アサガオと似ているけど、ちょっと違うヒルガオ。
アサガオもヒルガオも朝に咲くが、ヒルガオは昼を過ぎてもそのまま咲き続ける。
色もアサガオほどバラエティに富んではおらず、白が基調の漏斗型の花である。
アサガオとヒルガオの区別がついたとして、ヒルガオにはセイヨウヒルガオ(Convolvulus arvensis) とコヒルガオ (Calystegia hederacea) など幾つか種類がある。
ヒルガオは花のすぐ下の茎がギザギザなのだけど、これはスムースだ。
アサガオはわざわざ種をまいて育てるけど、このヒルガオは雑草である。
招かざる客ということで、わざわざ育てる人はまずいない。
どこからか運ばれてきたヒルガオは、あれよあれよと勢力を広げていく。
繁殖力が旺盛で、白くて太いタコ糸のような根が地下を巡り、ホンのちょっとでもそれが残っていようものならそこから再生してアッという間にそこら中ヒルガオだらけになってしまう。
自分の家の花壇にこれがあったら、完全駆除はちょっと難しいと覚悟したほうが良い。
シャベルなどで周りの土を掘り返し、出来るだけ根っこを取り除くことだ。
それでも完全はありえない訳で、ちょっとだけ取り残した根っこから不死身の如く復活してくる。
ターミネーターのようなやつらなのだ。
ツルで他の植物に絡むので、ひどいときには絡まれたほうに光がいかなくなり、弱まってしまうこともあるだろう。
もうこうなったら、ヒルガオを鑑賞するくらいの覚悟と余裕が欲しいものである。
4 件のコメント:
あああ。とうとう登場しちゃいましたね。。
そんです、雑草なんです。しかもホントに死なない。掘り起こしたりしたら根が切れてどんどん増えていく。。
よくもまぁ、こんなHNにしたなぁと思うんですが、外見の素朴さと中身の図々しさというギャップに惚れているのです。人間もこれくらいタフでいたいもの。(最悪だ)
コヒルガオは種にLSD様の幻覚作用があり、下痢や腹痛を起こすようです。食べませんが(汗)
ぼーっと咲いているけど、やはりどんな環境にも対応すべく強固なディフェンスシステム(毒素)ができている辺りも驚嘆です。
そうですね。駆逐が大変です。
どくだみやスギナのように..根っこが少しでもあれば..もう大変。絡まる前にこまめにとっています。
来ましたね、ひるがおさん。この題材であれば絶対に「食いついて」くると思っていました。
それだけに、質の高い良い情報をと思っていて、ネタとしてしばらく暖めていたのですが、このままでは旬を過ぎてしまうというちょっとした焦りがあって100%満足した内容ではないながらも公開することにしました。
ひるがおさん御本人から色々と補足していただき、本当に有難うございます。
まだ付け足す情報があれば「ヒルガオ2」ということで書き足したいと思います。
2期待しています★
コメントを投稿