子ども向けの絵本もなかなかどうして侮れない。
驚くようなアプローチの仕方があって、ときとしてギョッとさせられる。
例えばこの前見かけたのがこれ。
その名も「木」という絵本。
絵を描いているのは佐藤忠良さんという画家の先生。
美大のデッサンそのものといった感じのタッチが面白い。
木の描写がなんとも美大チックなんであります。
まず絵ありきで、そこに文章をくっつけた感じかな。
巻末の作者紹介の欄に
「佐藤氏が15年以上に渡り彫刻のあいまにデッサンしたものに新しいものを加えて構成した作品です」とあった。
正直なのは良いけど「あいま」ってのがちょっと気になったなぁ。
良いじゃないか、嘘でも「木の魅力にとりつかれて描きまくった」としておけば。
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