2015年7月31日金曜日

うなぎとサンショウ


それにしても暑い。

暑いのであれば精をつけねばってわけでもないけど、うなぎが気になる。

最近のうなぎの高騰ぶりには驚かされるが、いずれうなぎそのものも食べられなくなる時代がくるかもしれない。

なまずで置き換えなんて話題も聞かれるが、やっぱりうなぎはうなぎじゃないと。

うなぎが食べられなくなったら、なまずに頼らずスッパリと諦める。

以前、自転車で駐輪違反をして撤去されてしまい、引き取りにいったときに5000円取られたことがある。

5000円をそんなものに払うなら・・・と真っ先に頭に浮かんだのが「うなぎを食べたい」ということだった。

以来、ときどき惜しまずにうなぎを食べることにしている。

ちょっと変な理屈だけど。

だってうなぎやさんで特上を食べたって5000円する店はそんなにないよ。

まぁそんな話は置いておいて。

うなぎを食べるときに欠かせない調味料は「サンショウ」でしょう。

サンショウは学名を Zanthoxylum piperitum といってミカン科の植物。

あの独特の香りはどこか柑橘を想起させるとは思っていたけど、それはミカン科だけに当たり前のことだったわけだ。

それと面白いのは学名(属名)に 「X」「Y」「Z」が入っていること。
学名の試験があったときに「変わった綴りだなぁ」と暗記したことを思い出す。

種小名を piperitum と言い、コショウの Piper nigrum 由来であることも想像できる piper すなわち pepper。
うまく出来てるね。

確かにサンショウはコショウっぽくないわけではない。

実は植物観察会をやっているとサンショウを見かけることが多い。

恐らく鳥たちがタネを運ぶんだと思うけど。

そこでいつも話すのは、
「うなぎ好きの人は馴染みがあるでしょ。ふだん瓶に入っているサンショウはもともとはコレなのよ。」
そいうって葉っぱの香りを嗅いでもらう。

植物観察、自然観察っていうのは五感をつかってやってみると一層面白さが増すと思っているんだよね。

なので身近な香りがこんな森のなかにあるということも知ってもらえれば楽しいし記憶に残るんじゃないかなぁ。

2015年7月30日木曜日

夏休みの宿題


夏真っ盛り。

こどもたちは夏休みド真ん中。

宿題に追われている子供も多いことだと思う。

中にはまれにシッカリした子供がいて、夏休み最初の3日くらいで宿題全部をやってしまって、あとはやることがなくて・・・なんてね。

そいういう子供は将来末恐ろしい。

だいたいはウダウダ、だらだら、やりたくもない宿題と日々向き合うのだろう。

親から叱咤されながら。

小学生がいったいどんなドリルを解いているのかと思って覗き込んだらこれが結構難しいことをやっていたのであります。

へー、こんなことを小学生でやるのかぁ。

自分も遠い昔、小学生だったはずだけどこんな問題を解いた記憶がまったくない。

そもそも僕の時代にそんな問題がなかったのか、はたまた僕の記憶がなくなったのか、謎だけど。

大人になって宿題はなくなったのかといえばまったくそうではない。

宿題という名前がついていないだけの話で、内容的には宿題よりももっと遥かにエグい宿題に追われている自分がいる。

子供のころは良かったなぁ・・・・

2015年7月29日水曜日

レンゲショウマ


これは何でしょう?

葉っぱだけだから分かりにくいね。

でも目を凝らすと細い茎がヒョロっと伸びて、その先にポツっと丸いものが付いている。

これはレンゲショウマ Anemonopsis macrophylla というキンポウゲ科の多年草。

実はこれ「日本固有」の「1属1種」の植物。

同じキンポウゲ科のオダマキにも似ているので、そんなに珍しいものでもない気がしていたのだけど、どうやらオダマキと同じに考えてはいけなさそうだ。

この写真を撮ったのは赤城自然園で6月20日ころ。

まだまだつぼみだったけど、その後7月17日に行ったときには数輪咲いていた。

そして8月が本格的な見ごろシーズンとなる。

このレンゲショウマを見るために赤城自然園を訪れる人も多い。

ネットで「レンゲショウマ群生地」と叩くと御岳山と出てくる。

へー知らなかったなぁ。

そして御岳山では8月1日~31日、すなわち8月はレンゲショウマ祭りを開催するらしい。

巾着田のヒガンバナもそうだけど、植物一種で強力な集客力を持つということはとても興味深い。

8月には仕事で2回赤城に行く予定があるけど、レンゲショウマ満開の様子がどんなものなのかちょっと楽しみであります。

2015年7月28日火曜日

タダより高いもの?


