2013年10月7日月曜日

キンモクセイに思う


今日の気温はいったい何だ?

聞けば明日も、明後日も25度を上回るらしいじゃぁないか。

狂っているとしか思えない。

せっかく秋めいてきたと思ったのに、これでは晩夏に逆戻りであります。

いつ衣替えをしたものか、いつ夏物をクリーニングにもっていけば良いのか、本当に困惑してしまう。

さて、キンモクセイが咲き始めたけど、どうですか、僕は香りが例年よりも弱いと思うのだけど。

いつもであれば街全体がうわぁっとキンモクセイの香りに包まれるような感じがするのだけど。

今年は断続的というか、小出しにちょろちょろといった気がするのは気のせいでしょうか。

さて、そんなキンモクセイについてハタと思ったことがある。

キンモクセイを調べてみると、本来はオス株とメス株があるのだけど、日本にはオス株しか存在しないなどと言われている。

ということは、実を結んでタネを残すことがないということだ。

でもちょっと待って。

世の中にこんなにキンモクセイがあるのは、じゃぁどうやって増やしたのだろうか?

タネができないのであれば、接木とか挿木で増やしたに違いない、となる。

接木や挿木というのは、もともとある固体の複製(コピー)、すなわちクローンで増やすということだ。

クローンなので、当然にして異なる株同士であっても同じ性質を持っていることになる。

なので、近所のキンモクセイがいっせいに同じ時期にわーっと咲いて、キンモクセイの香りに包まれるのだろう。

株同士で異なる性質を持っていれば、多少時期をずらして花が咲くこともあるだろうけど。

・・・と考えていたらば、これはソメイヨシノに似ているな、と思ったわけである。

ソメイヨシノも、タネはできないので接木や挿木などのクローン同士。

なので、春の同じ時期に示し合わせたかのようにいっせいにサクラ(ソメイヨシノ)が咲くのだ。

春のソメイヨシノ、秋のキンモクセイ、ちょっとした共通点があるんだなぁなどと思ったわけだけど、間違っているかなぁ。

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