濃い紫色の花が目をひく。
ミヤコワスレ・・・・ なんとも気になるネーミングである。
名の由来を調べてみると
「承久の乱で佐渡島に流された順徳天皇がこの花をみていると、その美しさに都のことを忘れることができた・・・」
ということらしい。
このことから推測すると、都にはこの花が咲いていなかったと言える。
都会と田舎では植生も異なるというのは昔も今も同じことなのか。
あるいは都にいたときは、忙しくて花を愛でる暇もなかったということか。
都会のサラリーマンを彷彿させるではないか。
さらに推測すると、承久の乱は1221年なので、そのころから普通に日本に自生した植物であると言える。外来の植物でなさそうなことが想像できる。
そして、一番大切なこと。
それは、花(植物)は人の心を癒す力を持っている ということではないだろうか。
順徳君は都落ちして、島流しになり、少なくともブロークン・ハート(傷心)であったはずである。
そんなブルーな気分のときに花をひとつ眺めて 「今日からはこの花を見ることで都のことを忘れることができる・・・」 と言ったらしいのだから、植物の持つパワーは800年前も今も変わらずにスゴイのだ。
さぁ、今日も前向きにいこうではないか!
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