昨日行った農林水産省で映画Wood Job! のポスターがあったと書いたけど、それ以外にも興味深いポスターがあった。
例えばこれ。
やろう間伐!使おう間伐材!
間伐とは、樹木の成長に伴って混みすぎた林の立木を一部抜き伐るすることをいう。(林野庁HPより)
樹木の成長とともに葉も生い茂り、木と木の間隔もつまってしまい、混みすぎるという現象がおきる。
そうすると太陽光が木々の根元部分(林床)にまで届かなくて、下草などもまったく育たなくなってしまう。
いわばハゲた土地になってしまい、雨などで土壌が流されたりする。
さらには木々も太陽の光、水分、養分などを奪い合い、もやしのようにひょろひょろな木になってしまう。
そこで間伐によって「間引き」を行うことで木々の間隔を適正に保ち、太陽光を林床まで取り入れ下草の生育を促す。
これによって林は健全に保たれる。
間伐する人に労働機会が生まれ、間伐材によって利益がもたらされる・・・
そのはずなんだけど、間伐材が輸入材におされて利益にならなかったり、林業の担い手が著しく減少したりと問題は多いのだ。
なので最近は中国などから輸入された割り箸ではなく、国産の割り箸を使おうという動きがでてきている。
これはすなわち間伐材を有効利用しようということだ。
でも、「やろう間伐!」って言われたって、普通の人が「よしっやろう!、手伝おう」とはならないでしょ。
森に分け入って、チェーンソーで木を伐るなんてのは並みならぬ訓練と経験を積まねばできぬこと。
そういう意味で、昨日ご紹介したような映画によって若い人たちが林業に関心をもってもらうことがまず初めの一歩なんだと思う。
国産の割り箸を使おう。
でも我が国の人工林(昭和30~40年頃に植林された人工の林)は1000万ヘクタールもある。
割り箸だけではとてもでないが追いつかない。
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