2017年11月17日金曜日

余裕は大事


某所にて鉢植えの花を入れ替えようとした。

春からずっと頑張ってきたサフィニアもいよいよ元気がなくなってきたので秋~冬ものに植え替えようというわけ。

鉢にあったサフィニアにはサヨウナラして、問題は土(用土)をどうするか。

これを一般ゴミとして捨てられないのは周知のことと思う。

もちろん再利用、サステナブルな園芸を目指してみることにした。

ふるいに古い用土を入れて、砂利やサフィニアの根を取り除き、できれば天日干しして殺菌などすると良いという考え。

アイディア自体は良いと思う。

でも実際にやってみたら・・・

ふるいの選択ミスが第一にあげられる。

まずふるいのサイズが小さすぎて、少しづつしか用土が入らない。

そしてふるいの目が細かすぎてなかなかふるいを通りこして用土が落ちていかない。

これはひとえに「ケチった」からだ。

大きいサイズとなるともちろん値がはるし、普段からふるいを使うかというと否。

年に何回使うか分からんものにそんなに投資はできない。

こういうことは予め想像がついていたので、それなりに考えて買ったつもりだったけど甘かった。

そしてサフィニアの根はとても細かく、元気に密に張っていたのだった。

これは手間がかかる、時間がかかる。

思案していたところ、鉢底に謎の「卵」がたくさん付着しているのを発見。

この汚染された土を再利用することはかえってマイナスに思えた。

なので、結局この土は花壇の隅に捨てて、新たな用土を使って植え込んだ。

もちろん鉢は水圧を上げたホースで汚れも謎の卵も洗い流して。

こういう作業をするには、余裕が必要だと改めて思った。

時間的な余裕、ふるいのサイズの余裕、作業をするスペースの余裕など。

発想は良いが、それを実践するのはなかなか難しいね。

苗を用意しちゃったので後にはひけない

2017年11月14日火曜日

秋到来


気がつけば早くも11月も半ば。

年賀状は売り出されているし、来年の手帳売り場も盛況だ。

早くも忘年会なんて言葉も聞かれるようになってきた。

一年は本当に早い。

あと何回サクラを拝むことができるだろう、あと何回紅葉狩りができるだろう。

いつでも出来ると思ってはいけない。

人生には限りがあるのだ、と季節が巡るたびに思う。

都内でもぼちぼち紅葉・黄葉がはじまった。

今年もあと50日を切った。

一日一日を大切に。


切り込み隊長


おたくのご近所にこんな空き地を見かけないだろうか。

何か建物が建っていて、それを壊して更地となる。

当初は土むき出しの何の変哲もない空き地が、時間の経過とともに少しづつ緑に覆われていく。

不思議だと思いませんか?

緑はいったいどこからやってくるのか?