先日、とある方から
「英国の園芸を学ぶについて良い参考書はないでしょうかね?」
と尋ねられた。

とっさに頭に浮かんだのは
Principle of Horticulture
という割と薄めの本。

僕が英国に留学していたときに園芸の入門書として学校からも薦められた本。

僕が持っているのは第3版で白黒199ページ程度のもの。

それから15年くらいは経っただろうか。

今はカラーで400ページくらいある。

薄めの本とあなどってはいけない。

内容は園芸全般を網羅していて、ここに書いてあることが100%理解できていればかなりのレベルに達していると言っても過言ではない。

いまどきはアマゾンでたいていのものが手に入るので、そのことを教えてあげようかと事前にネット検索していて驚いた。

どういう具合なのか分からないけど、この本がPDFで完全にダウンロードできるのだ。
しかも無料で!!


なんでこんなにうまい話なのだか分からないけど、とにかく英国園芸の入門を目指す人には是非これをダウンロードして入手していただきたい。

そこにある単語には馴染みのないものがたくさんあると思う。

それらをひとつひとつ克服し、積み上げていくとその先に別の景色が見えると思う。

試しにちょっとダウンロードしてみたら?

2015年7月27日月曜日

事態説明&お詫び



こどもたちとの植物観察会。

2010年にスタートして丸5年間続けてきました。

第1回は人数が集まらず「サクラ」を交えての4人でのスタート。

それが少しづつ参加者が増えてきて5年間の延べ参加人数は100人を超えました。

こどもの視線にたって、こどもたちと一緒に植物たちの様子を観ることはとても楽しかったし、やりがいもあった。

毎年、ハッとさせられる子供たちがいて、刺激を受けた。

ところが昨年起きたデング熱騒ぎ。

代々木公園を主たるフィールドにしていたので事態は深刻でした。

恐らく今年も騒ぎは起きるだろう、と。

1年を通じて季節を追いかける自然観察会だけに夏の動きが読めないと計画が立てられない。

そこで苦渋の選択として今年1年は様子を見るためにお休みとさせてもらうことにしたのです。

5年続けてきて、ややマンネリ化してきた部分もあったのでこれを見直す良い機会でもあるかもしれない、と。

そんなわけで今年はこども向け植物観察会「自分だけの植物図鑑をつくろう!!」はお休みです。

また来年リニューアルした楽しくてためになる植物観察会を考えていますので、それまで皆どうぞお元気で!!

2015年7月26日日曜日

ピンクとブルーの丸いもの




世の中は夏休み。

六本木ヒルズの夕暮れ時。

ピンクの花が一面に咲いていた。

何の花だ?

近寄って見てみるとそれはペンタスでした。

たしかに暑さに強い夏の花というイメージなので今の季節に合っているのだろう。

ピンクのペンタスの向こうには・・・・

何やら青くて丸いものが。

ドラえもんの後頭部でありました。

夏休みなので何かの子ども向けイベントなんだと思うが、ペンタスがこれだけまとまると見ごたえがあるように、ドラえもんもこれだけ集まると「おおっ」と思う。

連日溶けそうなほどに暑いが、こどもたちよ、どうぞ楽しい夏休みを過ごしてくれたまえ。

2015年7月24日金曜日

キューガーデンの秋田フキ


昨日書いた北海道のフキ。

そうそうこんなものがあったっけ、と手元を改めたらでてきました。

キューガーデンの標本室にアキタフキの拓本があったのを思いだした。

まだ僕がキューガーデンにいたときに標本室の担当者からここに書いてあることを訳してくれと頼まれたのだった。

そのときはあまり気にもとめていなかったけど、今になってこうやってみるとこれはこれでスゴイ。

これがいつのものかというと、何と明治19年と書いてあったので1886年。

ナント130年前!!

うひゃー。

こういうものがフツーにあるのがキューガーデンのスゴイところなんだよね。

その頃に北海道でフキの拓本をとった人はどういういでたちで、どういうインクを使ったんだろうって考えるととてもロマンがある。

スゴイねー。


2015年7月23日木曜日

大きなフキ


北海道にて目に付いた植物のひとつがフキだった。

フキは関東でいえばツワブキなどが園芸的に用いられるが、その辺に自生しているかんじでもない。

ところが北海道にてはこの大きなフキがここそこにまさにはびこるように育っていたのだ。

まず特徴的なのがそのサイズ。

僕の手の大きさと比べてみて欲しい。

ツワブキと異なる点としては葉の大きさはもちろん、ツワブキの葉はもっと色が濃くてツヤツヤしていて堅い。

このフキは一般にアキタブキと言われるようだけど、葉の緑は淡くそして柔らかい。

中には草丈が2メートル近くになるものもあるらしい。

ところ変われば・・・であります。


2015年7月22日水曜日

地下支柱


専門でない方にはちょっと難しい話かもしれないけど。

この木の根元をよーく見ていたらばあることに気付いた。

ほぼ錆びた金具が木の根元に半分埋没されていたのだ。

さらに白い帯のようなものも見える。

これは「地下支柱」といって、樹木を植えたときに施す支柱の一種。

支柱とは字のごとく支える柱なので、通常は木に添うように施されるのが一般的。

ところが支柱を設置するスペースがなかったり、支柱が外見的にカッコ悪いといったときに、地中に支柱を施す。

地下の支柱といっても実際に柱を埋めるわけではなくて、頑丈な格子状の鉄の網を根鉢の下に埋めて根鉢を帯のような丈夫なものでその網に括りつける。

さらに強風などにも耐えるようにその帯をラッチでキリキリと締め上げる。

それが地下支柱というもの。

もちろんこのラッチや帯は通常は地中に隠れるので普通は見えないが施工がお粗末だとこのように見えてしまうというわけ。

どうだろう、この地下支柱を使って植えてからこの木は何年経っているのだろうか。

想像するに根はちゃんと張って強固なものになっているだろうから、恐らくもう支柱は要らないのではないだろうか。

でも地下支柱は朽ちることなく相変わらずキューギューと根を締め付けている。

一方、木のほうはグングン生長して根も大きくなっている。

ということはこの地下支柱が纏足(てんそく)のようにこの木をとても窮屈なものにしているのではないかと思うのである。

実際、帯は根元に食い込んで巻き込んでいるのが分かるでしょ。

樹木医の講義の中で地下支柱の是非についての話があったのを思い出した。

確かに地下支柱の良さ、メリットもあるけど、将来的な樹木の成長も見越して例えば5~10年で朽ちてしまうような素材を使うなど工夫も必要なのかもと思った次第。



2015年7月21日火曜日

ホオズキ


この前いった和食のお店。

お皿のうえはなんとも涼しげ。

こういう季節感を料理に取り入れる繊細さは本当に日本人の素晴らしいところ。

なかでも目を引くのはホオズキ。

浅草のホオズキ市はもう終わってしまったけど、なんとも夏らしさが漂う。

すけすけになったホオズキには赤い実が見える。

ほぅ、ホオズキを食べるのか

と、ちょっと珍しいと思ったけど、口に運んでみるとそれはホオヅキではなく湯剥きしたトマトだった。

視覚的に予想された味と、実際に舌で感じる味覚にギャップがあったときの驚きというのはあるでしょ。

すけすけのホオヅキ部分は確かに本物。

これはこれで使いまわすのだろうか、なんて考えたりして。

まさかね。

僕の知識によればこのホオヅキのすけすけ部分はホオヅキの「ガク」であると理解しているのだけど正しいだろうか?

