2016年3月31日木曜日

サフィニア


サフィニアの潜在力を認識したのは去年のことだった。

とある場所での花壇作りを思案していたとき、たまたま通りかかった花屋さんの2階にこぼれんばかりに咲いていたのがサフィニアだった。

これ良いなぁ・・・と思った。

お店の方に話を聞くと、春に植えつけてその後順調に育ってここまでなったということ。

長さ70センチほどのプランターにたった3株程度しか植えていないそうだ。

植えたのは春で、この写真を撮ったのは8月下旬ころだったか。

花期も長いということになる。

これを開発したサントリーは、このようにこんもりたっぷり咲く花の開発に余念がない。

自分でもこれを「試し」に育ててみたいと思った。

このようにこんもり育てるためにはそれなりの手間がかかる。

水遣りはもちろん、施肥、そしてピンチ(枝先摘み)、花がら摘み、切り戻しなどなど。

一度自分でそれなりに育ててみて、どの程度の手間が掛かるのか、そしてどの程度大きく育つのか試したかったのだ。

100円程度で売られているペチュニアと違うゾ、というのは自分で育ててみて初めて分かること。

やったこともないのに情報だけ得て、さも知ったように語るのはよくない。

ということで、今年はこの一株のサフィニアがどこまで成長するか試してみたいと思っております。

2016年3月29日火曜日

ペチュニアVSサフィニア


4月も目前。

本格的な春の到来であります。

園芸店に行くと色んな花苗が売っているようになった。

よりどりみどり、インスピレーションでビビッときたやつを手に入れればよろしい。

あとは育てるだけだ。

僕は口は出すけど、手はあまり出さないというか、自宅ではとくに何かを育てているわけではない。

狭いベランダではねぇというためらいがあるのだ。

でも今年は育ててみたいものがある。

それがこれ。

向かって左が普通のペチュニア。

右は同じペチュニアの仲間のサフィニア。

現時点での見栄えは間違いなく右のペチュニアに軍配があがる。

でもビックリするのはお値段で右のペチュニアは150円、左のサフィニアは450円!!

これはなぜか?この差はなんなのか?
サフィニアにそんな価値があるのか?