沸いてくるわけではない。

それこそ鳥や風がタネを運んでくるのだと思う。

あるいは土のなかにそもそもタネが潜んでいてそれが発芽することも考えられる。

こういう更地があると、そこに何がはえているかを注意深く観察すると面白い。

だいたいどこでも同じようなパターンのはず。

先陣をきってやってくるのはアカメガシワ、アオギリ、ヒナタイノコズチ、セイタカアワダチソウなど。

そして時間の経過とともに少しづつその植生が入れ替わっていくのがまた興味深い。



2017年11月12日日曜日

我々も運び屋なのだ


植物たちがタネを運ぶ件について書いてきた。

これまでご紹介したのは鳥が運ぶ、風が運ぶといったあたり。

もちろんこれら二つは最も代表的な種子散布の方法だ。

でももっともっと方法はバリエーションに富んでいる。

例えばこれ。

コセンダングサ Bidens pilosa 

実の先端が鈎針(かぎばり)状になっていて、人間の洋服や動物の身体に付着する。

種小名の pilosa は「長くて柔らかい毛をもった」という意味があるようだけど、この鈎針のことを指しているのであれば決して柔らかくはない。

下の写真は実を結ぶ前の花のときだけど、長くて柔らかい毛らしきものは見当たらない。

まぁあいい。

秋晴れの気持ち良い日は散歩しながら色んな実に目を向けてみよう。

2017年11月8日水曜日

旅するタネ


赤城の実をご紹介してきたけど、赤城の実に限らず植物たちはせっかくできたタネをより遠くへ運びたいと思っていて、それを風に頼ったり、鳥を含む動物に頼っていたりする。

これを種子散布と呼ぶということはお話ししたとおり。

動物たちは実を食べて、糞をするときに消化されなかったタネが糞に混じっていてタネは動物が実を食べたところから糞をしたところまで旅をしたということになるのだ。

そうやって注意して見ていると、何かの動物の糞が雨に打たれて形は崩れていたものの、中に消化しきれなかったタネが沢山含まれているのが分かる。

白っぽいタネ。

何のタネだろうか?

タネの中には動物の胃を通過する際、強い酸(胃酸)に触れることで発芽が促されるものもあるという。

タネの追っかけも楽しいテーマであります。

2017年11月7日火曜日

赤城の実 ③


赤城の実。

これまでは赤や紫など目立つことで鳥たちに見つけてもらって運んでもらうという話をしてきたが、タネを運ぶのは鳥や動物だけではない。

風だって運ぶのだ。

一番分かりやすい例がタンポポね。

あれは風にのってフワフワと飛んでいって着地した場所で発芽するという仕組み。

今日の写真は知っている人は知っているけど、知らない人は知らない実。

当たり前か。

これはカエデの実。

二枚の翼のようだけど、これは半分にパカッと離れて翼一枚でクルクルとヘリコプターのように回転して飛んでいく。

タネの部分が丁度良い塩梅の重さになっていて、クルクルと回転するようになっているのだけど、これを見るたびに本当に感心する。

こんな絶妙なバランス、作ろうたってなかなかできるもんじゃない。

是非拾って、自分でクルクルしてみていただきたい。

飽きずにしばらくクルクルできるはずだから。

2017年11月6日月曜日

赤城の実 ②

ミズキ

赤城で見かけた実の続編。

手のひらにのっているのはミズキの実。

こうやって枝(花柄)ごと落ちてくる。

この枝の様子がブドウの房の柄に似ていたので、以前「ブドウ科の何か」と案内して恥をかいたことがある。

人間、恥をかいて成長するものである。

こういう積み重ねで自分の知識が蓄積されたり、判別力が強化されるのではないかということで。

そしてたわわになる赤い実はアオハダ。

これも当初分からなくて、遠目にはサクランボのようにも見えたので「サクラの種類」として大恥をかいたことが。

今アオハダということが分かってしまったし、モチノキ科の特徴が見てとれるのでサクラのはずはないじゃないかと思えるけど、サクラも種類が多いのでこのようなサイズの実も結構見かけるというのが言い訳。

でもサクラとは実の付き方が違うし、なんといっても木肌がまったくサクラのそれと異なっていた。

勉強不足。

そして最後は暗がりに浮かび上がるオレンジ色の実。

なにやらオレンジ色のトウモロコシのようだけど、これはマムシグサ。

これらざっとご紹介したわけだけど、もちろんこんなものではない。

もっともっと沢山あるので、この季節散歩をしながらご近所の実を捜してみてはいかがでしょう。

アオハダ

マムシグサ

2017年11月4日土曜日

謎のおじさん


3連休ですか?

僕はあんまり関係ないけど・・・

今朝仕事先に向かう途中で、ノーネクタタイのしわくちゃスーツを着たおじさんが街路樹のハナミズキになっていた赤い実をせっせと摘んでスーツ上着のポケットに突っ込んでいた。

いったいハナミズキの実をどうするつもりなのだろう。

食べるわけでもなかろうに。

朝7時前から赤い実の収穫に精をだすおじさん。

スーツ、おじさん、赤い実・・・ とっても不思議でアンバランスな組み合わせで気になった。

2017年11月1日水曜日

赤城の実①

ガマズミ

そんなわけで先週末は雨の赤城自然園に行っていた。

実りの秋ってことで様々な実が色づいて見ごろを迎えていた。

赤い実、紫色の実、茶色の実・・・

どれもこれもなかなかどうしてキレイだった。

とくに雨に濡れると1.5倍くらいキレイに見える気がする。

こうやってみると目立つことで鳥たちに見つけてもらいやすいのはもちろん、鳥にとって「一口サイズ」で丸呑みしやすく、実の表面もツルツルしていて呑み込みやすいのではないかと思う。

