2015年8月29日土曜日

要注意?


数日前の産経新聞。

新聞では季節の花の話題などがよく取り上げられるが、今回は
「涼感を誘うホテイアオイ」
と題して埼玉県のホテイアオイが群生しているのが見ごろであることを伝えていた。

コレ大丈夫なのか?

というのはホテイアオイは外来植物として「要注意」とされていたのでは?

繁殖力が強いのであっという間に水面がホテイアオイで埋め尽くされる可能性がある。

そんな要注意外来植物を美化して、見に行っては?などと記事を書くのは問題意識が完全に欠落しているとしか思えない。

植物、とりわけ花はなんとも平和なテーマなので、間違いなかろうというのも誤った思い込みで花だからといって諸手を挙げて歓迎することもできない、最近の世知辛い世の中なのであります。


2015年8月28日金曜日

異常気象恨み節



こんど植栽の仕事がある。

プランターに花を植えるだけといえばそうなんだけど、これが悩ましい。

最近花屋さんに足を運んだ人は分かると思うけど、今本当に品薄状態。

夏までの苗は生産者さんももう作っていないので生産者さんの圃場に残っているものが出回っているのだと思われる。

秋冬ものはが出回るのはもうちょっと先か。

だってまだ8月だものね。

さらにこの異常気象。
狂ったように暑かったと思えば、晩秋を思わせる涼しさ(寒さ)。
加えて日照がまったくなかったり、雨が続いたり。

どんな植物だって調子が狂うでしょ。

そんな中で仕事として引き受けたからには結果を出さなければならない。

あれこれ選ぶというよりも、出回っているもので状態の良さそうなものを組み合わせていくしかない。

ニチニチソウは自分の好みとはちょっと異なるけど、普段の暑い夏であれば次々と花が咲く信頼のおける頼もしいやつ。

一応リストには入れてあるけど、この涼しさでこの先どうなるか全く読めない。

困った・・・・



2015年8月26日水曜日

秋の七草


この数日間の気温の下がり方はなんだ?

いい風が吹くねぇ。
過ごしやすいねぇ。

というのは本当だったが、それにしても急激に下がりすぎではあるまいか。

涼しいというか寒い感じすらする。

あれだけクソ暑かったのに、極端なんだよな。

暦の上では秋だからいいのかもしれないけど、まだ8月だよ。

このまま気温も回復しないで進んだら、秋は無くていきなり冬になるのではあるまいか。

春と秋がなくて、夏か冬。

そんな二極の世界。

地球はどうなるんだろう。

まぁそれはそれとして。

暦の上では秋だからして秋の七草も見かける。

キキョウのようにすでに終わっているものもあるけど。

キキョウ、フジバカマ、クズ、ハギ、ナデシコ、オバナ、オミナエシ

写真はピントが微妙にズレていて恐縮だがオミナエシ。

秋の七草が制定(?)された時代と今の季節感の違いに思いを馳せるのも面白いかもしれない。



2015年8月25日火曜日

バーベナ・ボナリエンシス


車の運転をしていたんだ。

ある交差点を通過したときにサッと紫色の花が目に入った。

!!

運転する車からからサッと見えただけだから「0.何秒」だと思うけど、瞬間的に思った。

「バーベナ・ボナリエンシス」(Verbena bonariensis)ではないかと。

そう思ったら確認したくてたまらなくなり、次の角をすぐに左折、さらにもう一度左折、もういっちょ左折、合計3回左折したらば元の交差点に戻る。

でも残念ながら交通量もあるし、車を止める場所もない。

仕方なくその交差点を通過し、ちょっと行ったところにあったコンビニの駐車場に車を停めた。

何も買わないのはいけないのでアイスクリームを買って頬張りながら来た道を小走りに戻る。

そしてその紫色の花をみたら、やっぱりバーベナだった。



これは別名三尺バーベナとも言うが、英国のカンジの良いガーデンには必ずといって良いほどよく見かけるもの。

不思議と東京などでは見かけない。

別に育てにくいとか、気候が合わないわけでもないのに。

それがこんな交差点で雑草のように生えているとは・・・・

この草丈で、紫色の花が他の花やイネ科の植物とユラユラ揺られているのが何となく好きなんだよね。

根元を見て驚いた。

なんと電信柱とアスファルトの間に食い込むかのように生えていたのだ。

見たところ土なんてありゃしないのに。

しかも茎は立派に太く元気にスクスク育っている感じ。

こういうのを見ると植物の生命力ってスゴイと思うよ。

こんな場所でもこんなに元気に育っているんだから、普通のお庭で育てられないはずがない。

しばしこのバーベナを観察して、写真を撮ってまた小走りにコンビニに戻った。



2015年8月24日月曜日

切って戻して


切り戻しをご存知か?

