植物の多様性を思い知る・・・
「ハナイカダの葉は、葉なのか茎なのか?」というスルドイ質問を今日頂戴した。
なんでこんな質問を受けたかというと、ナギイカダ Ruscus aculeatus というのがあって葉っぱの上に小さい花が咲いて赤い実をつけるのだけど、この一見葉っぱに見えるのは実は茎なのです、なんて説明をしたからである。
じゃあハナイカダもそうなのね?
実にごもっともな御質問である。
正直言ってその場では自信がなかったので、そうかもしれないけど後で調べてみます とお答えした。
そして帰宅して調べてみると・・・
ハナイカダHelwingia japonica は
「葉腋からでた花柄が葉の主脈と合着している」
とあった。
何を言っているのか分かりにくいと思うので図解してみるとこのようになる。
つまり葉のつけ根部分から本来は花柄が出ているのだけど、これが葉と一緒になってくっついちゃっているってことになる。
すると、ハナイカダの葉はあくまでも葉であって、ナギイカダのように茎が変形したものではない、ということになる。
ヨカッタ 「ええ、ハナイカダもアレは葉ではなく茎です」などといい加減なことを言わなくて。
これだから植物の多様性のスゴサには恐れ入ってしまう。
学んでも学んでもまだまだ知らないことだらけだ。
植物のことを勉強してきたってったって所詮はこの程度である。
まだまだヒヨッ子である。
ちょっと悲しくもあるが、これを励みにもっともっと知ってやろうと思う。
今日質問してくれた方はこのブログをご覧いただいているだろうか。
スミマセン、ハナイカダの葉は立派な葉っぱです。
1 件のコメント:
ライディーンにフェードインするみたいな感じでしょうか。合体物なんですね。合体できないやつもいるんでしょうかね。
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