約一か月の英国滞在から戻って一番良く尋ねられるのが
「ジョージのことでイギリスは盛り上がってるんでしょ」
という類のもの。
えっ、ジョージ?!誰っ??
大袈裟ではなく、この度ウィリアム王子とキャサリン妃のあいだに生れた子供であると分かるのにしばらくかかった。
正直申し上げて僕のまわりで、この王子誕生に関して浮かれている人は皆無だった。
その朝、僕はオックスフォードの友人宅に泊まり、朝起きて紅茶をすすりながらテレビのニュースを見ていた。
それが上の写真。
「キャサリン妃産気づく」というレポートをしばらくやっていたが、友人はサッサとチャンネルを変えてしまった。
そのときに「産気づく」というのを英語で「go into labour」というんだと初めて学んだ。
たしかに新聞やテレビなどでは報道しているけど、僕周辺の一般市民の口からとくにその話題に触れることはなかった。
なのでジョージといわれても、ひとまねこざるのジョージ、あるいはボーイジョージくらいしかサッと頭に浮かばなかったのだ。
そのくらい温度差があるんですね。
その他アレコレ気づいたこと、イギリスの好きなところ嫌いなところなど、とりとめなく書いてみよう。
*電車の中でスマホ、携帯をいじっている人の率は日本もイギリスもほぼ互角。車内で大声で通話している人がいる分、イギリスのほうがタチが悪いかも。
*電車の中で化粧をしている人がシバシバ話題になる昨今。外人がみたら嘆くよ・・・。イエイエ、ロンドン地下鉄でもそんな女性が散見されました。日本だけじゃないのね、というちょっとした驚き。
*バスから降りるときにバスの運転手に「有難う」と一声かけていくのは素敵な習慣だと思う。
*田舎道を運転していて、狭い道で対向車に譲る時に、手をあげて挨拶していくのは気持ちの良い習慣だと思う。昨日東京で対向車に道を譲ったけど何の挨拶もなかった。悲しい。
*イギリスでは日本と同様左側通行で右ハンドルが基本なのに、ワイパーは右、ウィンカーは左。昨日も角を曲がる度にワイパーがせわしく動き焦る。
*デパートなどのドアを手で開けたら一度振り返って後続があれば手で開いたドアを押さえて待っているというのも優しい気遣い。日本ではたいていの場合、自分がドアを通過したらばそれでオシマイ。もっと思いやりがあればいいのに。
*ファーストフード店やカフェなどで食べたものを散らかしっ放しなのはいただけない習慣。日本ではだいたいの場合自分で片づけるものなぁ。
*街中でトイレに行きたくなった場合、本当に難儀する。パブにそっと行くか。その点、日本にはトイレがデパート、店舗、駅、公園などいたるところにあるという安心感。
*イギリスには蚊がいない。なので夏場の庭仕事は短パンでできる。日本では蚊がいるので長袖、長ズボンが基本。
*イギリスにはセミがいない。火曜日の夜、東京に戻ってセミの大合唱で日本を実感。
・・・・まだまだあげればキリがないけど、まぁ今日はこの辺で。
今日は涼しいね。
ありがたい。
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