今年のボタン
この写真は今年撮ったものだ。
昨年4月29日にボタンを花咲ブログで取り上げたものと、色、カタチがそっくりそのまんまなのが比べてもらえれば分かっていただけると思う。
まぁ同じボタンを違う年で撮っているだけの話で、もとが同じなのだからソックリなのも当たり前といえば当たり前だろうか。
でもちょっと違うことがある。
それは花の開花した時期だ。
去年はブログを書いた4月29日に開花して一番いい姿を見せてくれた。
今年、この写真を撮ったのは4月18日。去年よりも10日も早くピークを迎えたことになる。
何をかいわんや、である。
ボタンとシャクヤクは似ていて、その一番の大きな違いはボタンは木であり、シャクヤクは草であるということを書いた。
実はボタンは生長がかなりゆっくりで、種から播いた場合に花をつけるのに7年以上かかると言われている。
それだけに園芸家たちからは珍重される。そして高価でもある。
ところが知恵の働く人間はいるもので、ボタンを種から育てることをせずに、なんと似たものであるシャクヤクに 接いで ボタンを作ってしまったのだ。まさにコペルニクス的発想の転換である。
この接木で増やすボタンが安くて、早く育つという、どこかの牛丼のような特徴があって、巷ではシャクヤクに接いだボタンが多く出回っている。
もしお店でボタンをお手ごろ価格で売っていたとしたら、それはシャクヤクの台座に接いだボタンであるに違いない。
茎の下のほうを見て接いだあとがないか見てみると面白いかもしれない。
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