2018年8月28日火曜日

切り戻し顛末記

7月7日 切り戻し前

7月7日 切り戻し後

8月20日 

花をより長く、よりたくさん楽しむために幾つかの方法がある。

①花がら摘み
②ピンチ(摘心)
③切り戻し

①花がら摘みは花が萎んだ時点で、その花がらを摘む。これによって花の後に栄養分が種ではなく新たな花に向かわせるのが目的

②ピンチは英語で「摘む(つまむ)」という意味だけど、これをやることで脇芽の成長が促されて、よりこんもりとした株にするのが目的

③切り戻しはピンチに似ているけど、株全体を思い切って切り戻すことで新たな成長を促すのが目的。これによって間延びした株をコンパクトに、そして株を若返らすことができるのだ。

という基本を抑えると、花をより長く、よりたくさん楽しむことができるはずだ。

で、実際に切り戻しをしてみた。

一番目の写真は7月7日。花はたくさん咲いているけどなんとなく間延び感もあったので気切り戻すことにした。

二番目の写真は切り戻し後。植木鉢の淵に沿うようなサイズ感で切り戻してみた。

そして三番目の写真が8月22日。こんもりといえばこんもり。だけどイメージしたのはもっと花が密生しているのもだったが、これでは切り戻す前よりも間延びした感がある。

まぁこれは切り戻しだけでなく、天気、水遣り、施肥などの問題もあるので一概にいえないけど。

ちょうど夏休みを挟んだので、その間は水切れを起こしたりしていたことも考えられる。

切り戻すタイミングとしては、夏休みの直前にすると株の水要求度も低く、休みの間に切り戻しからのリカバリーもできたなぁと今にしては反省している。

さぁ、このひょろひょろした間延びした株を再度切り戻すか、思案のしどころであります。

2018年8月23日木曜日

風の恩恵



今日は赤城自然園に出掛けていました。

台風の影響か、風が強かったですが、それがとても心地よかった。

風が吹くと良いこともあるのです。

それは色んなものが落ちてくること。

赤城自然園では枝を折ったり、植物を採取することはできませんが、落ちているものを拾うのはいいじゃないか、と。

風が吹くと小枝が折れたり、葉っぱが落ちてきたりして、地面を注意深く見ていると普段なかなか見れないものを見つけることができるのです。

たとえばクルミの実、ハンカチキの実、サワグルミの実など、なんとなく実が多いですが、普段は高い木の梢に見えるものを手に取って見ることができるので楽しいわけです。

まだ熟していない青いドングリもたくさん落ちていたなぁ。

あまり沢山落ちていると、熟したころのドングリをあてにしているリス、タヌキ、シカ、クマなどの動物たちは困らないかなぁとちょっと心配にもなる。

まだ残暑厳しいけど、明らかに秋の気配を感じた1日でありました。

2018年8月22日水曜日

ヤナギラン


山に行って意外と人気があるのがヤナギラン。

意外というのはなぜかというと、イギリスでは雑草扱いで、そこらじゅうで咲いているのを見かけるフツーの花だからだ。

線路脇なんかでも咲いていたのをよく覚えている。

ヤナギランとはいうけど、ヤナギでもランでもない。

どうやら葉がヤナギに似ていて、花がランに似ているからそんな名前がついたようだ。

英語名も willow herb という。

もちろん willow(ヤナギ)でも herb(ハーブ)でもない。

面白いのは日本語も英語もヤナギという表現を使っていること。

似たような感性をもっているってことなのかな。

因みに今日のヤナギランの写真は6月ころに英国で撮ったもの。

赤城ではすでに終わっているし、長野では今が見ごろかな。

地域差があって面白い。


2018年8月21日火曜日

ステキなバラ



フランスにて。

イタリアの話から、赤城のソウシシヨウニンジンの話になったかと思えば、突然にフランスということで、ちぐはぐなことお許しください。

この前のイタリアとは別の時期、6月にパリにはまったく寄らずに、とても特殊なルート、特殊な目的で行ったのだけど、そのときにやたら目に付いて印象的だったのがこのバラ。

ご覧のように街角の植え込みに、さもなく自然に植えられていた。

ここだけではなく、街のいたるところ、中央分離帯にいたるまで、この鮮やかなピンクのバラが咲いていたのだった。

なんか良いなぁと思ったのだ。

バラって手間が掛かる、という印象があるかと思うけど、このバラは明らかに放置されているが元気そのもの。

加えて見栄えが良い。

なんというバラなのだろうか?

早速フランス人の友人にお尋ねメールを出してみた。

たぶん「Emera」という種類ではないかと。

バラにそれほど詳しくないのだけど、日本にもあるのかなぁ。

育てやすそうなので、広がればいいなと思う。

黄色のモッコウバラが行き渡っているので、良いコントラストになる気がするんだけど。

2018年8月20日月曜日

ソウシシヨウニンジン


つやつやとした赤い実が目を引く。

なんだ、これは。

これは ソウシシヨウニンジン。

なに?ソウシシヨウニンジン??