これが大きかったり、ザラザラしていたり、角ばっていたりすると鳥たちは敬遠してしまうだろうなぁ。

つくづく上手くできているなぁ。

ムラサキシキブ

へクソカズラ

2017年10月31日火曜日

残り2ヶ月


ブログ、またサボってたんじゃないのぉ~

イエイエそうではございません。

週末は赤城に出掛けていたのです。

折りしも台風接近ということでイベント開催そのものが危ぶまれたけど、なんのなんの。

確かに雨に降られはしたけど、傘をさしてどうにか凌げる程度で、結局ほぼ予定通りにイベントを開催することができた。

その前の週の台風が凄かったので、かなり構えていたのだけど良い意味で拍子抜けだった。

でも帰りの関越自動車道では打ちつける激しい雨だった。

もう10月も終り。

赤城には間違いなく秋が訪れていた。

今年ものこり2ヶ月。

やることが沢山。

有難いことであります。


2017年10月27日金曜日

ショウジョウソウ


緑色と鮮やかなオレンジのコントラストが目を引く。

こんな植物、散歩をしていて道端で見かけませんか?

これはショウジョウソウ Euphorbia heterophylla 

ブラジルなど南米原産だけど、最近日本もブラジル並みに暖かく(暑く)なったせいか、あちこちで普通に見かけるようになった。

オレンジ色の部分は良く見れば分かるけど葉っぱ(正確には葉ではないのだけど)の基部。

花びらのようで、実は違うのだ。

学名 Euphorbia が示すようにトウダイグサの一種で、花は地味ながら小さく僕の指の先に幾つかかたまって見える。

トウダイグサの仲間ってことは、そう、ポインセチアの仲間でもある。

そうやってみると花の付き方だとか、苞の色づき方など似ているね。

種小名 heterophyllaheterophylla に分けて考えられる。

hetero とは「異型の」「異なった」という意味で、phylla は「葉のような形をした部位」を指している。

ポインセチアもこのショウジョウソウも色の付いた葉のようなものは苞と呼ばれていて葉とはちょっと異なる。

そんなのが名の由来かな、なーんて考えてみるとスジが通る。

なかなか強い植物なので、アスファルトの隙間などでも元気に育っているし、現に今日撮った写真は駐車場で車にギュウギュウ押されていたけどとっても元気だった。


2017年10月25日水曜日

似て非なる?

台風一過。
しばし秋晴れのはずじゃなかったのか?
寒く、そして冷たい雨が降っている。
こんな天気だから、植物たちも困惑していることだと思う。
花苗を見に園芸店に行ったけど、まだ秋・冬物は完全に出回っていないし、夏の残り物も元気がない。
端境期というやつか。
そんななか、どうにか元気そうに出回っていたのがパンジー、ビオラ。
ここにもブランドものとノーブランドものの差があった。

*ミルフル(サントリー):350円
*絵になるスミレ(サカタのタネ):350円
*よく咲くスミレ(サカタのタネ):200円
*普通のビオラ(ブランド無し):150円

同じモノなのに価格がこのように違う。

品種登録してあったりして、その「性能」がノーブランドものとブランドものでは違うということがある。

一見、同じモノ(花)なのだけど、その咲き方、元気具合、株の広がり方、花の咲く期間の長さ、花の形・色などが違うわけだ。

一通り買って、育てて比べるというのも面白いかも。

それにしても冬といえばパンジー、ビオラばかりというのもなんとなくつまらないなぁ。





2017年10月23日月曜日

花とは


ときどき苗を買いに行く園芸店のトイレの壁に貼ってあった。

相田みつをほどでもないが、深い。

2017年10月22日日曜日

美しき散りぎわ


台風の影響もあるけど、最近はずっと雨続き。

外働きには堪える。

ついこの前まで暑くてヒーヒー言っていたのに、いきなりの冬支度であります。

冷たい雨、激しい雨、そして風などで花も散るってもの。

キンモクセイも盛りを過ぎてご覧のとおり。

花のはかなさ、散りぎわなどが、また美しいのもこれまた真実。

さぁ、明日から台風一過の新しい一週間。

頑張りましょう!

2017年10月18日水曜日

数の勝利


ドングリ。

これも実であります。

ただし色的には赤でもなく、紫でもなく、茶色。

なんとなく地味。

植物たちはやっとできた実をできるだけ自分よりも遠くへ運びたいと思っている。

なぜならそこで芽を出して育っていった場合、同族で太陽の光、水、養分、スペースなどを奪い合うことになる。

身内同士でそんなことをするのは無益であることを植物たちは知っている。

なのでより遠くへ実(タネ)をやってテリトリーを広げたいのだ。

でも彼らは自ら動くことができないので、タネを誰かに運んでもらわなくてはならない。

それが「種子散布」の基本的な考え方。

運ぶときの運び手はいろいろ考えられる。

鳥、動物、風、水などなど。

鳥を含めた動物たちはタダでは運んでくれないので、見返りを与える。

それが美味しい実であり、その中に肝心のタネが入っているのだ。

鳥が実を丸呑みし、飛んでいった先で糞をする。

糞の中に消化されなかったタネが混じっていて、鳥が実をついばんだ場所から糞をした場所まで「旅」をしたことになる。

秋に赤い実が多いのはなぜか?

それは鳥たちに見つけてもらいやすくするため。

でも運び屋は鳥だけではない。

ドングリはリスやタヌキなどの小動物たちに運んでもらう。

彼らは冬の食糧を蓄えようとドングリを運んでいってどこかに埋める。

ところが埋めたドングリをすべて覚えていないので、忘れられたドングリが春になってヒョッコリと芽を出す。

作戦成功。

ドングリたちは食べられることを前提に実をつける。

なので、今日の写真のようにおびただしい数のドングリが落ちていることになる。

このうちの数パーセントでもうまく生き延びれば良いのだ。

うまく出来てんなー




2017年10月16日月曜日

青い実


なんだか急に秋めいたというか初冬の様相を呈してきたねぇ。

今日たまたまチャンネルをひねってやっていた西武VS楽天の野球の試合、選手の吐く息が白かったよ。

楽天だから仙台なのかなと思ったら、所沢でのお話。

このまま冬へ突入というのは勘弁していただきたい。

そして天気。

ここ数日、ずっと雨じゃない?

しかも予報を見ても、暫く先まで雨、雨、雨。

植木屋仕事には堪えるし、今度の土曜日は屋外で植物観察会開催の予定。

頼む、気分良く晴れてくれい。

さて、先日は真っ赤なハナミズキの実を紹介した。

今日はムラサキシキブ Callicarpa japonica

名は体を表す、ではないが実の色はそのまんまの紫。

いろんな実があるけど、こういう紫色の実をつけるものはそれほど多くない。

ルイヨウボタン、ジャノヒゲあたりがパッと思い浮かぶけど、ヨウシュヤマゴボウ、のブドウ、シャリンバイ、あたりもそうかな。

もちろん普段食べているブドウも。

実の色や形、さらには味、大きさなど突き詰めていくとかなり面白いと思うよ。


2017年10月13日金曜日

先取り


都内では今日は冷たい雨。

秋が無くて、夏から冬へ行っちゃうんではと前にブログで書いたけど、そうなりかねない感じだ。

季節に変化についていくのが大変だけど、それは我々だけではない。

先週末は暑かったこともあってか、セミが鳴いていた。

一方でリーンリーンとコオロギのような鳴き声も。

夏と秋が混ざり合って、自然もどう振舞っていいのか悩んでいるようだった。

植物も然り。

ランタナ、ニチニチソウなどはもちろん、この前はノウゼンカズラなど夏の花ががまだ元気に咲いているのを見てビックリ。

一方でキクやコスモスをはじめとした秋~冬の花も咲き始めている。

迷うよねぇ、困るよねぇ~、彼らも。

そして秋といえば実りの秋。

樹木の実もいろいろと見つけることができる。

今日の写真はハナミズキ。

赤くてツヤツヤした小さな実がカワイイ。

赤い実の脇に見える、緑色の小さな実のようなものは花芽。

そう、もうすでに来春の花の準備はもう出来ているのだ。

なんでも季節先取りでんなー。

2017年10月12日木曜日

カクレミノの鏡


歩いていて、思わず足を止めた。

というか一旦通り過ぎたのだけど、Uターンしてしまった。

それくらいインパクトがあった。

これは何だと思いますか?

高さはビルの2階に楽に届いている。

どんな木だ?と思うだろうけど、実はこれなんとカクレミノ。

日陰でも割りと元気に育つので、ヤツデやアオキなどとともに日本風庭園の北側によく植えられている。

たいていの場合は、幹はヒョロっとしていて頼りないのだけど、これはどうだ?

どっしり、がっしり、立派な木なのだった。

しかしわざわざUターンしてまで見たのはそのサイズが理由ではない。

とても丁寧に手入れがされていたのだった。

もっと具体的に言うと、枝のひとつひとつに「みつをわる」「みつをぬく」などと言われる透かし剪定が施されていたのだ。

スゲー

これだけのサイズにこれだけの手間をかけるとはなんと贅沢な。

しばし見とれてしまったよ。


2017年10月11日水曜日

李白



横浜中華街で食事を。

頼んだビールのラベルが変わっていた。

李白の「山中與幽人對酌」という漢詩が書いてある。

兩人對酌山花開
一杯一杯復一杯
我醉欲眠卿且去
明朝有意抱琴來

開いた山花とはいったい何の花だったのか。

イラストではサクラのような、モモのような、ウメのような。

良く分からない。

料理もビールも美味しかったので不問とする。

ちょっとこじつけだなぁ~、今日のブログは。

2017年10月10日火曜日

外来種 ブラシノキ



ブラシノキ(ブラシの木) Callistemon speciosus
フトモモ科であり、フトモモ科は主に南半球で見ることができる。

日本原産のフトモモ科の植物は・・・僕は知らないな。

ということで、外来種であります。

昨日のパンパスグラス然り、今日のブラシノキ然り、外来種がどんどん入り込んでくる昨今の状況に一抹の不安を覚える今日この頃であります。

2017年10月9日月曜日

巨大パンパスグラス



ススキに似ていなくもない、その名もパンパスグラス。

なんだか「おむつ」を想起させるが、これも立派なイネ科の植物。

そもそもは南米など、南半球のものだけど、わざわざこうやって育てられている。

なんだかカッコ良いからかもしれないけど、これを侮ってはいけない。

何を侮ってはいけないかというと、その大きさ。

写真のパンパスグラスはまだまだ小さいほうだけど、順調に育てば草丈は3メートルほどになる。

高さだけでなく幅も出るので、あとになってそのサイズに恐れおののき、「こんなはずじゃなかった・・・」と泣きを見ることになる。

イネ科独特の花穂は見ていて和むけど、別にこれじゃなくていいんじゃない?

こんな巨大な草がはびこるようになったら大変だよ。

2017年10月5日木曜日

ネコジャラシ


急に冷え込んだねー

やっぱり秋がなくて、夏のあとにやおら冬に突入しちゃうのかなぁ。

この前、箱根のススキの話を書いたけど、身近なところではこんなものがある。

エノコログサ、通称ネコジャラシ。

ススキもエノコログサもイネ科につき似たような花穂がついている。

見ようによっては、エノコログサもなかなかどうして風流。

草丈はススキに比べればグッと低いけど、目線をかえればミニチュア版仙石原に見えなくもない。

あとは想像力を逞しくして酒など飲めばよろしい。

エノコログサを摘んできて、コップなんかに入れて飾ってみてもなかなか良いのでは?

