2018年9月26日水曜日

ヤバいカラタチ



急に秋めいてきました。

この前の連休は日帰りですが長野県松本市に出掛けていました。

まさに秋晴れ。

通りかかった小学校では運動会をしていましたが、昭和生まれの身としてはなんか懐かしい雰囲気の運動会でした。

澄んだ青い空に黄色い実が映えて。

これはカラタチ。

ミカン科の落葉樹ですが、特徴はなんといってもその鋭いトゲ。

トゲを強調したくて青空をバックに撮ってみた次第。

これは本当に鋭くて危ない。

剪定するときは皮手袋とゴーグルが必須。

普通の軍手では役に立たないし、誤ってトゲが目を突いたら失明しかねない。

ヤバイ植物なんでございます。

これだけトゲトゲしいと何の役に立つかというと、そう、防犯。

これで生垣を作れば防犯効果はかなり高い。

これをすり抜けようとしたら血だらけになること必至。

機能性を備えた素晴らしい植物とも言える。


2018年9月20日木曜日

ウルシに非ず、ニワウルシ

葉の様子は確かにウルシっぽい

ニワウルシのタネが飛んできたという話。

タネが落ちていたところからは、どこにもニワウルシは見当たらない。

強いていえば、かなり(400メートルほど)離れたところにあるにはあった。

でも落ちていたのはビルの南側。

そのニワウルシはビルの北側。

しかもこのニワウルシには実はついていなかった。

不思議だ。

ところでニワウルシは、その名からウルシの仲間かと思われがちだけどウルシとはまったくの無縁。

ニガキ科というあまり馴染みのない科に属している。

よってウルシにかぶれる人でも大丈夫。

問題は今回のようにタネが無尽に飛散するので、あちこちで野生化(雑草化)するということ。

大きくなってから駆除するのはかなりの困難を伴うので、不要とあれば早期に駆除するのが好ましい。

タネから出て、草丈数センチだったら手で簡単に抜けるでしょ。

何事も早期発見、早期対処がカギなんであります。



2018年9月18日火曜日

空飛ぶニワウルシ


猛暑、地震、台風など最近は天災というか、どうも良くないことが続いている。

台風で関空など都市機能が失われるなんて。

伊勢湾台風の頃とは時代が違うし、インフラなどもかなりしっかりしているのにも関わらずこれだけの被害があるというのは改めて自然の脅威を思い知らされる。

台風の風で瓦などが吹っ飛ぶのだから、植物のタネが飛ぶのはなんら不思議がない。

とあるビルの10階で、こんなものを見つけた。

これはニワウルシの実(タネ)だ。

真ん中のぷっくりしているのがタネで、その両脇のヒラヒラが翼の役割をして風に乗って飛んでいくというわけだ。

種子散布というやつで、風に乗って飛んでいくのはタンポポなどが代表的だが、こうやって実際にビルの10階、約30メートルくらいの高さまで楽に到達するのである。

さらにあたりを見渡してすぐにニワウルシの木が見えるわけでもない。

いったいどこから飛んできたのか。

ビルを壊して更地にするとたちまち植物がはえてくるのを見れば分かるが、世の中植物のタネが飛びまくっているのだなぁ。

ニワウルシもそうだけど、アオギリ、シマトネリコなどそこらじゅうに勝手に生えている木々はこうやって増えていくわけだ。

2018年9月5日水曜日

頑張るニチニチソウ


9月とはいってもまだまだ猛暑、酷暑。

加えて台風がどんどんやってくる。

大丈夫か、地球よ。

これだけ暑いと、植えた花がどんどん枯れてしまう。
暑さももちろん問題だけど、蒸れがむしろ毒なんだと思う。

そんな悪条件の中、何が元気で何か不調なのか、よーく観察しておくことは今後の気候変動、異常気象に対応するための重要な鍵ではないかと思う。

元気がある、間違いがない筆頭はこれか。

ニチニチソウ。

ここは飯田橋で、ちょうど早稲田通り沿いにニチニチソウがモリモリ植えられている。

人通りも多く、なかには花壇に足を踏み入れて横断する心無い人もいるが、どうにか頑張って咲いている。

これはこれで悪くないけど、こればかりになってもねぇ。

多様性は大切なんであります。