2008年11月2日日曜日

カラスウリの実
  
   
早くも11月突入である。
なんでも昨日は東京で木枯らし一号が吹いたそうで、季節は徐々に冬に向かうのだろう。
   
木枯らしは「一号」、春に吹くのは春「一番」。しかもどちらも二号や二番というのは聞かない。
日本語は難しい。ヨカッタ、日本語を学ぶ外国人でなくて。ときどき母国語ながら分からなくなることがある。
  
さて、街を歩けば、落葉樹もまだまだ葉をたたえ、紅葉もまだチラホラといった程度である。
  
まだ都会の収穫の秋、実りの秋を楽しめる。
  
今日の都会の収穫の秋はカラスウリ
8月の中頃に、この仲間であるキカラスウリの花を紹介したのだけど、今回はカラスウリの実である。
  
ご覧のように見事なオレンジ色をしている。
  
外から指で押してみると柔らかく熟しているのが分かる。
  
機械を見ると分解してみたい衝動に駆られる子供がいるように、花咲ジジイとしてはこういった実や花を見ると分解してみたくなることがママある。
  
そこで今回はこのカラスウリを分解してみた。
  
   
まずタテに半分。
すると中にはオレンジ色/黄色の繊維質の果肉が表れ、その中に種が見えた。
この果肉は水分が豊富でニュルニュルしていて、例えるならパパイヤのようなカンジだろうか。
  
パパイヤよりももっと良い例えがありそうなものだが、今は思いつかない。
  
で、この種の周りのヌルヌル成分を洗い落としてみると、黒光りするスペースインベーダーのような、あるいは犬の顔のようなカタチをしたタネが現れた。
  
自然では、この実が地面に落ちて周りの果肉が朽ちて種が芽を出すのだろう。
あるいは何となく美味しそうなので、鳥なんかがついばんで、どこかへ飛んでいった先でフンをして、それに混ざっている種が見知らぬ土地で芽を出すのかもしれない。
  
植木屋仕事の昼休み、食後の腹ごなしに「試してみよう」を実行してみたのだが、案外面白い。
皆さんも、身近なものを分解してみてはいかがだろう?
意外な発見があるカモ。
  
  

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

子供の頃学校で唄った
「真っ赤な秋」という歌の歌詞にでてきたので存在は知っていましたが、ホンモノは見たことがなかったので、ありがとうございます。

             ひぐらし