花が終わったと思しき頃に茎をちょっと思いきって切る。

すると切った箇所から枝が分かれてより全体が密になり、さらに再度花芽の形成もされる。

すなわちよりいっそうボリュームが増して花も長く楽しめるということ。

分かっているけどなかなかやらない人も多いのではないだろうか。

この写真は、ついこの前花も終わって見苦しくなったので切り戻しは意識せずに単にバッサリと切っただけだったのだけど、気付けばご覧のように花が再び沢山つきはじめたのだ。

改めて切り戻しをしない手はないなぁと再認識した次第。

是非お試しを。

2015年8月23日日曜日

羽根突き


昨日のムクロジ、普段はそれほど目にしないけど、あることで割と有名な木でありました。

それはムクロジの実の中にあるタネは、あの羽根突きをするときの羽根の玉(黒くて堅いアレね)に使われているのだ。

まぁ最近、羽子板を使って羽根突きをするなんて優雅な遊びはほとんどしなくなったので、ピンとこないかもしれないけど。

そうか、と思ってこの前の実をカッターで切ってみた。

実の周囲の種皮を剥いてみたのだけど、中はまだ熟していないため黒ではなく枝豆のような緑色の種子が出てきた。

なーんだ、と特に感動もなかったけど、カッターを使った手は実から出てきた液体でベトベトしていた。

実はこの液体こそがミソで、これはその昔石鹸がなかったころに代用されていたという話。

このベトベトした液体はサポニンといって界面活性作用があるのだ。

この実の正体が分からなかったときに、ちょっと齧ってみようかなと思ったけどやらなくて良かったかな。

正体が分からなかったとき、もちろん外見を見て、手触りを感じて、ニオイを嗅いで・・・と色々やってみたけど行き詰ってしまったのだ。

あとは齧ってみれば何かヒントが得られるのではないかと思ったのだ。

ちょっと勇気がいる方法だけど、それだけあのときは困ったということか。

でもこれでもう一生ムクロジを忘れることはないだろう。

2015年8月22日土曜日

難問


先日とある方から
「これは何でしょう?」
とご質問をいただいた。

一応、植物のことには詳しいということにはなっているし、樹木医だし、ここはスラリと答えたいところだった。

一見して頭に浮かんだのはハクウンボクだったのだけど、ハクウンボクでないことが分かり行き詰ってしまった。

緑色の小さな実はまん丸ではなくどこか「銘菓ひよこ」のような形をしているし、柄の付いている場所もちょっと変わっている。

葉っぱも「全縁」「葉脈は羽状」「葉柄は欠落したもかもしれないながら極端に短い」というなんとも特徴の無いフツーの葉っぱだった。

手元の図鑑などを調べてもどうにも分からない。

そこで樹木医仲間の知恵を借りることにした。

そうしたらムクロジ Sapindus mukorossi ではないかとの指摘をいただいた。

言い訳になってしまうが、実はこの葉っぱが曲者だったのだ。

ムクロジの葉は偶数羽状複葉といって、ようするに小さな葉が幾つかセットになっている複葉なのだ。

ところが手元にあるのはその一部、すなわち小葉が一枚だけ。

これが複葉の小葉であるとまでは想像ができなかったのが敗因。

目の前にあるものからあらゆる類推をして正解に近づくことができるのがプロというもの。

まだまだ勉強が足りないなぁと反省した出来事でした。


2015年8月21日金曜日

ムクロジでした

意味不明の題名で恐縮です。
これについては追って詳しく書きます。
とりいそぎ「ムクロジ」であったことをお知らせします。
つづく・・・・

顔をみせろ


8月。

今レンゲショウマが花盛りであります。

今日はそのレンゲショウマを見に赤城に行くツアーがありました。

ツアーは満員御礼。
キャンセル待ちもでるほどの盛況。

これはいかにレンゲショウマの人気があるかというのを如実に表していると思います。

恐るべしレンゲショウマ。

さてレンゲショウマはご存知のかたは分かると思いますが、頭を垂れて咲いています。

ですんで写真を撮りたい場合はかなりのローアングルから攻めることになる。

写真を撮る人は地面にへばりつくようなアクロバティックな姿勢を強いられるわけです。

ただ、そんな自然の姿よりもその顔をジックリ見たい人は、なんてことない手で花をグイっと持ち上げてみればいいだけのこと。

そうすると、花びらに見えるのはガクで、花の中心にあるのが花びら(花弁)で、雌しべと雄しべがこれで・・・と分かる。

これでは味気ないなぁという方は、手鏡で下を向いた花を写して見るという技もある。

色んなスタイルで楽しめばよろしい。

そんなレンゲショウマの見ごろも今月一杯でありますので、見たい方は赤城自然園に急げ!


2015年8月18日火曜日

青い敵


夏休み。

子どもたちは昆虫採集なんかに熱をあげているのではなかろうか?

