草むしり(除草作業)をしていて気づいた。
なにやら「つる性」の植物にあたりが覆われているのだ。
つる性で周辺を覆いつくすといえば、ヤブカラシ、カラスウリ、クズあたりが思い当たるけど、これはまったくの別モノであることは一見して分かる。
葉の切れ込みが細かいし、葉がとても薄いカンジがする。
つるは引っ張れば切れるけど、これだけ集まると「3本の矢」ではないけど、なかなか手ごわい。
刈り払い機にだって巻きついてしまうので、手作業である程度取り除いてやらないといけない。
ハテ、これはいったい何だろう?
そう思ってしばらくジッとこのつる植物の様子を見ていてひらめいた。
どうやら花を付けそうな雰囲気は無い。
となると種子植物ではなく、胞子植物、すなわちシダの類ではなかろうか、と。
家に帰って調べてみたらば、その想像は当たっていた。
これはカニクサ Lygodium japonicum といってシダの仲間であるらしい。
言われてみれば近所を散歩したときにも色んなところで見た気がする。
このような平地はもちろん、石垣の隙間とか。
たかが草むしりといってバカにしてはいけない。
学ぶ気持ちがあれば、どこだって、なんだって学びの対象になるもんであります。
お蔭様で今日はカニクサを覚えることができました。
2 件のコメント:
つる性だと、ヤブカラシとヒルガオの駆逐がなかなか出来ません...さすがにクズは庭にはありませんがw
こんなやつらもちょっと視点が変わっていればゴーヤみたいに夏の遮光植物に推薦されたかもしれませんなw
そのことを以前考えたことがあります。
ゴーヤとか、キュウリなどの「手間」のかかるものではなくて、放っておけば勝手にグングン育つヤブカラシやカラスウリを緑のカーテンにすれば良いのではないか、と。
でも見たことないなぁ。
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