2009年5月15日金曜日

ミヤコワスレ Gymnaster savatieri

濃い紫色の花が目をひく。

ミヤコワスレ・・・・ なんとも気になるネーミングである。

名の由来を調べてみると 
承久の乱で佐渡島に流された順徳天皇がこの花をみていると、その美しさに都のことを忘れることができた・・・
ということらしい。

このことから推測すると、都にはこの花が咲いていなかったと言える。

都会と田舎では植生も異なるというのは昔も今も同じことなのか。

あるいは都にいたときは、忙しくて花を愛でる暇もなかったということか。

都会のサラリーマンを彷彿させるではないか。

さらに推測すると、承久の乱は1221年なので、そのころから普通に日本に自生した植物であると言える。外来の植物でなさそうなことが想像できる。

そして、一番大切なこと。

それは、花(植物)は人の心を癒す力を持っている ということではないだろうか。

順徳君は都落ちして、島流しになり、少なくともブロークン・ハート(傷心)であったはずである。

そんなブルーな気分のときに花をひとつ眺めて 「今日からはこの花を見ることで都のことを忘れることができる・・・」 と言ったらしいのだから、植物の持つパワーは800年前も今も変わらずにスゴイのだ。

さぁ、今日も前向きにいこうではないか!

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