今日、午前中は所要があって有楽町に出掛けた。
今週は暑さに覚悟されたし、とのことで、さすが言うだけあってかなりの蒸し暑さ。
地下鉄をおりて階段をあがって外にでると、青々とした街路樹が目に入ってきた。
これはエンジュ Styphnolobium japonicum といってマメ科の樹木だ。
マメ科ってのも面白いというか多様なやつらで、シロツメグサやレンゲのような草本からこのような樹木まで色んなものがある。
エンジュをよくよく見てみると樹冠のあたりがなんとなく白っぽくなっているのに気付く。
これはエンジュの花が咲いているってこと。
なるほど、エンジュに花が咲いているのね。
・・・と普通はそこで終わるはずだが、ハタとあることを思い出した。
つい最近植木屋の親方と電話で話して近況を知らせ合ったところ、親方は最近は某区からの依頼でエンジュの花がら摘みをしていると言っていたっけ。
なんでそんなことをするかといえば、エンジュの木の下を見てみると分かる。
花がハラハラと散って地面に広がっているのだ。
この花の掃除が大変という「苦情」がその某区に入ったのかもしれない。
なので、わざわざエンジュの花を摘んでいるのだと想像されるのだ。
花が咲けば花は散る、葉が茂れば落葉樹であれば葉が落ちる・・・・
それは必然であり、摂理でもある。
いいじゃないの、自然に起きることなんだから。
掃き掃除すれば済むことでしょ。
それを掃除が面倒だからといって、花を摘んでしまうというのもなんとも世知辛いカンジがするのだけどどうだろう。
都会ではしばしばこのような理不尽な出来事に遭遇する。
なんちゅーか、人間のエゴみたいなものを感じちゃんうだよね。
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