってきているという話も然り。

植物の力を侮ってはいけない。

気付いたら手に負えなくなっている、とういうことは往々にしてありうる。

その前に考えてみよう。

2018年1月29日月曜日

シマトネリコについて考える④



そんなわけで大量のタネは風に飛ばされ、たどり着いた場所で芽吹き根を張る。

そんな光景をいろんなところで見かけることができる。

でも良いのかなぁ、このままで。

上の写真は恐らく3~4年経ったもの、下の写真は2~3年経ったもの。

それぞれあれよあれよと大きくなる。

大きくなっていい場所であれば問題ないが、そこで大きくなられては困るという場合は、早めに手を打たないと手遅れになる。

ガッツリと根を張った樹木は伐採はできても伐根はなかなか難しい。

地際で伐採しても、ひこばえがすぐに出てきて復活の狼煙をあげるのだ。

だから根こそぎ取り除きたいけど、建物などの構築物にしっかりと食い込んでいたらば、かえって建物を傷めかねない。

まだ芽吹いて1年程度の若い実生を引っこ抜くのはたやすい。

そう、何事も早期発見・早期対処なのだ。

こんなヤバイ奴らをそこらじゅうに植えまくっていることにまず気付くべきなのだ。

最終章にむけてつづく



2018年1月28日日曜日

シマトネリコについて考える③

拡大して目を凝らして見てみなはれ

シマトネリコの旺盛な繁殖力が問題なのだ、という話を書いている。

実(タネ)が先日ご紹介したように沢山出来て、さらに発芽後もなかなかしぶといというあたりがこれだけ繁茂する所以だろうか。

上の写真を見て欲しい。
とあるビルの植え込みだけど、ここにいったいどれだけのシマトネリコがあるか。

かなり高画素でアップしたのでクリックして拡大して目を凝らしてみていただきたい。

手間、奥、右、左、真中・・・・

これをわざわざ買って植えるわけだから、こうやって実生で増えたやつを掘りあげて適当な植木鉢に植え替えれば結構良い商売になるんじゃないか?

元手はほぼタダだから、敷地所有者の許可さえもらえれば問題ない。

敷地所有者からしてみれば放置すると将来厄介なことになる「雑草」をタダで駆除してもらえるんだから悪い話ではない。

良いこと考えたなぁ。
こんどマジメにやってみようかなぁ。

まぁ冗談はさておいて、とにかくその気になって見てみると我々はシマトネリコに囲まれているということに気付くのである。

(つづく)

こんなのがゾロゾロあるぞ

2018年1月25日木曜日

シマトネリコについて考える②

梢に見られる淡い緑色のがすべて実

昨日申し上げたようにシマトネリコは株立ちで常緑だというあたりがウケて、あっという間に世に広がったように思う。

しかしここには意外な落とし穴があるように思える。

確かに見た目はなんとなくカッコ良い。

でも派手な花が咲くわけでもないし、実もいたって地味だ。

この地味な実が問題なんだな。

ヘラ状の実は小さくて、カエデの実のように「翼」(よく)が付いている。

その気になってみればおびただしい数の実が・・・

カエデ同様「翼」がついていて風にのって運ばれる

これが風をキャッチして遠くに飛ばされるというわけだ。

実際、風の吹き溜まりには実がたくさん落ちていた。

これが着地した場所の環境によっては発芽して育っていくことになる。

実の数はおびただしい。

房のようにたわわになった実がポロポロと落ちて、そして風にのって飛んでいく。

発芽率がどうであろうと、これだけの数の実ができるんだからその数%が生き残ったってかなりの数になる。

気をつけてあたりを見回すとそこらじゅうにシマトネリコの実生を見つけることができるのだ。

(つづく)



