実は街は植物で溢れている。彼らは色、カタチ、ニオイなどで「ここにいるよぉ」と静かなるメッセージを出している。そこには時として胸を打つドラマがあったりもする。そんなやもすると見過ごしてしまいそうな愛すべき彼らにあまり肩肘張らずにゆる~いカンジでスポットライトを当てる。日々の「あれ何だろう?」という好奇心に素直に向き合うブログ。
2018年12月17日月曜日
花を折らないでください
丹精こめて育てた草花が折られたり、盗られたり、それが植えられている花壇にゴミが捨てられていたり、踏み入れたりされていると、それはそれはガッカリ、残念な気持ちになる。
ガッカリ、残念くらいならまだ良いが、悔しすぎて涙が出たり、憎しみを抱いたりすることもあるだろう。
そりゃそうだ。
毎日せっせと世話をして、その成長が楽しいわけだから、そんな気も知れないで傷つけられたら憤慨するのは当たり前だろう。
でもそんなとき、僕らはいったいどうしたら良いのだろう。
四六時中見張っているわけにもいかないし、そのために防犯カメラを設置するもの大変だし、世知辛いったらありゃしない。
仮に犯人を見つけたとして、どのようにその犯人と対峙すればいいのか?
諭すのか、怒鳴るのか、つかみかかるのか、通報するのか・・・?
そんな行き場のないやるせなさを、こんな小さな看板に見て取れる。
実際に防犯カメラなんかないだろうなぁ、これは。
警察にも連絡していないだろうなぁ。
だってどうのように警察に連絡しますか?
「あのー、花壇の花が折られているんですけど・・・」
さすがにそれはないでしょう。
つまり家主から犯人へのささやかなる牽制メッセージなんだろう。
せっかく花に満たされた花壇のなかに、こんな看板があるのもなんとも寂しいものがある。
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