2017年1月30日月曜日

160万分の1


ポンポンポーンと調子よく更新してきたのに、ここにきてインフルエンザになり、またちょっと足止めです。

悪寒、倦怠感がハンパなかったので診てもらったらA型でした。

薬のお陰で楽になりましたが、しばし自宅謹慎です。

インフルエンザ罹患者はどうも160万人を超えているらしく、自分もそのなかに入っちゃったのか。

まだまだ流行るらしいので皆様どうぞお気をつけて。

予防注射はもうどの病院もやっていないと思いますが、あとは手洗いとうがいですね。

あっ、予防注射もしていたし、もちろん手洗い、うがいは気をつかっていたんだけどなぁ・・・。

あとは気力体力の充実かな。

2017年1月26日木曜日

日本式プラントサポート


たしかにイギリスには小洒落たプラントサポートがたくさんある。

日本にはないのか?

この前、見かけたのだ、良いやつを。

写真では分かりにくいと思うが、花壇の真中にあるのはキク。

キクも茎が伸びて、紐でしばっておかないとだらしなく広がってしまう。

ところがこのお宅ではどうしていたのか?

家に植えてあるカキの木の枝を利用していたのだ。

カキの木の枝は真直ぐにシュッと伸びる。

一年で1メートルくらいは楽に伸びるので、剪定した枝を取っておいて、それを花壇に数本挿してそれぞれの枝を麻紐で結んでプラントサポートを作っていたのだ。

これがなんとも絶妙に庭に馴染んで良いカンジだったのである。

白いビニール紐ではなく茶色い麻紐を使ったのもポイントね。

要するに自然素材をうまく使えると庭によく馴染むってことなんだと思う。

先日書いたようにハシバミやヤナギの枝を使うのはイギリスでの常套手段だけど、東京にハシバミはなかなかないものね。

でもカキなら案外近くにあるんじゃない?

同様に、ナンテンの枝をプラントサポートに使っています、という声も聞いた事がある。

真直ぐにシュッとなっている枝ならなんでも良いわけだし、仮に多少曲がっていてもそれはそれで味になる。

こういう発想は、リサイクルでもあるので、どんどん取り入れたいよね。

2017年1月25日水曜日

プラントサポートあれこれ

ドーム型

自立しづらい植物を支えるプラントサポートにはいろんなものがある。

イギリスはそのあたりがとても充実している。

ドーム型のものは、予め植物の上に被せておいて、この間を縫って植物が育つ。

ふたつの鉄のピースを合わせて使うタイプは、ある程度植物が大きくなっても、挟むように使えるので便利。

金属ではなく、ヤナギやハシバミなどの枝を使ってプラントサポートとするものもある。
植物がまだ育ちきっていない5月ころだと、「これは何?」と異様に思うかもしれないけど、夏を過ぎたあたりから馴染むし、その真価を発揮する。

面白いのは金属のプラントサポートが錆びていること。

これもツヤツヤ、ピカピカの鉄だとちょっと興ざめなんだけど、良い塩梅に錆が浮いてるのが庭に良く馴染むのだ。

だから店先でもわざと雨の当たる場所に置いてあったりする。

こうやって見ると、日本でよく見かける緑のビニールを巻いた支柱を使ったプラントサポートや、古新聞をまとめるときに使う白いビニール紐を使って植物を束ねるのは、どれだけ景観や雰囲気を害しているかが分かる。

逆を言えば、ほんのちょっとの工夫で庭の見栄えはグッと変わってくるのだ。

半分づつに分かれているタイプ。ふたつ合わせるようにして使う。

使用例

カバの枝などを使ったプラントサポート

2017年1月23日月曜日

プラント・サポート


サルビアは切り戻しました。

それは良いとして、何か輪のようなものが気になった方もいたのでは。

これは何かと言いますと、「Plant Support」というものであります。

サルビア・レウカンサのように草丈が1メートルを越えて、かつ枝がしなやかなものは、えてしてだらしなく枝が広がってしまうもの。

ありがちなのは紐で結んでしまうやり方だけど、これではなんとなく興醒め。

そこで、草丈が伸びきる前にこういうものを置くと、その間を縫うように枝が育つので、時間の経過とともにプラントサポートは馴染んで目立たなくなる。

そして草がベターっと広がるのをうまい具合に食い止めてくれるのだ。

雪が降ったり、強風に煽られたりするたびに枝が広がってしまうのを見て、この方法を導入してみた。

これは100円均一ショップで300円くらいで売っているプランタースタンドをふたつ買ってきて、それを上下をうまく合わせて結束バンドで繋ぎ合わせてつくったもの。

これで大丈夫と思ったら、割と心もとなくて、仕方なく木の棒を一本背面に打ち込んで支えとしてみた。

点数をつけるなら40点くらいかな。

まず、高さが足りないのがいけない。

さらに、木の棒を使わなければならければ十分な強度を得られないものいけない。

そして見た目。

もうちょっと改善の余地はありそうだけど、草が広がってから紐で結わえてまとめる方式に比べれば、かなりましな気がする。

2017年1月22日日曜日

サルビア切り戻し



低温障害によってチリチリに枯れてしまった葉はもうどうしたって復活しない。

花芽がたくさんついていたのに残念だけど、思い切って切り戻して更新することにした。

コメントにも頂戴したように地際で切り戻すことももちろん考えられたけど、よもやの急速復活を期待してちょっと高めの場所で切ってみた。

これで潜伏芽が萌芽して、あわよくば今シーズンにもう一度花を咲かせてくれないかな、と。

もちろんそれはかなり無理があるのも分かっている。

地際で切り戻すことはいつでもできるので、ちょっとした実験のつもりでね。

こうやってみると、捨てられそうになっていた頃はまだヒョロヒョロだったのに、今はがっしりと太くて逞しい茎になっている。

この節のあたりから新たに芽を出すはずだ。

しばし経過を見守りたい。


2017年1月20日金曜日

低温障害


寒波襲来。

確かに最近の関東地方はかなり冷え込んでいる。

その深刻さを物語るのが、この出来事。

とある場所で面倒をみているサルビア・レウカンサがある。

別名、メキシカンセージともいうのかな。

紫色の穂状の花が咲く潅木、もしくは多年草。

それがある日、見てみたら葉がちぢれていた。

まるで長い間、水やりをしなかったかのように。
 
上の写真が16日。
まだ葉の一部はシャンとしている。

その3日後。
葉のほとんどがチリチリにちぢれてしまった。





もうこうなると処置なしである。

低温障害、つまり凍傷にかかって組織が壊死してしまっているので快復の見込みはない。

これから花をたくさん咲かせてもらおうと思っていたのに・・・・

こうなると根元近くで剪定して、あとは来年度また新たに頑張ってもらうしかない。

低温障害といっても侮れないことがよく分かるでしょ。

この場所は夏場はそれなりに日が当たるのだけど、冬はほとんど日が当たらない。

加えてビル影になっていて冷たい風が吹く。

そこに持ってきての寒波なのでこんなことになってしまった。

もちろん植物には耐寒性のあるものと、そうでないものがある。

それは「自生地がそもそもどこなのか」ということで推し量ることができる。

メキシカン・セージってくらいだから、南米、メキシコでしょ。

そりゃ暖かいイメージである。

そうなると、ある程度の寒さに耐えたとして、寒波のようなシャープな冷え込みには弱いというのも頷ける。

うまく言えないけど、寒さにはモワッとした寒さと、刺すようなシャープな冷えがあるでしょ。

雪は前者、霜は後者ってイメージだろうか。

とにかく、ここで紫色の花をたくさん咲かせてもらうという目論見は今年は断念せざるを得ない。

残念。



2017年1月17日火曜日

九十九里にて

弱々しい太陽と高度を下げた旅客機

またしてもご無沙汰してしまいました。

千葉県に泊り込みの仕事で留守にしていました。

大袈裟にいうなら人生観の変わるような仕事で、いろいろと考えさせられました。

あまりにインパクトがあったので、その仕事を終えて帰宅する前にちょっとだけ足を伸ばして九十九里まで。

小雪の舞う風の冷たい砂浜に立っていると、気持ちもなんとなくリセットされたような気がします。

思えば昔は頻繁に九十九里に来ていたなぁ。

通年やっている海の家があって、閑散とした海辺で焼きハマグリを食べたり、温泉につかったり。

目の前に広がる太平洋、高度を落としながら成田空港に向かう旅客機などを見ていると、いろんなことを思い出してしまった。

しばし、ボーっとしたのちに東京に戻ってきました。

寒波の襲来とかで寒いことこのうえない。

植物たちもちょっと調子が悪そうだ。

どうぞご自愛のほどを。


2017年1月5日木曜日

残念な剪定工事


東京のある意味、ド真中にも大きなお屋敷はいくつか残っているもの。

ただ、住んでいるのか、住んでいないのか、微妙なお屋敷もたくさんある。

空家問題は、最近の社会問題にもなりつつある。

都会でときどき見かけるハクビシンなどは、空家を棲家にしているという話も聞いた事がある。

さらに問題なのは、お屋敷に植えられた木々の手入れがまったくされていないことで巨木化してしまうこと。

日照の問題、落ち葉の問題、さらには防犯上の問題なども起きてくる。

大木がこんもりと繁ったお屋敷があって、この前を通るたびにずっと気になっていた。

暮れも押し迫った頃、チェーンソーの音がしたので、「もしや」と思って見てみたら、道路の通行を規制する体制で大掛かりに剪定(?)を行っていた。

・・・・でもねぇ、感心しなかったなぁ。

道路にはみ出た分だけをバッサリと切るだけの、無機的、機械的な剪定だったからだ。

樹形を考えたり、今後の展望を見据えた剪定ではない。

切ったあとの切り口も粗い。

折角、勇壮な樹形を保っていたのに。

道路に関係のないお屋敷の敷地内には手をつけていないのだ。

当然、樹形はアンバランスとなるし、粗い剪定の跡からは腐朽菌だって入り込むだろう。

あーあ、もったいない。

こうやって、都内の貴重な樹木、緑が踏みにじられた後に減っていくのだ。

誰が悪いのだろうか?
依頼者(お施主様)?施工者?

誰か適切なアドバイスや判断をすることはできなかったのだろうか。

悔やまれる剪定工事現場でありました。


2017年1月3日火曜日

謹賀新年


明けましておめでとうございます。

元旦から穏やかな晴天が続いていて、なんとも平和な一年の幕開けであります。

元旦は自分のなかで恒例にしている、早朝サイクリングにでかけて、無事に初日の出を拝むこともできました。

元旦早々寝坊していてはイカンということで、まさに一年の計は元旦にあり、を実践しているというわけであります。

荒川越しに登る日の出を見るのはそのままに、今年は少しコースを変えてみた。

それはそれで新鮮でありました。

昨年は執筆でブログまで手が回らなかったのをいいことに、ややサボリ傾向がありましたが、今年からはまた性根を入れ替えてやって参りますのでよろしくお願いいたします。

皆様にとって素晴らしい一年になりますよう。

本年もよろしくお願いいたします。