このあたりは明日書こうと思います。



2016年3月25日金曜日

ひっつきむし


春だから花に目がいきがちだけど、見るべきは花だけではない。

川原を歩いていてたくさん見かけたのはセンダングサの実。

センダングサの花にはまだ早いけど、昨秋なった実が枯れた茎にまだたくさん付いていた。

ちょっと触ればご覧のとおり、たくさんの実が洋服にひっつく。

こういうのは楽しいねぇ。

どうして洋服に付くのかは虫眼鏡などでその先端を見てみれば分かる。

僕の写真では撮れないけど、実の先端はかぎ針状になっていて一度なにかにひっかかるとなかなか抜けないのだ。

川原を歩いていたら、イヌを散歩させている人も多く見かけたけど、イヌも草むらに入るとセンダングサだらけになる。

しばらく経って「イヤだワン」とこれを払うと、センダングサはイヌにくっついたところから払われたところまで旅をしたということになるわけだ。

もちろんイヌを散歩させているわれわれのズボンなんかにもたくさんセンダングサの実(タネ)がついてくることも忘れてはならない。

ホント、賢いよねぇ植物たちは。



2016年3月24日木曜日

クヌギの花


多摩川を歩いて咲いていたのは可愛い花ばかりではない。

例えばこれ。

クヌギ Quercus acutissima の雄花も今まさに咲こうとしていたのだった。

クヌギの花といっても、クヌギは風媒花ゆえ、可愛い花びらがあったり、良い香りがしたりするわけではない。

地味にひたすら大量の花粉を出すことを当面の目標としている。

なのでご覧のように
「えっ、これが花なの?」
と拍子抜けするくらい地味で変哲な格好をしている。

まだ芽が出ただけで「開花」してはいない。

開花といっても、このアオムシのような形をした雄花がビヨーンと伸びて中に詰まった花粉を大量放出するだけのことなのだけど。

知らないと通り過ぎてしまうが、これも一年に一度しか見れない一大イベントといえる。

どうです、ソメイヨシノばかりに気をとられている場合じゃないでしょ。


2016年3月23日水曜日

サクラだけが春じゃない

ヒメオドリコソウ

ハナニラ

テレビではニュースも天気予報もバラエティ番組もサクラサクラ。

サクラが好きな国民だし確かに良いとは思うけどサクラばかりが春の花ではないぞ、と言いたい。

多摩川を歩いたら、春の花オンパレード。

写真でご紹介するのは上からヒメオドリコソウ、ハナニラ、オオイヌノフグリ、ツクシだけど、もちろんそんなもんじゃない。

もっともっとたくさんあって、ブログを書く身としてはネタに困らず嬉しい限り。

でもこんな状態も長くは続かない。

ツクシだってこんな感じで見れるのはあと1~2週間じゃないかな。

サクラといって騒いでいる場合じゃないのだ。

多摩川でなくても、家から駅まで歩くあいだにもスミレだとか、ハコベなどが咲いているし。

さらには花だけではなくて、樹木の新芽がいっせいに吹いているのにお気づきか?

キンモクセイやレッドロビンなどの生垣で使われるような常緑の樹木たちの新芽がにょきにょきと伸びているのだ。

くどいけど、「今しかない」のだから、植物たちの今を見逃すべからずだゾ。

オオイヌノフグリ

ツクシ

2016年3月21日月曜日

散歩日和

 

東京はサクラの開花宣言も出て本格的な春の到来であります。

そして3連休。

絶好の行楽日和でありました。

日曜日は植物観察の新企画として多摩川を約5キロ楽しく歩きました。

実は2週間前に下見に来たのだけど、そのときはそれほど花は咲いていなかった。

ところがわずか2週間の間に季節は巡って、百花繚乱の様相を呈していたのでありました。

これは嬉しい誤算。

でもあまりに見るべきものが多すぎて、2時間で5キロ歩くつもりが1時間過ぎてもまだ2キロ歩いたかどうか、といった具合。

まぁ良いじゃないか。

天気もいいので楽しく散歩できれば。

そんなわけで手探りで始めた新企画はまずまずの成功といことで、次回は4月29日に隅田川を歩く予定です。

下見をしてまた詳細が決まりましたらお知らせします。

多くの方のご参加をお待ちしております。

晴天、のんびり・・気持ちよし

ユキヤナギ満開

2016年3月17日木曜日

春到来


ソメイヨシノの開花予想も出揃った。

たしかに日に日に寒さが緩んできている実感があるね。

散歩などで往来を歩けばそこらじゅうの植物たちの「新芽」が吹きはじめているし、花も咲いている。

桜はつぼみがパンパンに膨らんでいるので、開花予想(東京は21日)はかなり信憑性があると思われる。

こうやって一斉に春の装いとなるので、フォローするこちらとしては忙しいかぎり。

足元を見て、上を見て、花を見て、枝先を見て、草むらを見て・・・

こんどの日曜日には新企画「東京の川をてくてく歩こう!」で多摩川を歩くんだけど、たぶんスゴイことになっているはず。

楽しみだなぁ。

2016年3月16日水曜日

さよなら、ビーンブーツ

経年変化でなんともいえない風合いが・・・

新品と比べると明らかな違いが

このブーツ知っていますか?