昨日は中秋の名月だったわけだし、ここはひとつ広い心で。

2017年10月4日水曜日

イチョウの赤ちゃん


そもそもギンナンは我々が食べるためにあるのではない。

イチョウが子孫を残すために、「タネ」としてあることを忘れてはいけない。

それを「くっせー」だとか、大きなお世話なんである、たぶん。

くっせー理由は本当のことは誰も分からないけど、外敵に食べられないための防御策なのか、などとも言われている。

でも無闇に防御すれば良いというわけではなくて、種子散布の観点からいくと誰かに運んでもらわなければならないので、運び屋にとって魅力的なニオイであることも大切。

誰がギンナンを魅力的と思って運ぶんだろうね。

人間だったりして。

さて、申し上げたようにギンナンはイチョウのタネであるからして、そのまま放置すると芽を出して成長していくことになる。

それが証拠にイチョウの足元を見ると、ご覧のようにイチョウの実生が育っているのを見ることができる。

えーっ、こんなの見たことがない、という方、それはそれで仕方がない。

だって都会の場合、落ちてきたギンナンは誰かが掃除して、芽を出す前に片付けちゃうでしょ。

パンダの赤ちゃんがカワイイように、植物の赤ちゃん(芽をだしてすぐ位の頃)はカワイイ。

大木の片鱗はまったく伺えず、ミニチュア・イチョウといった感じでなかなか愛くるしい。

これがすべて大きなイチョウになるかといえば否で、大体は生育環境が厳しくて枯れてしまうだろうなぁ。

それは自然の摂理といったところで、落ちてきたギンナンが全部イチョウの大木になったら困るでしょ。

例えるなら、鮭が産卵したイクラが全部鮭になるかといえば否であることと似ている。

自然淘汰というやつである。

そんな思いで足元を見て歩くのも楽しいかも。

2017年10月3日火曜日

ギンナンのニオイ


キンモクセイの香りも漂うになり、秋の気配であるけども、必ずしも良い香りばかりではない。

思わず「くっせー」と声に出してしまうのはギンナン。

これを良い香りという人はなかなかいないと思う。

でもこれはこれで間違いなく秋のニオイだと思うんだよね。

ギンナン拾いをして・・・というには、あまりに小粒だし、貧弱。

ニオイだけはイッチョマエだけど。

商売用のギンナンは、ちゃんとギンナン畑があって、それを目的に育てていると聞いたことがある。

ゆえに粒が大きく、味も良いらしいのだ。

確かにこうやってみるとギンナンの大きさはサクランボの種くらいの大きさだもんね。

ヨーロッパでもこの黄金色の黄葉が美しいので最近各地で植えられるようになったけど、それらは概してオスの木ばかり。

イチョウは雌雄異株といってオスの木とメスの木は異なる。

ギンナンがなるのはメスの木ゆえ、ギンナンが不要であればオスのイチョウを植えれば問題解決。

ギンナンを食する慣習のない人たちにとっては、あのニオイは不快以外の何者でもないものね。


2017年10月2日月曜日

コチョウラン



再出発したはずでは?

それがこんなにサボるなんて・・・

と言わないでいただきたい。

先週は肉体的にも結構ツラかったのだ。

都内ではあるが、片道20キロある現場に自転車で通った。

20キロペダルを踏んでからの、植木屋仕事。

終わってから再び20キロを帰る。

これをたった2日間繰り返しただけだけど、それらの日々はバタンキューでありました。

まぁ誰に頼まれたわけでもなく、好きで自分で勝手にやっているだけのことなのだけど。

イヤだったら電車に乗ればよろしい。

そんな疲労感を楽しんでいたフシもあるのだ。

日曜日に充電して、また今日から頑張ろうと。

日曜日はある知人が新たに仕事を始めるというのでお祝いに出掛けていた。

行ってビックリしたのは、そこにはおびただしい数のコチョウランが。

当初は外にも鉢をならべていたのだけど、いざそれらを屋内に取り込んでみてビックリ。

ちょっとしたコチョウラン畑と化したのでありました。

下世話なところ、いったい幾らくらいの価値があるだろうか?

ン十万円だろうなぁ。

コチョウランの香りに包まれるなんて稀有な体験もできた。

日々の世話も結構大変だろうし、これだけあるといずれ処分するときだってかなり難儀するのではないだろうか。

お祝い事=コチョウラン、って誰が始めたのだろうか?

外国などではあまり見かけない、ちょっと不思議な風習かも。

そういえば衆議院解散、選挙となって、コチョウラン生産者は思わぬ繁忙期を迎えているに違いない。

当選祝いとなれば、もちろんコチョウランでしょ。

衆議院解散→選挙→開票、と1ヶ月もないのに、その間にコチョウランの急な増産なんてできるのだろうか?

不思議な世界であります。