2019年1月31日木曜日

雪対策



今晩だか、明日だか、雪が降るらしい。

困るのは頑張って育てているサルビアが雪の重さで折れてしまうのではないかということ。

そうならないように、先ほど紐で枝を束ねて後ろの壁にくっつくように引っ張っておいた。

これで雪が積もる面積が減り、雪のダメージも軽減できるという目論見。

今どうにか花がちらほらと咲いているが、これが折れてしまったらそれでオシマイ。

せっかくなんでもう少し頑張って欲しい。

できるなら雪そのものが降らないでほしい。

まさに天に祈る気持ち。

2019年1月28日月曜日

ネギ


ネギを買って、残った部分を冷蔵庫で数日置いておいた。

納豆に刻んで入れようかと出してみたら、切り口の中心部が数ミリ伸びていた。

冷蔵庫の中、もちろん根はなく、土も、光も、水もない。

さらに気温が低い。

こんな悪条件でも成長しようとしているネギのけなげさを目の当たりににして、しばし見入ってしまった。

興味深いのは成長しているのはネギの中心部で、外側はそうでもないこと。

ネギの切り口からも分かるように、ネギは茎の中がラップ状に何十にも巻かれている。

この中心部分が成長するのだろう。

もっと深掘りするともっと学べそうだ。

2019年1月23日水曜日

珍・ゴムの木




アスファルトの隙間に食い込んでしぶとく生きるコキアやモッコウバラについて書いたが、そういう目で街を歩くとそんな風景にちょくちょく出会う。

これは神田。

ひょろりと伸びたゴムの木、4メートルくらいあるだろうか。

そしてその根元には図体の大きさに釣り合わない小さなプラスチック鉢が。

この体がこの小さな植木鉢に収まるわけがない、と良く見てみると・・・

案の定、裂けたプラスチック鉢から太い根がアスファルトとコンクリートの間に食い込んでいる。

スゴイなぁ、これ。

このゴムの木があるのは神田で有名なカレーの店「トプカ」の前なので、是非カレーを食べがてらこの奇特なゴムの木をご覧頂きたい。

2019年1月17日木曜日

珍・モッコウバラ

日当たり良好!

立派な幹

形ばかりの木枠プランター

昨日の珍コキアのよこに大きく育っているのはモッコウバラ。

そのお宅の居間が外から見えないようにシッカリとした目隠しにもなっている。

幹だってご覧のように人間の腕くらいある。

しかしそのモッコウバラがどこに植わっているか、よーく見てみると白い木枠の中に見える・・・・が、そうではない。

木枠はあくまでも飾りであって、根は昨日のコキア同様アスファルトの隙間に伸びているのだ。

よくここまで大きくなったものだ。

これはこれで安定しているので暫くは大丈夫だろう。

しかし、もし将来このアスファルトを補修する、あるいは敷き直すなんてことになったら行く末は厳しいだろうなぁ。

たまたまここにお住まいの方とお話することができたが、その方もそれは覚悟しているようだった。

でも僕がその方に「スゴイですねー、このコキアもモッコウバラも。なかなかこんなの見れませんよ。」などと話しかけたらばたいそう嬉しそうだった。

でもヨイショでもなんでもなく、実際これはなかなかスゴイ。

ただこのスゴサが一般的な「スゴイ」とはならないので、なにこれ珍百景に応募してもボツになってしまうだろうなぁ。

2019年1月16日水曜日

珍・コキア

スクスクとそだったコキア

横から見たところ。茎をたどっていくと・・・

アスファルトのわずかな隙間に根を張っている

これもやや古い話題で恐縮だけど、昨年暮れに見かけた珍な光景。

とあるお宅の前にモッサモッサの黄緑色の植物がある。

これはコキアってやつで、ホウキギとも言われるヒユ科の植物。

ひたち海浜公園で一躍有名になったアレであります。

これの何が珍なのか?