ビーン・ブーツというもので、アメリカのアウトドアブランドであるLL Beanの代名詞的なブーツであります。

ゴムソールとレザーアッパーの独特の組み合わせ。

このビーンブーツをなんと30年間同じものを履いてきた。

途中でゴムソールを2回取り替えた。

取り替えるにはアメリカの工場に送らねばならない。

今回もゴムソールとレザーアッパーを繋ぐ縫い目がほころびてカパカパになってしまった。

LL Beanに問い合わせたら、ソールの張替えも3回目になるとステッチ(縫い)が効くかは微妙らしい。

自分の足に馴染んだレザーの風合いはなんともいえない。

これを諦めるのは忍びないが、もはや天寿を全うしたと思って新たなビーンブーツを買うことに。

そして古いビーンブーツは惜しいけど履けないわけなので、思い切って捨てることに。

もし自分が偉人で記念館なんか持っていたらばガラスケースに入れて飾っておきたいところだけど。

30年って自分の人生の半分以上履いてきたってことか。

それはそれでスゴイ。

ピカピカの新品ブーツを履くのはどことなく照れくさいけど、もう仕方があるまい。

これからはまたこのブーツに歴史を刻んでいきたいものであります。


説明不要の風格

新しいブーツにはこのラベルはついていない

2016年3月14日月曜日

四角いサクラ


先日ご紹介した紛らわしい名前の桜、イチヨウ。

名前は良いとして、気になったことがあった。

それはイチヨウに近づいてみて分かったことなのだけど、支柱の食い込み方がハンパではなかったのだ。

ご覧のように支柱は櫓(やぐら)のようになっていて、ビスでガッチリと固められている。

ここに植えつけたときは幹もまだ細く、そしてしばらくは根が付かないことを見越して頑丈な支柱を施すことは悪いことではない。

でも木の生長を考えなくてはいけないでしょう。

木は成長肥大を続け、今の状態では当初の支柱の幅では明らかにきつい感じだ。

一部支柱に食い込んでいるし、丸いはずの木の幹は四角っぽくなっている。

まるで四角いスイカ、四角いメロンのような感じなのだ。


これが木に良いはずがない。

この箇所が弱っていつかポキッと折れるか、ここから不朽が入って早晩枯れてしまうと思う。

今できる最善の方法はこの支柱を取り除くこと。

でも誰もそんなことに気づかないだろうなぁ、残念なことに。

一般の方が気づかないのは仕方ない。

でも施工した業者や、管理している業者、さらには所有している自治体であれば知っているはずだし、知っているべき。

どうにかならんものか、これ。


2016年3月10日木曜日

イチヨウはイチョウに非ず


昨日は無事にどうにか確定申告を済ませました。

やれやれと思って駅に向かって歩いていると大きなラベルが。

大きな字で「イチヨウ」と書いてある。

僕はこれを「イチョウ」と書いてあると早合点してしまい、「またまたこんないい加減なラベルをつけちゃって。どうしたってイチョウのわけないでしょ」と思って、よくよくラベルを見てみたら「イチヨウ」だった。

なんだ紛らわしい。

だいたい「イチヨウ」は「一葉」で品種名でしょ。

こういうラベルは普通属名をまず記して、そのあとに品種名をつけるもの。

それが属名をすっとばして「品種名」を強調するもんだからおかしいことになるのだ。

このあたり、統一感が必要だゾ。


2016年3月7日月曜日

自費


新宿区。

街路樹の植え込みにある木になにやら札がついていた。

自費工事植栽樹木

この札を見る限りで想像すると・・・

おそらくこの街路樹の植え込み(東京都所有地)にこの近所の個人あるいは法人がこのライラックを植えたということなのかな、と思う。

自分で植えたので「自費」であり、自分の費用で剪定などのメンテナンスを行うので「自費」なのではないかな、と。

この手のスペースに勝手に色んなものを植えてしばしば問題になっているものもよく見かける。

この札がある限りは、お互いが合意のうえなされているものだろうから問題は少ないのだろうか。

真意は定かではないが、ちょっと気になる札でありました。


2016年3月4日金曜日

伐採禁止?!



多摩川を歩いていたらば、
「樹木の伐採禁止!!」
という立看板が妙に目に付いた。

なんなんだろう、これは。

樹木の伐採とは、いったい誰が、どんな目的でするものを指しているのだろうか。

伐採だからノコギリというよりもチェーンソーなどが必要なはず。

世の中、一般家庭にはチェーンソーは無い。

となると、それなりの業界関係者なのか?

そしてどれはどんな目的なのだろうか?

伐倒を目的とするのなら倒しっぱなしで良いけど、何かに利用するのであればそれを運び出さなければならない。

乗用車では無理だろうし、最低限でも軽トラ程度は必要だろう。

伐った木を一人で運ぶのも難しいだろうなぁ。

さらにこれらを人目に付かずにこっそり遂行するのは無理でしょ。

でもやる人がいるからこんな看板があるのだろう。

本当に不思議な看板で、コトの真意、真相を知りたいものであります。

2016年3月2日水曜日

多摩川


イベントの下見のため久々に歩いた多摩川。

これまではサイクリングもしくはジョギングといったかたちで「駆け抜ける」ように多摩川に接していた。

ところが今回はゆったり丹念に歩いたので、それまで見たことのない多摩川の姿を見たような気がした。

たとえば写真を見ていただきたい。

この春の小川、正真正銘、多摩川のほとりですよ。

ハナショウブかカキツバタだろうか、小川の真ん中に早くも繁茂しているのが分かる。

今回多摩川のたった5キロ程度を歩いただけだけど、こんなナイススポットの発見があった。

・・・ということは隅田川、荒川、江戸川など他の川ににもこんなノンビリとした良い場所があるのかもしれない。

ああ、時間さえ許すのであればそれぞれの河川を発見を求めてくまなく歩いてみたいものだ。