何度か口に出して復唱しないと頭に入ってこない。

学名は Panax japonicus でウコギ科。

で、ソウシシヨウニンジンとはどんな字を当てるのかと調べてみると「相思子様人参」とある。

まぁ、和名というのはあまりあてにならないので、相思子様人参も諸説ありうる。

山を歩くと見かけるものなので、赤城の案内などしている身としてはなんとしても覚えておかねばならない。

ソウシシヨウニンジン、ソウシシヨウニンジン、ソウシシヨウニンジン・・・・

2018年8月16日木曜日

赤いキョウチクトウ


南イタリアにきております。

ときには休暇も必要。

暑さは東京と良い勝負。

蒸し暑さでは東京のほうが上かな。

日差しの鋭さはイタリアに軍配があがる気がする。

見かける植物も暑さに強いものばかり。

例えばこのキョウチクトウ。

確かに暑さに強いが、イタリアではここそこに見かける。

高速道路沿いにもキョウチクトウ。

花色は東京でも見かける白とピンクはもちろん写真のように真っ赤なキョウチクトウも見かける。

これは東京ではあまり見かけない。

この濃い赤はなかなかステキだと思うんだけど。

このキョウチクトウが日本にも増えると景観的になかなか良いのではないかとちょっと思った次第。



2018年8月11日土曜日

不忍池のハス


不謹慎ながら台風のときは涼しくて救われた気がした。

台風が過ぎてしまえばまたもとの猛暑。

ホント異常でしょ、この暑さ。

植物たちも参っている気がするけど、なかには全然堪えない連中がいる。

この前、上野の不忍池のまえを通ったら、見渡すかぎりあたり一面ハスが茂っていた。

池でありながら水面は見えない。

これは茂り過ぎという気もしないでもないが、ちょうど花が咲いていて結構な見ごたえがあった。

暑いのだけど今が見ごろ。

これだけの群生はなかなか見ることができないので、出掛けてみる価値はあると思う。

2018年8月9日木曜日

ケヤキを見下ろす

車窓からなのでピンボケ

最近、仕事で長野県に行くことがありまして。

大型の観光バスに乗っていくのですが、使うのは首都高4号線~中央高速道。

東名と中央の2大高速道路は混むのがお決まりなので、自分では運転したくない。

ところが今回は大型バスの客席なのでボーっと景色を眺めていた。

帰路、高井戸を過ぎて首都高はかなり混んでいた。

車窓からの景色はありきたりのものではあるが、大型バスだけに普段の乗用車よりも高い場所から見下ろすことになる。

そうすると眼下の甲州街道は普段見ることのないアングルで迫ってくるのでなかなか面白い。

さらに甲州街道の街路樹といえばケヤキだが、そのケヤキをすぐに見下ろしたり、横に見ることができる。

いつもと違うケヤキの姿にちょっとした興奮を覚えた。

ケヤキは小さな実をたくさんつけているのが見えたけど、たぶんこんなことが目に入るのは僕だけだろうなぁ。

普段とは違う景色が見れてなんだか得した気分。



2018年8月8日水曜日

強力な除草剤


都内のあるマンション。

植え込みに看板が立っていた。

ご注意
強力な除草剤を撒いています。
植栽内に立ち入ったペットへの被害には
当組合は一切責任を負いません。

なかなか強烈な文言である。

これはたぶん植込み地に犬が入るのに業を煮やしたマンションがハッタリで書いたのではないかと思うのだけど、どうだろうか。

そんな強力な除草剤だと、すでに植込みにある植物も枯れてしまうのではないか?

そんな強力な除草剤だと、植え込みに入らなくてもなんらかの影響が出るのではないか?

そんな強力な除草剤だと、人体への影響もあるのではないか?

そんな強力な除草剤だと、周辺環境への影響もあるのではないか?

そんなことを考えると、結構危ない橋を渡った牽制文言であるように思われる。

いったいどんな除草剤をまいたのだろうか?

余計なお世話と思いつつ、ちょっと気になった。

2018年8月3日金曜日

垂直な庭



最近、壁面緑化とよく聞くけど、それはなにも日本に限ったことではない。

イギリスでも壁面緑化はある。

これはロンドンでは結構有名な壁面緑化の例。

これ実はホテルで、その一角が緑化されているのだ。

潅水は細いチューブで行われている。

結構な量の水をやっているようで、下の道路はビチャビチャ状態。

よくよく目をこらすと鳥の巣箱なんかも据え付けてあったりして、日本のそれとはやや様子が異なる。

因みに英語でこのようなもの(壁面緑化)を何て言っているかというと
Vertical Garden 
「垂直な庭」

壁面緑化よりは気がきいている気がする。

2018年8月1日水曜日

花のある暮らし、かぁ




ホント、たいして珍しいもの、高価なものを使っているわけではない。

でもなんとなく良いよね。

ガラでもないが、花のある暮らし、悪くない。