2018年12月23日日曜日

新宿区


この前、JR飯田橋駅前、早稲田通りの花壇にプリムラ・ジュリアンが植えられている話を書いた。

そして先日自転車で外苑東通り横の早大通りの交差点の植え込みに目をやると、飯田橋駅前とまったく同じ感じでプリムラ・ジュリアンが植えられていた。

飯田橋駅前もここも同じ新宿区。

ははーん、新宿区の公園課だか緑地課だか知らないが、区の方針としてこの秋冬はジュリアンで攻めようという方策が立てられたのだな。

まぁジュリアンはお値段的にも手ごろだし、好みは分かれるがド派手な色合いが目を引くものね。

横断歩道の中央分離帯に取り残されて信号待ちをしている間にフト足元に目をやると花があるのは悪くない。

写真では分かりにくいかもしれないが、花の株と株の間に上から降ってきたケヤキの落ち葉があたかもマルチのようになっていて、視覚的にも機能的にもよろしい。

新宿区の方策ってことは新宿区内でこういうジュリアンの花壇が他にも見られるってことだな。

新宿区も結構広いので、機会があれば見つけてみようではないか。



2018年12月17日月曜日

花を折らないでください


丹精こめて育てた草花が折られたり、盗られたり、それが植えられている花壇にゴミが捨てられていたり、踏み入れたりされていると、それはそれはガッカリ、残念な気持ちになる。

ガッカリ、残念くらいならまだ良いが、悔しすぎて涙が出たり、憎しみを抱いたりすることもあるだろう。

そりゃそうだ。
毎日せっせと世話をして、その成長が楽しいわけだから、そんな気も知れないで傷つけられたら憤慨するのは当たり前だろう。

でもそんなとき、僕らはいったいどうしたら良いのだろう。

四六時中見張っているわけにもいかないし、そのために防犯カメラを設置するもの大変だし、世知辛いったらありゃしない。

仮に犯人を見つけたとして、どのようにその犯人と対峙すればいいのか?

諭すのか、怒鳴るのか、つかみかかるのか、通報するのか・・・?

そんな行き場のないやるせなさを、こんな小さな看板に見て取れる。

実際に防犯カメラなんかないだろうなぁ、これは。

警察にも連絡していないだろうなぁ。

だってどうのように警察に連絡しますか?

「あのー、花壇の花が折られているんですけど・・・」

さすがにそれはないでしょう。

つまり家主から犯人へのささやかなる牽制メッセージなんだろう。

せっかく花に満たされた花壇のなかに、こんな看板があるのもなんとも寂しいものがある。

2018年12月11日火曜日

ガードレールを飲み込め


昨日の続き。

プラタナスがガードレールを飲み込むっていうのはこういう感じ。

これはまだまだ序の口で、もっとガブッといっているのをたまに見かける。

プラタナスは最近街路樹として良く使われるが、街路にはガードレールがつきもの。

大きくなるプラタナスのそばにガードレールがあるのは分かっていることで、こういうことが頻繁に起きることになる。

これが数年後、十数年後にどうなるのか。

プラタナスを伐採するときにはガードレールが邪魔になり、ガードレールを撤去するときにはプラタナスが邪魔になる。

さぁどうする?

2018年12月10日月曜日

なかなかの生命力



とあるお宅の前を通りかかった。

塀ぎわにあるのはモクレンか、はたまたコブシか。

それ自体は珍しくもないので通り過ぎようとしたところ、目の高さよりもちょっと上の異変に気付いた。

木の幹の半分くらいが塀の上にのかっていたのだった。

木が生長する際に塀があって、塀を避けるように幹を太らせていったのだと思われるが、こうなるにはかなりの年月が必要だったはず。

なんたって幹ひとつ分まるまるなんだから。

木の幹には導管と師管という管(くだ)があって、それで水や養分のやり取りをしている。

この塀に接した部分ではもちろん水や養分のやりとりは無いはず。

そうなると本体と繋がったほうでそういうことをしているのだろう。

大した生命力である。

ただし、強度としてはどうだろうか。

ここまでになる間に台風などの悪条件もあったと思うが、それなりに凌いできた。

パッと見た目には健全な木だけど、この木に登るかと問われれば登らないなぁ。

こういう感じはプラタナではよく見かけるけど、モクレンあるいはコブシでは初めて見たなぁ。

2018年12月6日木曜日

スリムなケヤキ

こんなにスリムだけどケヤキ


ケヤキといえば普通はこんな姿

イチョウのトンネルは都内のどこでしょう?という先日のクイズ、まさか正解が出るとは思わなかった。

コメント欄に投稿を頂いたのだけど、田園調布ではとのご指摘、大正解です。

スゴイなぁ、なんで分かったんだろう。

たぶん田園調布にお住まいの方ではないかと勝手な想像をする次第。

じゃなきゃ分からないと思うような写真だったはず。

ともあれ、いわゆる名所でなくても素敵な場所はたくさんあるよ、ということが言いたかった。

さて、ケヤキは街路樹としては定番、お馴染みの木であります。

普通ケヤキというと思い出す樹形はどんなものだろうか?

街路樹はかなり強剪定されてしまって、本来の樹形とはかけ離れてしまうことがあるけど、普通ケヤキといえばマッシュルームのようなシルエットをしていると想像できるでしょう。

ところが今日の写真を見てほしい。

枝が上を向いていて、樹形がホウキ型になっているでしょ。

これはケヤキらしからぬ樹形だけど、これはケヤキの新品種で「むさしの1号」というものだと思う。

新品種とはいっても世に出回るようになってかなり経つ。

枝を横に張らないので都会の限られたスペースでもストレスが少なく育つ。

木にストレスを掛けずに管理も楽という利点がある。

ブツブツの強剪定は木にはすごいストレスなのだ。

2枚目の写真が従来のケヤキの姿であることを思えば、こんなシュッとした姿をしたものもケヤキだなんて知らないと騙されちゃうね。

2018年12月5日水曜日

名所に負けない


なんなんでしょうか、昨日の陽気は。

小春日和なんてもんじゃなかった。

夏でしょ、あれは。

12月であんなに暖かいなんて、地球はどうなってしまうのだろうか。

大寒波がやってきたり、氷が溶けて水位があがって街が水没したり、どんな異常が起きるのか先行きが不安である。

さて、この暖かさで紅葉も遅れているなんて聞く。

都内の紅葉の名所のひとつ、神宮外苑絵画館前はイチョウで有名。

たしかイチョウ祭りなんてのもやっているはず。

名所だけに人も多く、それがやや興ざめという事もある。

なにもそんな名所に出掛けて人ごみに揉まれなくても、身近なところに意外と紅葉(黄葉)が楽しめる場所があるものだ。

写真をみてください。

見事な黄色いトンネル。

これは都内ですが、どこでしょう?

ちょっと考えてみてください。

後日発表します。

当たったらスゴイなぁ。
(ヒント:大田区)