王道はなんといってもカブトムシ、クワガタムシなんだろうと思うけど、いわゆる甲虫に人気があるのだと思う。

そんな中、こんな緑色をした甲虫がいた。

これはアオドウガネというコガネムシの仲間。

これが「可愛い」「カッコ良い」というレベルを超えて背筋が凍るほどの数、大量発生しているのだ。

僕がたまたま見かけたのはアジサイに群がるアオドウガネだったけど、数え切れないほどの数が群れていて、群がれたアジサイの葉はほぼ丸坊主だった。

こうなると立派な害虫といわざるをえないだろう。

成虫としてこれだけ葉を食害するのはもちろん、彼らの幼虫は土中で植物の根を噛み切って弱らせることがしばしば問題になっている。

上からも下からも植物の敵となるので、最近の害虫としては本当に嫌われている。

虫好きの子どもたちに頼んで、彼らを採集してもらえれば一石二鳥といえるのではないだろうか。

そうでもないかな。



2015年8月14日金曜日

困った季節


花壇をつくる案件がある。

悩むのは何を植えるかってこと。

クライアントの希望ももちろんある。

しかしもっと問題なのは、今この時期に見ごろの花が案外少ないこと。

花ならなんでも良いってわけではないので、クライアントのご希望に沿いそうなもので今咲いているものを探すとなるとかなり厳しい選択を迫られるわけだ。

最近の猛暑のせいか花にはあまり元気がない。

お盆のせいか、商い的に品揃えが薄い。

加えてこれからは春・夏の苗から秋・冬に少しずつ入れ替わっていく時期となる。

うーん、なかなか厳しいぞ。

お盆が開けたらもうちょっと品物が増えることを祈って・・・

今のところニチニチソウあたりが有力だけど、ニチニチソウだけってわけにもいかないのでねぇ。

2015年8月13日木曜日

厄介な侵略者


とある場所で草むしりをした。

蚊にくわれるものの、ヒグラシゼミの鳴き声なんかもして、なんとなく癒された感じがしないでもない。

除草作業の面積としてはまったく大したことがない。

15分もあれば終わるかと思った。

が、厄介なものに遭遇し1時間くらい掛かってしまった。

それは何かといえば、ヒルガオであります。

イギリスにいたときに、厄介な雑草の筆頭がセイヨウヒルガオだった。

同じ仲間なので、特性としては良く似ている。

地上にある葉をとっただけでは何にもならない。

地中にある根をとらねば。

根は白くて地中を縦横無尽に走っている。



僅かな根の端切れからでも再生するので、完全なる除去は至難の業。

できるだけ手で丁寧に取り除くしかない。

ちょっと手で土を引っかいただけでボロボロと出てくるので、ひっかいてもある程度白い根が出なくなるまでセッセと手を動かした。

まぁこんなもんだろうな、と一応の満足はするもののまた再生して繁茂することは容易に想像がつく。

以前もこの場所の除草をしたことがあるけど、ヒルガオはなかったはず。

いつの間にやら厄介な侵略者がやってきたものである。

菜園などではないので、しばしの攻防を試みて歯が立たなければ薬の使用も視野にいれなくてはなるまい。


2015年8月11日火曜日

絵本2


この前、スターバックスに行ったときのこと。

ここのスタバはちょっと大きめ広めで、子ども向けの本なんかも置いてあった。

何気なく手に取ったら、それは木についての子ども向け絵本だった。

タイトルは「大きな木」。

書いたのはアメリカ人のシェル・シルヴァスタイン。

なんとグラミー賞もとったことがあるという才能の持ち主。

そのときは気にしないでパラパラとページをめくったけど、あとになって訳者の名を見てビックリした。

