2013年10月12日土曜日

優良日本ブランドの話



金曜日に出かけた幕張のIFEX。

申し上げたように、個人的興味の中心はもっぱら「道工具・作業用品」の部門だった。

そして、どうしても行きたかったのが、ユーエム工業のブース。

行ってみると他の出展者スペースよりもやや大きい。

さすがユーエム工業。

ちょっとユーエム工業って何?

そう思われる方も多いかもしれない。

ユーエム工業とはノコギリのトップブランド「シルキー」を製造する兵庫県のトップメーカーであります。

日本国内で造園業、植木屋業に携わる人はもちろん、海外でもアーボリストなどで知らない人がいない、そんな人がいればモグリというくらいのノコギリ・ブランドであります。

僕もシルキーの「ゴムボーイ」というノコをかれこれ14年くらい使っている。

イギリスで7年間暮らしていた間にも、キューガーデンをはじめさまざまな場所でシルキーは話題にのぼっていた。

高品質、鋭い切れ味、スマートなデザイン、どれをとってもこれを超えるノコギリは見当たらないというくらいの高い信頼性を誇る日本ブランド。

切れすぎて危ない、なんていうやっかみ半分の誤った見識も広がるくらいだった。

バカ言っちゃいけない、切れない刃物ほど危ないものはないってものでしょ。

そのくらいに切れ味が素晴らしい。

このシルキーを真似たノコも巷で数多見かけるが、決してシルキーを超えることができない。

とにもかくにも、ノコギリといえばシルキーにとどめをさすのだ。

そして、僕が気になっていたのは今年8月に新発売された「NATANOKO2000」というノコ。

すでに持っているゴムボーイは折りたたみ式で、刃も短め。

これはこれで携帯性に優れ、普段の植木屋仕事でなんら問題はないのだけど、ご存知のように木登りを習得した今となっては、木の上で枯れ枝、支障枝などをはらうときに、もうちょっと粗目のパワフルなノコギリが必要だったのだ。

チェーンソーに匹敵するようなやつ。

それが、どうらやらNATANOKO2000ではないか、とユーエム工業のHPをしばらく眺めて得た結論だった。

しかし8月の発売後も訪れるホームセンターなどではことごとく、これを置いてなかった。

どうしてもスグに欲しければ取り寄せなどもしてもらえたかもしれないが、それほど喫緊の問題でもなかったので出会いを待った。

それが金曜日だったのだ。

イカン、ずいぶん気持ちが高ぶって書いているせいか、もうこんなに書いてしまった。
まだまだ先があるのだけど、気持ちの整理して明日この後半を書きたいと思う。

しばしお付き合いあれ。

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