2018年1月24日水曜日

シマトネリコについて考える①



都内の雪はどうにか落ち着いたけど、引き続きの寒波でなかなか溶けずに居座っている。

さて、ずっと気になっていたことをそろそろゆっくり書こうかなと思う。

それはシマトネリコ Fraxinus griffithii のこと。

常緑で株立ちということで、一時やたら流行った。

個人のお庭というよりも、商業施設などでよく植えられているように思う。

しかしこのシマトネリコが結構な問題を引き起こしているのではないかと思うのだ。

今日は問題提議ということで、あまり深入りせずに数回に分けてシマトネリコについて考えてみたいと思う。



2018年1月22日月曜日


予報どおり、都内も結構な大雪であります。

所用があって大手町に出掛けていたのだけど、用事を済ませて夕刻地下鉄に乗ろうとしたらば改札から人が溢れそうになっていた。

あらためて都会は雪に対して脆弱だなぁと思う。

雪にも色んなタイプがあって、サラサラと軽い雪、シットリと重たい雪など、個性がある。

しかし園芸に携わる立場としてはこの雪は結構な問題。

雪=寒さ、ではない。

雪って案外暖かいもの。

むしろ、その重さが問題で、枝が折れたりといった物理的障害が起こる。

実際に今日もさっそく割りと大きな枝が折れて道路に横たわっていた。

こんなのが頭に落ちてきたら・・・

雪で滑りやすいので足元に気をとられがちだけど、頭上もどうぞお気をつけあそばせ。


2018年1月18日木曜日

大丈夫なのか、ユーカリ栽培


2018年1月17日日本経済新聞(夕刊)に
ユーカリ栽培広がる という見出しの記事があった。

見出しにあるように色・形 観賞用で人気と概ねユーカリ栽培に対して肯定的、好意的な記事だった。

僕は「そうかなぁ??」と懐疑的にこれを受け取った。

コアラの好物とは言うけど、コアラは全てのユーカリが好物なのではなくエサになるのは500種類以上あるユーカリのうちのほんの一部に過ぎない。

ここからしてユーカリへの理解の浅さが見てとれる。

確かに最近花屋さんに行くと切花と一緒にユーカリの枝も売っているのを良く見かける。

独特の色、形、質感があるので花材として人気があるのも分かる。

千葉県にはユーカリが丘という町もあり、実際にユーカリの木も植えられている。

その街のユーカリの木も見たことがある。

で、僕が申し上げたいのは果たしてユーカリの木を安易に植えて育てて大丈夫なのかということ。

実はイギリスでもユーカリの木は人気で、結構いろんなところに植えられているのだけど、そこで色んな問題が起きていることを目の当たりにしたきたからだ。

まずなんといっても成長がやたら早い。

さらに巨木になるポテンシャルを秘めている。
30メートルくらいはザラだと思う。

なので気付いたらアッという間に大きくなって手がつけられないという事例をイギリスでいくつも見た。

さらに厄介なのは樹皮。

基本的に常緑樹なので、秋に一斉に葉が落ちるということはないながらも、木の幹の皮、すなわち樹皮がメリメリと剥けては落ちてくるのだ。

これが結構な量で、決して侮れない。

片付けるのも大変だし、放っておけば美観を著しく損ねる。

このあたりのことを理解して、それでもユーカリを植えよう、育てようという覚悟があるのなら良い。

でも知らないでいて、単に流行っているからといって植えるとあとでとんでもないしっぺ返しを受けることになる。

イギリスでユーカリに悩む人をたくさん見てきただけに、このユーカリ栽培礼賛の記事を読んでとても違和感を覚えたのでありました。

マジメに警鐘を鳴らしたい。

2018年1月17日水曜日

不屈のサルビア


凍傷により今シーズンの花を諦めて、来期に向けてガッツリと切り戻したサルビア。

こんなに切って大丈夫?と訝しく思う人もいると思うが、なんのなんの大丈夫。

根元にはすでに新たなシュートがスッと出ていた。



でもこれも悪くすると寒さにやられてしまうかもしれない。
新しい芽は柔らいので寒さに弱いのだ。

それよりもガッシリした株を見てみるとすでに新たな芽吹きの気配がここそこに感じられる。


写真だとピントを合わせるのがなかなか難しくて、お伝えしづらいのだけど、太い幹のいたるところにプチっと小さな芽の気配があるのが分かるだろうか。


これは良いサイン(兆候)であります。

すでに芽がでることが約束されたようなもので、寒さが緩んだ頃にこれがスーッと伸びていくはずだ。

こういう芽は株の上部が元気だった頃はあまり見られなかった。

ところが寒さなどで枝の先端部分がそろそろ限界となると、今まで眠っていた芽(これを潜伏芽という)が目覚めて、ダメになる先端のバックアップをする仕組みとなっているのだ。

