トマト考
　　　

　　　
最近トマトの値段が気になる。
　　
高くないか？
　　
ご覧のトマトは３つで２５０円（税別）である。
１個８３円ですよ。
　　
こう言っちゃぁなんですが、たかだかトマトですよ。
パクパク食べたいじゃぁないですか。
　　
それが１個幾らなんて考えてしまうような価格設定は問題があると思うのだ。
　　
当然、これを作る農家の方々の手間、そして温室で作るのだろうからその設備費、光熱費など、さらには原油高による物流のコスト・・・。
事情は分かる。分かるんだけど、トマトはトマトであって、マスクメロンではないのだから、もっと身近な存在であって欲しい。
　　
店で見ていてその価格にも驚かされるが、より美味しいうまみのあるトマトを作る新品種作り競争が熾烈なのも分かる。
いわゆるブランド・トマトってやつだ。
　　
それらは言うだけあって確かに美味い。
美味いが、高い。
　　
でも、これまで食べたトマトで一番美味しかったのは、何を隠そう自分で育てたトマトだった。
手前味噌で恐縮であるが、自分で手塩をかけた末に、自分でもいで口に入れたときは大袈裟ではなく衝撃的な美味さだった。
　　
新鮮だからかもしれないけど、まさに愛情に勝る肥料はない のではないかと感じた。
　　
残念ながらこれから冬に向かうのでトマトはちょっと難しいが、おうちのキッチンで、あるいはベランダで育てられる野菜やハーブがあるはずである。
　　
何でもかんでも高いなぁ、とボヤくくらいならいっそ自分で作ってみることをオススメしたい。
きっとオイシイぞ。