12月24日付、産経新聞に「野菜工場普及へ法改正」という記事があった。
これは何かというと
野菜を室内の設備を用いて育て収穫量を10~20倍に生産量を増やすというもので、これに伴って農地法を改正していく というものだ。
メリットは自給率を上げていくことができるらいしのだが、デメリットとしては施設の建設コストがビニールハウスの20倍、光熱費も50倍掛るということらしい。
らしい、らしい、で恐縮だがそうなのらしい。
で、昨晩夕食にサラダを作るためにレタスを買ってきた。
何と一玉258円。
レタスが258円もするのかぁ、とタメ息が出てきてしまう。
たかだか葉っぱなのに。
サンドイッチにもレタスがあると美味しさが増すが、レタスはあくまでも脇役であって、主役ではない。
なのに主役並みのお値段だ。
昼ゴハンは節約だ、エコだ、といってお弁当を持っていくのが流行の兆しをみせつつあるが、これではそこらでお弁当を買ったほうが安上がりな場合もありうる。
困ったもんである。
野菜工場が普及したとして、生産量が上がることで供給量増による価格の低下は期待できるが、それを成し遂げるために必要な設備費、光熱費が野菜の価格に転化されると逆効果だ。
さらに、光を年中あたえるため、あるいは温度を一定に保つために化石燃料を燃やしていたのでは、なんのための野菜工場計画なのか分からなくなってしまう。
3Rという言葉をよく聞くようになった。
- Reduce
- Reuse
- Recycle
例えば日本に季節というものがありながら、人間のエゴで季節にかかわらずいつでもミカンを食べたいというニーズをわざわざどこからか掘り起こしてきて商売に結びつける。
何でも金さえ払えばなんでも手に入るようになり、便利な暮らしを求めて人々は競い合うようになった。
その結果が今の我々の回りに起きている問題として返ってきていると思うのだ。
ここはひとつ、便利なもの、楽なもの、などを短絡的に求める気持ちや生活を改めて、あるべき暮らしに戻る(Reset)必要があるように思うのだ。
野菜工場も悪くないけど、それはちょっとオカシイ発想のような気がするのだけど、いかがなものだろうか??
1 件のコメント:
あけましておめでとうございます
ふと本ブログを見ていて、「野菜工場」の記事を思い出し、コメントします。
新年の1/1の新聞にやはりこの野菜工場のことが大きく記事になっていました。
それは千葉大の園芸学部との(千葉の地方番の部分なので、、、)様々な企業との連携での野菜工場の実現の話でした。
南極の昭和基地でも野菜工場が稼働し、レタスなんかを栽培しているとのことで、驚きです!!!
これからは野菜工場が必要になってくるのかもしれないなぁ、、、と新年早々思いました
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