公園を歩く。
木々に囲まれていて気持ちが良い。
木漏れ日というのもまた、ビルの陰などとは異なって、なんともいえない涼感がある。
上を見上げると、高木の枝が傘のように我々の上に覆いかぶさっている。
風で枝と枝がこすれる音がする。
鳥のさえずりが聞こえる。
・・・・これら全て、我々が地上から木々を見上げて感じるところである。
樹高はまちまちだけど、高いものであれば20メートルちかくあるだろうか。
それに比べて我々の身長は2メートルにも満たない。
ちっぽけな存在なのだ。
最近木登りにハマっている理由のひとつはこれなのかもしれない。
つまり、木は見上げるものではなく、木登りをすれば高さ的には対等になれるし一体感も出てくる。
見える景色も違えば、木の様子も違う。
さらに木々を見下ろした場合はどうか。
もちろんもっと違う景色が見える。
木々は枝を伸ばし、周囲の木よりも高く大きくなって、光の奪い合いに勝利しようとする。
「僕らはこのくらいの太陽光で十分だから・・・」と控えめな木々が第2グループをその下に形成する。
そうやって木々の間に階層ができあがり、森の最下層、すなわち地面に近いところでは陽の光はほとんどささないが、それでもハッピーに暮らしている植物たちがいる。
そんなこともこうやって木々を見下ろすと実感できるなぁ。
こうやって実際に見る限り目に入る木、すなわち第1グループで最上層にいる樹木は、プラタナス、ケヤキ、イチョウ、クスノキ、ヒマラヤスギなんかだろうか。
カエデやヤマモモなどは散歩の時には見かけたけど、上からは見えなかったなぁ。
0 件のコメント:
コメントを投稿