2021年9月23日木曜日

ヒガンバナ


 

ヒガンバナ。

またの名を曼殊沙華。

これも秋の花。

実はこの写真は10日ほど前に散歩していたら土手に咲いていたので「オッ、ちょっと早いヒガンバナ見っけ」と撮ったもの。

さっさとブログを書けばいいものをズルズルといたら、別に咲いていても珍しくないばかりか、もう終盤という時期になってしまった。

先日ラジオを聴きながら仕事をしていたら、

「ヒガンバナの根(球根)には毒があって、田んぼのまわりなどに植えることでモグラなどの害獣から作物を守るために植えたことで増えていった・・・」

というようなことが聴こえてきて、へーっとなった。

そうなんだぁ、それは知らなかった。

確かに球根に毒性があることは知っていたけど、そんな利用のされ方をしていたのか。

約1ヶ月ほどまえの新聞では、ヒガンバナの名所埼玉県の巾着田では観光客がヒガンバナを見るために押し寄せるのを抑制するために、なんとヒガンバナが咲く前にすべて刈り取ってしまったというような記事を読んだ。

なんとも過激で極端な方策のように思えるけど、今のご時世では仕方ないのかな。

一方でひたち海浜公園ではコキアが見ごろらしく結構な人が訪れていると聞くし。

近所を散歩しながら身近な四季にふれるのが誰からも揶揄されず無難なのかなぁ。



2021年9月14日火曜日

今年のキンモクセイは異常


夕方、家に向かって歩いていた時。

ある角を曲がったところで、甘い香りが漂ってきた。

それがキンモクセイと分かるまで、ちょっと時間がかかった。

なぜならそれはちょうど一週間くらい前、9月7日のことでキンモクセイが咲くにはあまりにも時期が早かったから。

えっ、もう??

季節的な時期と、キンモクセイの香りが漂う時期が自分のなかですぐに繋がらなかったのだ。

キンモクセイはこのブログでも何回か取り上げていて、それによれば開花時期は9月後半~10月上旬といったところだろうか。

9月上旬にキンモクセイの話題を扱ったことはなかった。

まさに異常気象の賜物。

賜物ってほど有難いことではないけど。

桜の開花もそうだけど、我々の伝統的な生活習慣にちゃんと寄り添って欲しいものだ。

こうやって咲かない時期に咲いたり、咲かない場所で咲いたり、という異常が正常になっていく時代がくるのだろうか。

各地で聞かれる豪雨、旱魃、山火事、洪水などの話題を耳にすると「キンモクセイが咲き始めたね」なんて呑気なことを言っていられれなくかもしれない。

そんな危機感を感じるキンモクセイの香りの話でありました。