これは受粉、受精後せっかく出来た実を熟すまで守る機能があるのだと思うけどいかがなものだろうか。

さらに因んで申し上げれば、ホオヅキは漢字で書くと「鬼灯」、英語では「Chinese Lantern」となる。

ともに「灯り」を含んでいるでしょ。

このスケスケの感じが提灯、外灯のように確かに見えるし、その発想は洋の東西を問わずに共通である点が興味深いよね。




2015年7月20日月曜日

北海道


ご無沙汰しております。
現在、北海道にきております。

関東ではちょうど梅雨明けしてふたたび30度越えの日々ですが、ここ北海道は25度程度と快適そのもの。

夏の間だけ北海道に「移住」する人も最近多いと聞くのも頷けます。

改めて気になるのは北海道ならでは植生。

シラカバ、カシワ、ナナカマド、フキなどなど関東ではあまり見かけないものがそこらじゅうにゴロゴロ転がっているカンジ。

終始キョロキョロしていますが、なかなかカメラを構える暇もなく。

明日には帰京し、猛暑との戦いに戻ります。


2015年7月17日金曜日

赤と黒



今日は赤城自然園に日帰りツアー。

台風がきていて荒れた天気にもめげずに出かけました。

雨は降ったり止んだりといった感じで、コンスタントにしつこく降るということもなくシャワーのような雨。

お昼を挟んで午後は雨もあがり、森林歩きにはベストの天気となりました。

今は春の花が終わって夏に移行する端境期といったところで花の種類はやや少なめ。

それでもヤナギラン、キキョウなどを楽しむことができました。

実もなっています。

写真はヤマシャクヤクの実。

良く見ると赤い実と黒い実があるのが分かりますでしょうか?

この色の差はなんだろう?

熟している実と未熟な実?
いやそうには見えない。
どちらも等しく熟している。

そのときは分からなかったのだけど、帰って調べてみたら赤い実は不稔、つまりタネ無しで、黒い実はタネ有りということが分かった。

へー、知らなんだ。

こんど見かけたらそういう目で見て確認してみようと思う。



2015年7月16日木曜日

身近で深刻な問題


ここ数日の街路樹の様子は成城の様子でありました。

ご存知の方もいらしゃると思いますが、駅の北側にはサクラ並木があってこれはこれで素晴らしいもの。

せたがや百景にも選ばれているとのことで、確かに満開時には見ごたえがある。

でも樹齢がそこそこいっていること、そして根元周辺がアスファルトで固められているなどの条件の悪さからかなり樹勢が弱っているものが多いのも事実。

写真に撮ったように、車高の高い車に枝が折られるなどの問題もある。

このサクラ並木の残り寿命はあとせいぜい10年くらいのような気がする。

あとは思い切った植替えや、樹木の生育環境の整備などをするべきだと思う。

とにかくピークは通り過ぎてあとは坂を下るのみ。

それを転げ落ちるか、ゆるやかに下っていくかの違いがあるだけだと思う。

再三申し上げているように街路樹や、街に緑があることの意義は間違いなくある。

それと人間の都合、利便とどのように折り合いをつけていくかという問題。

これはなにも成城に限らないし、なにもサクラに限らない。

こんな問題は身近にいくらでも起きているのだ。

2015年7月15日水曜日

偉大な緑


昨日書いた街路樹がいかに有難いかという話。

たまたま今日、日本植木協会さんから頂戴した「うえきのちから」というパンフレットにまさにそんなことが書いてあったのでご紹介したい。

ここで植木とあるのは街路樹とも置き換えることができると思う。

植木はどんな宝ものを届けてくれるの?

*生物多様性
*景観
*都市涼化
*防音
*空気浄化
*省エネ
*まちの防災
*収穫の楽しみ
*森林療法
*癒し、憩い
*山の防災
*緑育
*水環境へ
*自然復元
*CO2固定

