2008年8月19日火曜日

花を愛しましょう
   

  
興味深い看板を見た。
  
「花を愛しましょう」とあった。
  
大きなヒマラヤスギの下に花壇があって、そこにベゴニアキンギョソウが植えてある。
  
ここでふたつの考えが頭をよぎる。
  
①「何も愛しましょうと言われなくたって、そんなこと・・・・」と軽くムッとする。
  
②「なんかほのぼのとしたカンジの看板だなぁ」とふと口元が緩む。
  
アナタならどっちでしょうか?
あるいはどちらでもないかも知れない。
  
ときどき日本という国はおせっかいな国だなぁと思うことがある。
電車のプラットホームでは、駅員が「電車が参ります。白線の内側までお下がりください」と絶叫していたり、街を歩けば「ポイ捨て、歩きタバコ禁止」という看板の間をすり抜けるようにくわえタバコで人が歩いていたりする。
  
白線の外側が危ないのか?ポイ捨て、歩きタバコが良いことなのか?看板やアナウンスで他人から教えてもらわないと判断できないのはいかにも悲しいと思ってしまうのだ。さらに虚しいのは、それらを気にとめて律儀に守る人が少ないことである。
  
別に愚痴ったり、皮肉っているのではなくて、花を愛しましょうと看板をださなくても、花を愛でる人たちで溢れる世の中であることを願ってやまない今日この頃である・・・。
  

  

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

日本もモラルのない人が増えて、アメリカみたいになってますね。。取説に「これは食べ物じゃありません」とか。悲しくなるような。。

花の看板ですが、「愛する」ということを強要するように見えるので、もっと違ったアプローチの方がいいように思いました。心からの気持ち=愛は自然に生まれてくるものなので。「私たち、頑張って生きてます!」とかの方がいたわりの気持ちが生まれたりして。。。

匿名 さんのコメント...

公衆トイレでも、「汚さないでください」よりは「いつもキレイにお使い頂きありがとうございます」なんていうのを良く見るようになりました。

言葉って難しいですね。