過酷な仕事
　　

　　

昨日と今日、都内某所で街路樹の剪定をしていた。

　　

これがホントにキツかった。

　　

この写真でわかるようにヘルメット、ゴーグル、マスクをしている。

別に飛行場の建設反対をしている訳ではない。

　　

剪定をした街路樹はスズカケノキ、もしくはプラタナスという名前で知られている、大きな樹だ。

　　

この樹は葉っぱに細かい埃のような粉が付いていて、これが目に入ると涙がとまらなくなるくらい痛いし、吸い込むと咳が止まらなくなるほどむせてしまう。

という訳でゴーグルとマスクをしている。

　　

この街路樹剪定作業は地方公共団体の仕事なので、ヘルメットも必ずしていないと怒られてしまう。

街路樹ということで車がバンバン通るので、轢かれては困るということで、黄色の蛍光ベストも着ている。

　　

そんな格好で気温が３０度を軽く越える中、一日中作業をしていたらどうなるか・・・・。

　　

本当に泣きが入った。

　　

拭っても拭っても噴出してくる汗。

ゴーグルの中から目に入ってくる。

今日一日で５リットルの水分を作業中摂取した。かいた汗はどのくらいなのだろう？

　　

加えて、このプラタナスにはプラタナス・グンバイというカメムシの仲間の体長２ミリほどの虫が無数にたかっていて、これがフワフワと飛び交う中で作業する。

首もとあたりがムズムズするので、汗がしたたっているのかと思いきや、このグンバイが首筋を這っている。

シャツもズボンもグンバイだらけ。そしてプラタナスの粉まみれ。

　　

もう早く終らないかと祈るような気持ちで汗を流した。
　　

稼ぐ、食っていく、というのは本当にキビシイものである。

人生甘くない。