昨日書いた、木陰を作り出して涼しいね、というのは都市涼化かな。

つくづく偉大だね。

2015年7月14日火曜日

有難き街路樹


狂ったかのような晴天、高温、刺すような日差し。

呼吸も苦しいほどだったりする。

しかしそんなに暑くても木陰を歩けばかなり楽。

桜並木の道路は程よく木陰ができていて見た目も涼しげ。

それに対して街路樹がなくて直射日光がガンガンさすところはアスファルトも目一杯ヒートアップしているようで、上から下から暑さが攻めてくるカンジ。



こりゃたまらん。

こうやってみると街路樹の意義、機能などが分かる。

改めてその有難さを感じるし、どういう樹種が良いのか、どのくらいの密度に剪定が必要なのか、どのくらいの間隔で植えれば良いのかなど身をもって考えることができる。

たかが街路樹ということなかれ、本当に有難いものなのだ。


2015年7月13日月曜日

羽状葉


この前剪定したサンシュユ Cornus officinalis

改めて葉っぱをまじまじと見てみるとご覧のとおり几帳面なほどに対生になっていた。

しかも一番先端を見てみると、先端も対になっていてこれは典型的な偶数羽状葉だ。

奇数羽状葉はわりと良く見かけるが偶数羽状葉の植物を挙げよと言われてもとっさになかなか思いつかない。

因みにこの羽状葉は英語では pinnate といい、偶数羽状葉は even pinnate であり、奇数羽状葉は odd pinnate となる。

さらにややこしいのは、このサンシュユは単葉だけど、複葉の植物である場合は羽状複葉(偶数羽状複葉、奇数羽状複葉)となるのだ。

こういうの英語でなんていうの?というのは毎月第二日曜日に池袋コミュニティカレッジで気軽に学べます。

因みに、昨日ちょうどこの羽状葉について説明したばかりなんだよね。


2015年7月10日金曜日

鎌お買い上げ


古典的園芸道具である鎌を買ってみた。

これで除草してみようと思う。

除草の基本は根から抜くということに尽きると思うが、時と場合によっては刈ってやつらの勢いを止めるということもある。

これで刈って刈って刈りまくってやるのだ。

2015年7月9日木曜日

異常気象、未来的対応法


これだけ雨が続くとさすがにウンザリする。

色んなニュース番組や天気予報番組でもとりあげているけど、今月に入ってからの日照時間が30分にも満たないという異常さ。

気温は低め、雨多く、日差しは少ないとなれば当然植物の生育にも影響が出る。

新聞ではレタス、キャベツなどが早くも値上がりしているとある。

晴れたら晴れたで度が過ぎると問題があるし、こういうことはほどほどの中庸が大切。

こういう異常気象が続くと植物工場の意義などについても真剣に考えてしまう。

人工的に植物の生育に最適な天候を作り出すので、上記のような問題が実際におきようとも生産の面からはまったく影響を受けない。

異常気象が日常的に起きるようになると、さらに植物工場への関心、ニーズが高まっていくのではないかと思われる。

子供のころに漫画で見た未来の世界はもう現実になりつつある・・・・。

2015年7月8日水曜日

ザクロ(石榴)


これはいったい何でしょう?

これはザクロの実です。

ザクロを食べたことが無い人も多いかもしれません。

もともとは中央アジアやアラビア半島あたりのものなので、日本とは生育環境が異なるので食べるのに適した果実に育たないのかも。

でも庭木としてはわりとポピュラーでこんな変わった可愛い形の実を見たこともあるのでは。

僕は幼少時にエジプトに暮らしていたので、ザクロはとても身近な果物だった。

あの赤くて酸っぱくてジューシーな、でも一粒一粒が小さくてちょっとイライラする感じがなんとも懐かしかったりするわけです。

実を割って、赤い小さな粒をひとつひとつ口に放りこんだっけなぁ。

そうそう、ザクロって漢字で書くと「石榴」となる。

榴だけでもザクロ。

なんで「石」がつくの?

