2008年11月1日土曜日

痛々しいモチノキ



この写真は何だかお分かりだろうか?

これはクロガネモチという樹なのだけど、樹の半分がおかしい。

近くでみると樹の半分が無い のだ。

聞くと10年ほど前に隣の家が火事になったのだそうだ。

そのときの熱で樹の半分が失われてしまった。
むき出しになった表面は黒くこげた痕がある。

それでもこの樹はけなげに生きている。
緑色の葉を毎年つくりだしているのだ。



もっと驚くのは、樹の幹の表面がやけどした部分を少しづつ覆って元の姿に戻ろうとしていることだ。
写真でわかっていただけるだろうか?

生命力というのは本当に素晴らしい。

生きるとは・・・なんて哲学的なことを樹は我々に教えてくれる。

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