ちょっと時間をおいて頭を冷やしてみたつもりだけど、シルキーの熱い話はつづく。
そうそう、今年8月に発売されたNATANKOKO2000を求めてユーエム工業のブースに向かったというのが昨日までの話。
そこでシルキー製品をいろいろと見ながら、男性店員(?)の方と話をしてNATANOKO2000を探していると伝えた。
そんな会話の中で、その男性店員の方が差し出した名刺を見て驚いた。
なんと名刺には「株式会社ユーエム工業代表取締役社長」と書いてあったのだ。
「ええーっ、シルキーの社長さんなんですかっ!?」
「ええ、そうです」
そんな会話があって、一気にアドレナリンが噴出してきてしまった。
「シルキーの大ファンなんです、握手してくださいっ!!」
そう言ってガッシリと握手してもらった。
シルキーの品質の高さは昨日も触れたとおり。
それは日本国内にとどまらず、世界一のノコギリメーカーだ。
しかしながら企業規模はそれほど大きくない。
社員数だって100人に満たないと聞いたことがある。
「和風総本家」に出てきそうな、あるいは池井戸潤の「下町ロケット」に出てくるような、職人肌の超優良企業なのだ。
英国に暮らしていた間にも、さまざまな場でシルキーは愛され信頼されていた。
それをみて日本人であることを誇りに思ったことは一度や二度ではない。
そんな会社の代表者なのだから、エラくコーフンしてしまったのだ。
まさかこんな展示会場にいるはずはない、と。
NATANOKO2000を探していると対応してくれたときもまさか社長だなんて思ってもみなかった。
しばらく話をさせていただいたけど、とても気さくで暖かいお人柄だった。
そんな社長に
「12:00からシルキーチャレンジカップがあるから参加してはいかがですか」
と誘われた。
これはシルキー製品を使って丸太を切り落とすタイムを競うもの。
予選→本選→決勝とあるのだけど、優勝者にはシルキー製品10万円分というので、心がゆれた。
どんな人が参加するのか知らないけど、自分も一応その筋の仕事をしているのでちょっとは自信がないわけではない。
でもちょっと恥ずかしいという気持ちと、決勝まで進んだ場合15:00というのであきらめてしまった。
人酔いするタチなので、あまり会場に長くいたくなかったのだ。
そこでNATANOKO2000を手に入れてブースを離れた。
しばし会場内を歩いていて、シルキーの社長に直接会えた余韻に浸っていた。
フト、「せっかく社長じきじきにお誘いをいただいたのに、お断りすのは名折れではないか」と思い、きびすを返してシルキーのブースに戻った。
11:50.
競技開始10分前だったけど、周辺は異様に盛り上がっていた。
たしかに体格の良い猛者もいたけど、勝てるんじゃないか、なんて思って参加の決心をした。
・・・結局、予選落ち。
決勝まで残ると15:00かぁ、なんてスッカリ決勝まで進む気でいた自分が恥ずかしい。
参加賞を頂戴して、こんどは本当にブースを去った。
とにかく今日のこの出来事は自分にとってはスゴイことだった。
それを分かって欲しくて、誰かに聞いてもらいたくて、会場にいた知り合いに話をしてみたが「ふーん」という程度。
まったく温度が異なるのでガッカリしてしまった。
来週はまた植木屋仕事で、親方に会うのでこの話をしてみようと思う。
親方ならきっと「そそそ、それはスゴイっ!!」と共感してくれるハズ。
次回のシルキーチャレンジカップがいつあっても良いように日々の研鑽をして備えたいと思う次第であります。
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