ヤナギというと銀座のヤナギが思い浮かぶ。
やや、唐突ではあるが、そうなのである。
銀座のヤナギというくらいで、中央区の区の木にも指定されている。
昔、会社が中央区にあったので通勤途中にヤナギがユラユラしていたのを何となく覚えている。
ヤナギはそのユラユラと揺れるカンジのしなやかさが特徴だ。
葉っぱをこそぎ落とすと、枝はまるで鞭のようにしなる。
これでバスケットなどを編んだことがある。
柔らかいので曲げたりしやすいのだ。
有楽町近辺でヤナギの写真を一枚撮ってみた。
それで満足して帰ってくる花咲ジジイではない。
葉っぱを良く見てみると、なにやらコブのように膨れている箇所がある。
その数はかなりのもので、目を凝らすともうアッチ、コッチにコブがあるのだ。
そこでそのコブを半分に割ってみた。
すると中には、何かの虫の幼虫がポツンと一匹だけ動き回っていた。
茶色でポツポツとあるのはこの幼虫のフンだろう。
これは、親の虫がこのヤナギの葉の根元にタマゴを生みつけ、それが何かの反応でコブを作り、コブの中でタマゴからかえった幼虫はそのコブの内側の壁を食って食って食いまくる。そして時が来ると成虫となってここから飛び立つ、のではないかと思われる。
これによって幼虫は外敵から身を守り、エサに不自由することなく、ハチミツの穴に落ちたクマのプーさんのようなハッピーな生活を送るのだ。
で、肝心のこれはなんという虫か?
大変申し訳ないのだけど、分からなかった。
ポプラの木に似たようなコブができて、それはアブラムシの一種が引き起こすのは知っていたので、その知識を活かしてアレコレと調べたのだけど、それと一致するような事実にはたどりつかなかった。
ポプラもヤナギも共にヤナギ科なので、かなり惜しいところまでいってはいると思うのだけど。
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