それが根をどこに張っているのか見てほしい。

花壇でも植木鉢でもない。

アスファルトの割れ目に根を張っているのだ。

1年での話ではないぞ、数年はここにいる幹(茎)の太さなんであります。

歩行者にも踏まれず、自転車や車にもひかれずにここまで大きくなった「幸運」も見逃せない。

こういうのを見るに、植物の生命力の凄さ、逞しさを感じずにはいられない。



2019年1月15日火曜日

仮説・狂い咲き

枝の先端に弱弱しく咲いているキンモクセイ(H30年12月)

枝の先端に咲いているでしょ

これは昨年撮ったもの。枝の途中に咲いているでしょ

これも去年撮ったもの。これが普通じゃない?

ややタイミングが遅くなってしまったけど、今日はキンモクセイの狂い咲きの話。

暮れに個人庭の手入れをしていたときのこと。

なにやら甘い香りが漂っていた。

そうキンモクセイの香りだった。

しかしキンモクセイは秋に咲くもので12月ではとっくに終わっているはず。

しかしそのキンモクセイを見ると、確かにオレンジ色の小さな花が咲いていた。

でも何か違和感が。

そう花の咲いている場所だ。

上の2枚の写真を見れば分かるけど、花は枝の先に咲いているのだ。

思い出してほしい、キンモクセイは枝の途中にプクッと花芽ができて花が咲くのではなかったか。

なので枝の先端ではなく、途中に花が咲いている(写真3~4枚目)。

枝の先端に花が咲く、これやいかにと思いを巡らせてみると、ひとつの推論にいたった。

枝の先端には来年度伸びますよ、という潜在的な枝が「芽」として潜んでいて、さらにその潜在的な枝に潜在的な花芽もついていたのではないか。

それが暮れのヘンテコな陽気で枝が伸びる前に花が咲いてしまい、結果として枝の先端に花が咲いたのではなかろうか。

どうだろう?

正解かは不明だけど、身の回りのちょっとしたことにあれこれ想像してみると面白くないかい?

2019年1月10日木曜日

投売り、叩き売り




花苗は生き物とはいえ商品である。

商品である以上、売れてナンボという側面があることは否めない。

花苗すべてが植物を愛する人に買われていって完売すれば言うことがないが、世の中そうはいかない。

売れ残りというものが必ずでる。

売れ残る理由もまちまち。

健全な苗なのに需要と供給のバランスを欠いてしまったがゆえに売れ残るもの、苗として価値を失ってしまって売れ残るものなど。

先日見かけたのがこれ。

値下げしました、パンジー50円

パンジーが50円は明らかに破格。

でも苗の様子を見るとはたしてそこに50円の価値があるか、言い換えれば商品価値そのものがあるかという根源的な問題が見てとれるのだ。

草丈がヒョロリと間延びしてしまっているもの、その逆に生育不良で極端に小さいもの。

花だって一輪すら咲いていないどころが、ツボミの気配もない。

ツボミの気配がないということは、買って育てても花が咲かないということ。

では人々はどうしてこのパンジーを買うのだろうか?

葉っぱを鑑賞するため?

そんな奇特な人はいないでしょ、普通。

不幸な苗の様子を見て胸が痛み、そこに50円という値札がついていることに胸が痛み、その苗が店の端っこに追いやられていることに胸が痛み、来店客の誰もそのパンジーに関心をよせない様子に胸が痛み・・・と胸が痛みっぱなしなんであります。

困るなぁ、こういうの。

2019年1月8日火曜日

春の七草~追伸


春の七草
ホトケノザ、ナズナ、セリ、ゴギョウ、スズシロ、スズナ、ハコベ

ややこしいことは、その名と現在のそれが別物であったりすること。

スズシロはダイコンでしょ、ナズナはいわゆるペンペン草、ゴギョウはハハコグサ、スズナはカブ、そしてなんといってもホトケノザはコオニタビラコというキク科の植物。

昨日書いた花壇の雑草でのホトケノザはこのホトケノザではなく、現在ホトケノザとして一般に知られているシソ科のホトケノザのことを言っている。

そして七草粥に入れるのはハコベのことを言ったのであって、このホトケノザを含めていない。

昨日書いたブログを読み返していて、これではこのホトケノザが七草粥に入っているともとられない書き方をしていることに気付いた。

なんだー、なんだかんだ言って七草知らないんじゃない?と思われるのは不本意なので、慌ててこうやって釈明文をしたためているというわけ。

えっ?往生際が悪い?
そんなことおっしゃらずに。

2019年1月7日月曜日

身近な春の七草


JR飯田橋駅横、早稲田通りの花壇。

プリムラ・ジュリアンが植えられたその後。

なにやら緑がモッサモッサとしている。

何だろう?と思ってみてみると雑草が株と株の間に育っていた。

具体的にはホトケノザとハコベ。

このあたりを見るに春遠からじ、と思うのである。

春の七草にも含まれている。

七草粥いただきましたか?

正月を過ぎ2019年本番、冬至も過ぎ、日ごと日が伸びてきている。

2019年1月5日土曜日

信号待ちの間に・・・


1月5日。

正月休み気分も終わりだけど、インフルエンザは思ったよりも堪えた。

インフルエンザというものが堪えたのではなく、それによって思い描いていた、予定してた正月が吹っ飛んでしまった。

だいたい新年早々縁起悪いよね。

そしてなんとなくダラダラする習慣が染み付きそうで困っている。

一番は朝起きれなくなったこと。

放っておいたらずっと寝てしまいそうだ。

習慣って本当に怖いなと思う。

自分を律してそれが習慣化すれば良いが、ひとたびタガが外れるとなかなか修正するのがキツイ。

まぁ、やりますよ、元の生活に戻りますよ。

というわけでブログ。

暮れに書いた早大通りの花壇の話の続き。

花苗ジュリアンは落ち葉で覆われていた。

それはケヤキの落ち葉。

なーんだ落ち葉か、と思って通り過ぎればそれまでのこと。

しかし立ち止まって、その落ち葉を拾ってごらんなさい。

ケヤキの落ち葉ってのは葉っぱ一枚がヒラヒラ落ちてくる場合もあるけど、多くの場合は数枚の小さな葉っぱが固まって小枝ごと落ちてくるのではないだろうか?

その小枝を見てほしい。

葉っぱの付け根に小さい何かがポチっと付いているでしょ。

これがケヤキの実なのだ。

分かりやすく言えばタネ。

植物たちは作ったタネを風や、動物・鳥などに運んでもらおうと色んな工夫をしている。

ケヤキのタネを運ぶのは風。

風で運ばれる場合、風を受けるために翼(よく)がついていたり、タンポポのようにパラシュートを持っていたりする。

ケヤキの場合はタネひとつひとつは単なる粒なので風を受けて飛ぶことができない。

そこでこうやって乾燥した葉っぱにしがみついて風に乗って飛んでいくのだ。

着地した先でタネが枝からポロっと外れて、芽が出れば作戦成功。

うまくできてんなー。

是非、立ち止まってケヤキの小枝を拾ってみてほしい。

そうしているうちに信号が青に変わるだろう。

2019年1月1日火曜日

あけましておめでとうございます


あけましておめでとうございます。

いつも花咲ブログを見ていただきありがとうございます。

皆様にとって2019年が素晴らしい年でありますよう。

毎年、元旦は早起きして自転車で荒川土手あたりから初日の出を拝んで、都内を軽くサイクリングし、初詣に行き、新聞を3紙ほど買い、朝風呂に漬かり、シャンパンをやりながら新聞に目を通す、というのを常としていたのですが・・・。

あろうことか30日頃からインフルエンザになってしまった。

一家全滅。

幸い予防接種をしていたので、症状は軽めだけど、身体の節々が痛いし、倦怠感もかなりのものだし、悪寒もする。

サイクリングなんてとんでもない、ということで、ここ10年くらい毎年続けてきたルーティンを破ることとなってしまった。

新年、幸先が良くないことこのうえない。

しかし、よく寝れるもんだ。

腰が痛いのは寝過ぎによるものかと思う。

ともあれ、快方に向かっているので、今年も身近な植物たちの楽しい話題について取り上げていこうと思っていますのでよろしくお願いいたします。