昨日はニレ科のケヤキとエノキが似ていて間違えやすいんだ、という話を書いた。
実は似ているのはケヤキとエノキだけではない。
そこにさらにムクノキ Aphananthe aspera も加わってくる。
ムクノキもなんとニレ科に属す。
なので、それぞれ似ているのも頷けるのだ。
まぁまぁ大きな成木になれば、見分けやすいとは思うが、タネから芽を出してまさに実生の状態では迷ってしまうこともシバシバあるだろう。
エノキは葉の形もやや太めだし、ザラザラした感触があって見分けやすいかもしれないけど、ムクノキはご覧のようにケヤキのように細身だし、柔らかい。
葉の縁の鋸歯の雰囲気が違うけど、単体で見たら迷う人がいても不思議はない。
もうこうなると場数を踏んで、「これはムクノキ」「それはケヤキ」「あれはエノキ」と反射的に口から出てくるまで修練するしかない。
奥深し、樹木の見分け。
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