もっといきましょう、夏の花。
今日はきわめつけのブーゲンビリアです。
以前シンガポールに行ったときに、そこら中にこれが咲いていたのを思い出した。
シンガポールという場所からもお分かりのように、これはそもそも温暖な場所で育つものである。
しかし、近年の温暖化と園芸植物の品種改良によって、日本の屋外でも元気に育つものが出てきている。 むしろ日本の夏は蒸し暑すぎて、花が咲くのも小休止している、なんて話も聞いたことがある。
この写真も屋外に植えられていたものだ。
このハデハデしい、ピンクが目をひく。
ほかにも白やオレンジなどがあるのだけど、このピンクの部分は一体何でしょう?
もうこれはかなり有名な話なので御存知の方も多いと思うけど、これは花びらではなくて苞(ホウ)というものなのですね。
じゃあ、ブーゲンビリアの花びらはどれか?
ブーゲンビリアには花びらがない のでございます。
ブーゲンビリアの花そのものは、3枚の苞に囲まれて小さく3つ咲く。
この写真ではひとつしか咲いていないけど、ほかに2つ蕾が控えている。
花の真ん中に白くギザギザしているのは何かといえば、それはガクなのです。
ブーゲンビリアはオシロイバナ科 NYCTAGINACEAE に属していてオシロイバナにも花びらがない。
そんなバカな!! と思うでしょうが、アレもガクなのです。
どうやら、花びらは退化していってなくなってしまったらしい。
強い日差しの下、このショッキングピンクの花がなんともトロピカルな雰囲気を醸してくれる。
ビールでも飲みながら鑑賞したいものである。
2 件のコメント:
おお、夏の花特集!どんどん行っちゃってください!!
ブーゲンといえば、映画「ナビィの恋」。温かいところでは強そうな植物ですが、挿し木であんなに増えるものなんでしょうか。。
確かに東京も熱帯化してますから、南国の花たちも栽培可能になりましたね。。早朝の温度リセットがないせいで花が咲きにくいようですが。。
今、東京はスコールのような雨です。。沖縄みたい。。
じいさま、作業中でしたら事故などのないように。。
ありがとうございます。
今日は丁度オフでした。たまたま買物に出たところで降られて、スーパーの中で天気の回復を待ちました。生鮮食料品売り場の冷え冷え具合に、最後はゾクゾクしてきてしまいました。いろんな野菜や果物があるなぁと結構楽しめましたが・・・。
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