突然でなんだけど、街の景観というのは時代とともに変わっていくものだ。
ただ、最近は時代とともに・・・という以上にその変化のスピードがあがっている気がする。
例えば数日前に書いた原宿の東急プラザなんてのは、ついこの前までキレイなGAPのビルだったはずなのに、アッという間に建てかわってしまった。
同じ表参道でもモリハナエ・ビルをはじめ、幾つかの建築が進行しているようで、街の景観はますます変わっていくと思われる。
良いのかな?
そうやって考えると、神社の境内など変化がない場所に足を運ぶとなんともホッとするというのはそういった急進的な変化に対する反動なのかもしれない。
表参道すぐ近くの外苑前のイチョウ並木も変わらずにホッとする場所のひとつかもしれない。
この脇のカフェも現在有名オーナーシェフのお店に改築中だ。
店は変わっても樹木は変わらない・・・・
そう思っていると、その外苑のイチョウ並木のはずれ、青山通りに面したところに看板が立っていた。
ここに植えてある株立ちのケヤキは平成8年に植えたものだが、最近は劣化が目立つようになり、枝が多く落ちるようになって危険になってきたため、このケヤキを伐採して芝生をはるようなことを考えているらしい。
イチョウ並木と石垣をより一層活かすようなデザインにしてリニューアルするらしい。
でもね・・・
ケヤキの劣化が激しいのは、ナント表土50センチ程度しかない場所に植えられているからなのだ。
深さ50センチに潜在的に大木になるケヤキを植えたことが間違っていると思うのだ。
またしても人間の初動的な判断ミス、選択ミスによって罪のない樹木が切り倒されることになる。
あっ、この前見た東急プラザの屋上にあるケヤキやシラカシは大丈夫なのか、と突然気になってしまった。
あれもビル屋上ゆえ、それほど深い土壌があるとは思えないのだけど。
我々は100年も生きないが、樹木たちはその何倍も生きるのだから慎重に考えて植えてあげる配慮が必要なのでは、と思った次第。
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