こんな狭いところにこんなに大きな木が?
そう驚くことってないだろうか。
街歩きを趣味としている僕としてはそんな場面ばかりである。
何年にも前に植えられたケヤキなどが大きく育って、それが区の保存樹木になっているケースもある。
大木に似つかわしくない小さな家の場合もあれば、昔ながらの蔵があるような邸宅の場合もある。
電線を避けるために剪定されている場合もあるけど、たいていは良い樹形をしている。
ところが先日、「良い枝振りのケヤキの大木だなぁ」とかねてから思っていたケヤキがバッサリやられていたのでビックリした。
ありがちな、太枝をブツブツに伐るやりかた。
あ~あ、とため息がもれた。
もったいない。
お施主さんの希望なのか、植木屋さんの腕なのか。
もうちょっとやりようがなかったかな、と思う。
別の場所でもやはりかなり大きなケヤキに剪定が施されていた。
全体の樹形、枝振りを生かしながら、なんというか「透かす」やり方。
これはウマイと思った。
上のブツブツのケヤキと違うのが分かるでしょ。
なんか嬉しくなった僕は、たまたままだ現場にいた植木屋さんのおじさん(60歳半ばくらい)に話しかけたのだけど、このおじさんがビックリするくらい無愛想で取り付く島もなかった。
こういう高木剪定の苦労やテクニック、さらには剪定哲学みたいなこともできれば聞きたかったのに。
まぁ昔ながらの職人さんはペラペラお喋りしないものなんだろうな。
ちょっと残念。
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