なんちゅー賢さよ。

あとは切り戻したこの株全体、さらには根が寒さでやられないようにだけ気をつけておけば大丈夫なはず。

ご覧のように壁沿いなので、吹きさらしではないので、寒さで根までダメージを受けることはないと思うけど。

もし心配ならば、株元にマルチを施しておけば安泰。

ということで、気持ちを切り替えて。

来シーズンこぞ絶対に花をさかせるのだ。

そのためのプランも頭にあるのだ。

無念サルビア




そんなわけで凍傷にかかってしまったサルビア。

残念ながら今期も花を咲かせることができなかった。

回復の見込みもないので、バッサリと剪定をすることにした。

元の4分の1位の草丈だろうか。
いや、もっとかな。

これを、やり過ぎと思う人もいるかもしれないけど、このくらいは全く問題ない。

以前、このサルビアは心無い人に踏まれて地表部分まで無くなったが、そこから見事に芽を吹き返してこのように元気になった経緯があるのだ。

もともとは捨てられそうになっていた、小さなプランターに入っていたサルビアだったのだけど、良くぞここまで育ったものだ。

剪定した太い枝は僕の指よりも太いくらいだし、とても硬い。


こんなに健全にスクスク育ったのに、ああっ何で花が咲かなかったのだ。

悔しい。残念。無念。

(さらにつづく)



2018年1月15日月曜日

凍死サルビア


最近の冷え込み方はかなり本格的。

都内でも最気温がマイナスになることが珍しくなくなってきた。

これが日陰だとなおさら。

まったく気温が上がらない。

あらためてお日様の有難さが身に染みる。

さて、実は某所でメキシカン・ブッシュ・セージ、呼び方は色々とあるようだけど、学名でいくと Salvia leucnatha となるが、これを足掛け4年くらい育てている。

お恥ずかしいが、最大の目的は大きく育てて花をたくさん咲かせること。

当たり前のこと、簡単そうなこと、なんだけどこれが上手くいかない。

草丈はお陰様で150センチくらいにはなるんだけど、どうしても花が咲かない。

ある年は花芽すらつかなかった。

今年は花芽が早い時期からついていたので、シメシメとおもっていたのだけど、蕾のまま結局花が咲かなかった。

過去形になってしまったのは、ここ最近の厳しい冷え込みで凍傷にかかってしまったらしく、葉っぱがあれよあれよとチリチリになってしまったのだ。

これは低温による生理障害であると思うが、こうなると復活は厳しい。

ということで、今年も大きく育てることには成功したけど、花を咲かせるには至らなかった。

悔しい。

正直、悔しい。

特に花芽がついていたし、その蕾はうっすらと花の色(紫色)になっていたので、あと一息だったはず。

なんで、その一息がなせなかったのか。

そんな花が咲く一歩手前の蕾の状態で1ヶ月以上経っていたと思う。

何がいけないのか。

思い当たるフシはただひとつ。

日射量だ。

ビルの谷間にあるけど、春や夏はそれなりに日が当たる。

しかし秋から冬は太陽の進み方とビルの関係からほとんど日が当たらないのだ。

必然的に温度も上がらない。

もし日が差していれば、たぶん大きく育てて花をたくさん咲かせるという目標は達成することができたのではないかと思う。

(つづく)


2018年1月12日金曜日

驚異のバラ


暮れに頂戴したバラがまだキレイなのだ、と書いたのは1月4日だったか。

それから一週間以上が経った。

白とピンク、2種類のバラがあって白いほうは花弁がハラハラと落ちてダメになってしまった。

ところがこちらのピンクのバラはまだまだ元気なのだ。

かれこれ一ヶ月近いというのは大袈裟ではなかろう。

仮にこれが一本1000円以上したとしても、コストパフォーマンス的には超お得といえる。

因みに品種はcool water(クール・ウォーター)といってオランダ原産らしい。

いやー、かえって恐いな、コレ。

切花の常識を超えている。

なんか怪しいクスリでもやっているんではないかと訝しくもなる。

あらためて伊勢丹ローズギャラリーのHPを見てみると扱っているバラがとんでもないこだわりを持って育てられていることが書いてある。


通常は水耕栽培なのだが、あくまでも土耕栽培にこだわっていたり・・・

とにかく、どこかの家具屋さんのようだが「お値段以上」と言えるのではなかろうか。

頂戴ものではあったが、思わぬことで切花のポテンシャルに目からウロコでありました。

時たま自分でも買ってみようっと。