村上春樹。

僕はとくに彼のファンでもないけど、こんな児童書の翻訳も手がけているとはちょっと意外だった。

巷は夏休みだろうか。

僕も心掛けて読書に励んでみようかな。


2015年8月10日月曜日

絵本1


子ども向けの絵本もなかなかどうして侮れない。

驚くようなアプローチの仕方があって、ときとしてギョッとさせられる。

例えばこの前見かけたのがこれ。

その名も「木」という絵本。

絵を描いているのは佐藤忠良さんという画家の先生。

美大のデッサンそのものといった感じのタッチが面白い。

木の描写がなんとも美大チックなんであります。

まず絵ありきで、そこに文章をくっつけた感じかな。

巻末の作者紹介の欄に
「佐藤氏が15年以上に渡り彫刻のあいまにデッサンしたものに新しいものを加えて構成した作品です」とあった。

正直なのは良いけど「あいま」ってのがちょっと気になったなぁ。

良いじゃないか、嘘でも「木の魅力にとりつかれて描きまくった」としておけば。


2015年8月8日土曜日

フォトジェニック


みな真剣な面持ちでカメラを同一方向に向けている。

何を狙っているのだろうか?

実はこれはレンゲショウマ狙いの愛好家の方々。

赤城自然園では春先のシラネアオイ、そして夏のレンゲショウマにご覧のような人たちが集まる。

「たかが」といっては語弊があるが、とにもかくにも相当な顧客吸引力なのであります。

下手なタレントを呼ぶよりも集客力がある。

改めて植物の力ってすごいなぁと思ってしまう。

2015年8月7日金曜日

メルヘン


カボチャに一個一個に律儀に貼られていたのは何のシールだろう?

メルヘンと書いてある。

さらにその下には小さな文字で品種権利者:サカタのタネとある。

このことから分かるのはこのカボチャはそんじゅそこらのカボチャではなくて、サカタのタネが品種開発した登録品種であるということ。

さっそくサカタのタネのHPを見てみると「強い粉質(ホクホク)で甘味が強く、食味はとても優れています。」と紹介されている。

ホクホクって食感を強い粉質というのかぁ。

日本語ってすごいね。

そしてこういう食感にこだわるのが日本人の素晴らしいところ。

甘味が強くても、食感が悪かったら良いカボチャに思えないものね。

それぞれの食べ物に期待する食感というのは間違いなくある。
それと味が一体となって「美味しい」となるのだろう。

あと興味深かったのはこのメルヘンの解説ページは「一般のかた向け」「プロのかた向け」の2ページ選択できるようになっていたこと。

一般のかたには分かりやすく、プロのかたにはより専門的に、というのは分かっていても実践しているのは初めて見ました。

画期的。


2015年8月6日木曜日

かぼちゃバリエーション


カボチャって冬の野菜というイメージがあるけど、実際は今こんなに出回っている。

丸くて濃い緑色をしたオーソドックスなカボチャはもちろん、最近はちょっと珍しいカボチャも見かけるようになった。

ハロウィンで使われるのはデコレーション用であり、食べてもあまり美味しいものではない。

そうやって考えてみるとこういう変わりカボチャに手を出すのにはちょっと勇気がいる。

美味いのか?

正直、食べたことがないので分からない。

でも一説によれば、かなり甘くて濃厚なものもあるというではないか。

そして名前もふるっている。

すくなかぼちゃ、はたまたナタワリ。

鉈で割らなければ割れないほど堅いのだろうかなどと想像すると楽しい。

食べたことある人いますか?


