室内壁面緑化
屋上緑化や壁面緑化が熱い。
流行っているってこと。
緑が増えるわけだから悪い話ではない。
比較的新しい発想なので設置ノウハウや手入れの仕方なんかも手探りだったのだろう。
最近は概ねやり方は確立されて、参入業者も増えてきたようにみえる。
壁面緑化などは重力に逆らって植物を植えるわけで、ツタなどのようにもともとそういった性質をもった植物ならまだしも、普通の植物にとっては 「俺は地面で普通に育ちたかったんだよーっ」 と叫んでみたところで後の祭りである。
壁面で土を盛ることは難しいが、それでも小さな鉢を横にして壁に埋め込んだりしたものを見たこともある。
この室内壁面緑化の例では土はホンの申し訳程度。
あとは厚手のフェルトのような生地が根の周りを覆っていた。
この厚手の生地は水をやるとしばし保水する。
そして根からの水分の蒸発を防ぐ。
植物園なんかでよく見かけるテクニックである。
そしてフェルトと植物をを黒い目立たない平べったい紐で壁にグッと押し付けて固定してある。
なんか苦しそうで気の毒である。
植物たちにとってお世辞にもハッピーな状況ではないけど、この壁面緑化を企画した人もせいぜい2~3年の展示だと割り切っているのではないだろうか。
一見無機質な商業ビルの中にこういったグリーンがあるというのは確かに和むけど、植物たちにとってもシアワセなありかたを実現していきたいものである。
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