今日の写真は何でしょう?
実はこれ、今年のチェルシーフラワーショウに出展された庭なんです。
この庭にはちょっと変わったテーマが隠されていますが、何だか分かりますか?
庭の壁を見てください。
石が積み上げられて壁ができていますが、その間になにやらメタル調のものが見えるでしょ。
これは自転車のホイールです。
何でこんなことを?
この庭のタイトルは
「Welcome to Yorkshire」
と言います。
勘の良い方はもう分かったかもしれません。
実は現在開催中のツール・ド・フランスの第1ステージはハロゲートからリーズまでの190キロ、第2ステージがヨークからシェフィールドまでの201キロで争われました。
ハロゲート、リーズ、ヨーク、シェフィールドは英国のヨークシャー州にあり、さぞや盛り上がったことでしょう。
えっ?ツール・ド・フランスなのにフランスじゃないの?
そう思われる方もいると思いますが、ときどきフランスを飛び出て走ることがあるのです。
もともと自転車好きな国民であるイギリス人は英国でツール・ド・フランスが開催される喜びと興奮を禁じえず、こうやってチェルシーフラワーショウでも庭をつくっちゃったというわけ。
正直なところ庭としてのクオリティはそれほどでもなく、Silverという評価としては上から3番目、下から2番目の賞を受けました。
それは審査員が下したものですが、チェルシーでは一般人による人気投票なるものがあり、この部門で一番人気に選ばれました。
ということはイギリス人にはこのテーマがウケたってこと。
因みに昨年もこのテーマで似た感じの庭が出展され、審査員にはイマイチの反応ながら一般投票では一位に選ばれていたので、2年連続で大衆の好む庭として選ばれたことになります。
どんだけ好きなんだってことですね。
庭とツール・ド・フランスの意外な関係をご紹介しました。
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