2015年8月5日水曜日

目指せ丁寧な仕事


猛暑のなか、今日は久し振りに木に登った。

仕事で登るのは本当に有難い。

樹高はせいぜい15メートル程度のケヤキだけど、地上からでは分かりにくい腐朽の様子が木に登れば一目瞭然だ。

最近は突然倒木して事故になるケースがあるので樹木の所有者は定期的に点検をして管理者責任を全うしようという動きがでてきた。

今回登ってみると、あらためて雑な剪定が引き起こすダメージがどんなものなのかが分かる。

2枚の写真はいずれも剪定箇所を誤っているために問題がおきている。

中途半端に切り残すもんだから、そこから枯れ下がってきて腐朽が進んでいる。

外見的には分からないけど、幹の内側で腐朽あるいは空洞化が起きている。

ちゃんとしかるべき場所で切れば樹木が自ら傷口を塞ぐべくカルスを形成していくはず。

植木屋さんの知識が無いというよりもたぶん時間との戦いで雑になっているのかな、と思うけど、やっぱりここはキチンとした仕事をしてもらいたいもの。

丁寧な剪定をしていればこういう問題は最小限に防ぐことができると思うんだけど。


2015年8月4日火曜日

ブルーなベリー


最近流行っているのではないだろうか、ブルーベリー。

目に優しいという意味ではなくて、育てるほうね。

潅木としてサイズもほど良いし、釣鐘型の花もまぁまぁ可愛い。

なんといっても実を収穫して食べることができるというのも魅力なのでは。

そんな訳で最近は都会でもブルーベリーを見かけることが多くなった。

今の時期は実がなっているので一粒つまみたい衝動に駆られるけど、それをやったら立派な犯罪。

人様のものを勝手に摘んではいけません。

昔は柿泥棒なんてよくあったけどね。

近所で見かけるフレッシュなブルーベリーを頬張ってみたいという純粋な欲望に赤城の直産販売所は応えてくれました。

山盛り入った新鮮なブルーベリーをパックで買ってきて、早速キウイと一緒にヨーグルトに投入して食べました。

美味いねぇ~。

最近はイチゴ狩りやぶどう狩りに並んでブルーベリー狩りが一般的になってきた。

それだけ育てるのも簡単でとっつきやすいんだろうね。

うちにも庭があれば2株くらい置くけどな。

それで毎日ブルーベリー暮らし。

悪くない。

2015年8月3日月曜日

とんがらし


昨日行った赤城の農産直売所。

クワガタを売っていたのは店の隅であり、もちろん農産物がメインであります。

野菜、果物はもちろん、卵、漬物、はちみつ、切花、花苗なんかもある。

そして安い。

さらに新鮮。

多くの人が来ていたけど、駐車場の車のナンバープレートを見る限りではほぼ皆さん地元の方々。

そりゃそうだ、いかに新鮮で安くてもこれだけのために東京から車をとばして来る人はいないだろう。

東京暮らしをしている自分としてはこういう店が近所にあればなぁと思う。

例えばニンニクを買ったけどネットに4球入っていていて300円。

自分が近所のスーパーで買うと1球で200円(青森産)、中国産だと1球99円。

あまり買いすぎても使い切れなくて芽が出てしまうので1ネットだけ買った。

もちろん赤城産の国産であります。

それほど広くない直売所だけど、くまなく散策するととても楽しかった。

中には「激辛 とんがらし」なんて表記もあったりして。

「とうがらし」ではなく「とんがらし」ってのがなんとも懐かしくてツボだったなぁ。



2015年8月2日日曜日

クワガタ


今日は赤城自然園にて植物観察会。

猛暑でイヤになりますが、なるべく木陰を選んで歩くようにしました。

暑いんだけど木陰に入るとかなり過ごしやすい。

改めて樹木の有難さが身に染みました。

道中、地元の産直販売所のような場所に立ち寄りましたが、そこで面白いものが売っていました。

がさがさと動くのは何とクワガタです。

このプラスチックパックに8~10匹入って650円はかなりお買い得?

自分が小学生だったら親にねだって買ってもらっただろうなぁ。

昔は、早起きして「クヌギ」の木を見に行くと樹液を吸いにカブトムシたちが集まっているよ、なーんていう本を読んで、「よーし、クヌギだな」なんて思ったけど、当時はクヌギがどんな木なのかも分からず。

まぁ都会育ちなので、クヌギの木もそんなに身近にはなかったとは思うけど。

早起きもせず、クヌギが分からなくたって、650円でこんなに成果があがるなんて、なんて便利なんだ。

安易すぎて、夢もないけど。



2015年8月1日土曜日

緑の蔭


今日も暑し。
日差しも強し。
蒸し暑し。
耐えがたし。

そんなときに木陰を歩くとちょっとホッとするね。

陰という点では同じなはずなのに、木陰とビル陰では涼しさが違う気がする。

ビル陰のほうがむしろ「陰率」は高いのに不思議なものであります。

そんな木陰の道をあるいていたらばこんな名前のギャラリーがあった。

緑蔭館ギャラリー

どうです?

なんとも涼しげな名前で、文字から冷涼感を頂戴した気になった。

良い名前をつけたなぁ。