2013年8月3日土曜日

古きことは良きことかな


英国といえばアンティークとおっしゃる方もいらっしゃることだろう。

基本的に古きものを愛する国民性というのは色んな場面で見かける。

今回、いくつかのフラワーショウ、ガーデンフェアのようなところに出掛けたけど、アンティーク道具の出展というのはたいていの場合ひとつやふたつはあるものだ。

古いバケツ、ジョウロ、スペード、フォークなど。

どれも味わいがあってちょっと欲しくなる。

実は以前暮らしていたときにアンティーク道具を集めようかと思って、スペードをふたつ手に入れたところで計画が頓挫してしまった。

お金の部分というよりも、保管場所、さらにはどうやって日本に持って帰ってくるか、というあたりの現実的な問題を考えて中止してしまった。

手に入れた2本のスペードは今も英国の友人宅の屋根裏に眠っている。

スペードだけってのもね。
できればフォークもペアとして手に入れたいものである。

さて、今回ちょっと変わったものを見つけた。



銀色のスプーンのようなものが並んでいる。

ハテ、何だろう?
見たことがないゾ、こんなもの。

何だと思います?

なんとこれはタネを量るものらしい。

このスプーンすりきれ一杯でどのくらい、というふうにして使っていたのだろう。

この箱入りセットでお値段275ポンド(約4万円)!!

スペードやフォークなんかがだいたい50ポンドくらいで売っていることから考えれば破格の高さであります。

スペードやフォークが50ポンドというのも十分にお高いと思うけど。

さらに驚くべきは、この計量スプーンセットは1935年製なんだそうだ。

78年前ですか、作られたのは。

こういうのを掘り出し物というのだろうか。
買わなかったけど・・・。

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