2008年8月26日火曜日

ヒマラヤスギ Cedrus
  


  
ヒマラヤスギを御存知だろうか?
  
下の写真のようにノビノビと育てると、樹高は40メートル近くに達することもある。
なんとも悠然たる樹形の美しい樹である。
  
ところが!
上の写真のような剪定をされた樹をみたことはないだろうか?
実はこれもヒマラヤスギなのである。
  
散歩していてシバシバこういった剪定を施されたヒマラヤスギを見かける。
見かけるたびに「スゲーなぁ」と感心してしまう。
  
申し上げているように、本来は樹高40メートル、樹の幅も20~30メートルに育つ巨木をこういった一般家庭の庭に植えることが間違っているのだ。
  
樹にも気の毒である。
  
日本でヒマラヤスギと言われているのは一般に Cedrus deodara のようだが、同じ Cedrus にも他に C. libani と C. atlantica がある。
この3つはセットで覚えておくと良い。どれも似ているけど樹の枝がどの方向に伸びているか、その角度で見分けたり、枝についている針葉の密度などで見分けることができる。
  
C. libaniレバノンスギというやつで、レバノンの国旗になにやら樹が一本緑色に描いてあるのだけど、それがまさにそうなのである。
  
レバノンスギ、ヒマラヤスギ、などとスギという名前がついているけど、実際にはスギではなくマツの親戚である。
  
そしてマツと違うのは、松ぼっくりのような実は枝から垂れ下がるのではなく、Cedrus はすべからく実が枝の上にちょこんと乗っかって上方向を向いていることだ。
  
街中でもたまに見掛ける樹なので注意して見てみよう。
  

  

1 件のコメント:

ひぐらし さんのコメント...

母校の小学校の校門の両脇に1本ずつヒマラヤスギがありました。
学校ができたときに、一緒に植えたという伝説があり、創立100年以上ですから、当時ですでに5階建て校舎と同じ背丈だったように思います。

卒業式のよびかけで、
「ヒマラヤスギのそびえたつ母校」
というフレーズがあって、なんとなく耳に残っていましたが、そびえたつ という表現がぴったりだなあ、と思います。