Why Japanese people~?! と厚切風に。

たぶん赤い小さな粒の中のタネが石(stone)なんだと思うけど。

2015年7月7日火曜日

恨み雨


連日の雨。

今日、テレビで言っていたけど、今月これまで7日間での総日照時間はなんと7分少々らしい。

一日1分しか日がささないってことだ。

これはスゴイ。

農作物などには影響がでるだろうな。

日照不足、多雨、低温・・・。

ほど良いところでお願いしたいものだ。

さて雨のなかでの植木屋仕事をしてフト手元のハサミを見るとなんと錆びている。

道具を錆びさせてしまうなんてプロとしては恥ずかしいこと。

実はつい数日気になって磨いたのだけど、朝ピカピカだったのに夕方には錆が浮いているということもあった。

道具が深刻なダメージを受けないうちにと、今日は分解して磨いて油を塗布した。

ハサミを入れる皮の鞘にもカビが浮きはじめていたりして、もう勘弁してくれよと雨雲が恨めしくなった。

2015年7月6日月曜日

油断大敵


今日も都内某所にて庭仕事。

先週ほどのヘビーな雨ではないながらも、終日シトシトとしつこく降る雨にゲンナリしました。

そしてコトは起きました。

掃除をしようと一歩を踏み出した瞬間激痛が。

なんと釘をうった板が転がっていて、その釘を思いっきり踏んでしまったのです。

雨だったのでビーンブーツを履いていましたが見事に貫通し足の裏へ。

思わず「痛てっー!」と悲鳴をあげてしまいました。

恐る恐る靴を脱いで見てみると靴下が赤くなっていました。

どのくらい深く刺さったのか分からないし、錆びた古い釘だったので不安になり病院へ。

結果としては破傷風の注射をしてもらい、抗生物質をもらって様子をみることになりました。

5年くらい前に植木バサミが足の甲に落ちて地下足袋を突き破って足の甲に刺さったときがありましたが、あれ以来かな。

くれぐれもご安全に、です。

イテテテ・・・

2015年7月5日日曜日

梅雨


先週は庭仕事を主にやっていましたが、雨に祟られました。

梅雨なんだから仕方ないのですが、それにしてもシトシト雨ではなく、かなりの土砂降り。

合羽を着ていたけどもジワジワと浸水し、最後にはパンツまでビッショリでした。

靴も完全防水ではありますが、くるぶしのあたりからの浸水はどうにもならず。

結局靴のなかも結構な湿り具合で、家に戻れば足はふやけてフニャフニャの真っ白になっていました。

月曜も庭の手入れ仕事がありますが、予報は「雨」。

ちょっとゲンナリです。

まぁ気合を入れて前向きに楽しもうと思っております。

2015年7月3日金曜日

大食いⅢ


今日もしっかり、たっぷり降りました。

あんな土砂降りで終日作業するのは、本当に久し振り。

っていうか、そんなことこれまであったかなぁ。

というほどの豪雨のなか頑張りました。

そして大サービス大盛りの昼食も3日目、最終日。

カレー、チャーハンときて、3日目の今日は中華丼。

たんなる中華丼ではなく、大きな唐揚げがごろごろとのっかっている高カロリーのスペシャル丼。

これ一杯でいったい何カロリーあるのだろうか?

たぶん1000ちょっとではないかと思う。

いや、もうちょっとあるかな。

いずれにしても修行のごとく食べきりましたよ。

食べ終わって2時間くらいはなんとなく具合が悪かったけど。

さぁ、明後日にはお知らせしておりますコミカレで今年のチェルシーフラワーショウについて講演があります。

かなり本音トーク、ギリギリトークを散りばめ、内容の濃い2時間にできればと思っています。

2015年7月2日木曜日

大食いⅡ


今日はチャーハンでした。

1キロ以上ある感じ。

これくらい食べられる人は多いと思うけど、僕にはかなり厳しい。

今日はタッパーを持って行ったので、お持ち帰りしました。

今日もお昼ごろにかなり、しつこく長くたくさんの雨が降りました。

パンツまでずぶ濡れ。

明日はもっと降るそうなので開き直って頑張ります。

2015年7月1日水曜日

大食い


現在植木屋仕事をしております。

今日は終日雨でパンツまでビッショリ。

参った。

ここの現場の有難いことは「昼食付き」ということ。

近所から出前をとっていただける。

しかし問題なのはそのボリューム。

写真ではなかなか伝わりにくいと思うが、ほぼ2人前。

手に持つとズシリとその重量がくる。

そして出されたものは残さず食べるという、暗黙の真摯協定のもと、これを平らげなくてはならない。

最近は年齢も年齢で、量より質、というか本当にたくさんは食べられない。

でもそんな理屈は通らない。

頑張って、歯を食いしばってひたすら完食をめざすのみ。

食べ終わったあとは、けっこうゲンナリといった感じで午後の作業に支障をきたすのではないかと思うくらい。

20代、30代ならねぇ、このくらいはなんでもなかったけど。

最近は「食べ放題」も絶対に行かない。

美味しいものをほどほどに、という大人の世界に足を突っ込んでしまったのだ。

この現場は明日と明後日と続く。

それぞれ何が出るのか楽しみでもあり、不安でもあり。