2014年7月17日木曜日

樹木の階層制度


公園を歩く。

木々に囲まれていて気持ちが良い。

木漏れ日というのもまた、ビルの陰などとは異なって、なんともいえない涼感がある。

上を見上げると、高木の枝が傘のように我々の上に覆いかぶさっている。

風で枝と枝がこすれる音がする。

鳥のさえずりが聞こえる。

・・・・これら全て、我々が地上から木々を見上げて感じるところである。

樹高はまちまちだけど、高いものであれば20メートルちかくあるだろうか。

それに比べて我々の身長は2メートルにも満たない。

ちっぽけな存在なのだ。

最近木登りにハマっている理由のひとつはこれなのかもしれない。

つまり、木は見上げるものではなく、木登りをすれば高さ的には対等になれるし一体感も出てくる。

見える景色も違えば、木の様子も違う。

さらに木々を見下ろした場合はどうか。

もちろんもっと違う景色が見える。

木々は枝を伸ばし、周囲の木よりも高く大きくなって、光の奪い合いに勝利しようとする。

「僕らはこのくらいの太陽光で十分だから・・・」と控えめな木々が第2グループをその下に形成する。

そうやって木々の間に階層ができあがり、森の最下層、すなわち地面に近いところでは陽の光はほとんどささないが、それでもハッピーに暮らしている植物たちがいる。

そんなこともこうやって木々を見下ろすと実感できるなぁ。

こうやって実際に見る限り目に入る木、すなわち第1グループで最上層にいる樹木は、プラタナス、ケヤキ、イチョウ、クスノキ、ヒマラヤスギなんかだろうか。

カエデやヤマモモなどは散歩の時には見かけたけど、上からは見えなかったなぁ。


0 件のコメント: