お寺にあった古いモチノキ。
ちょっと風格の漂う古木・・・かと思いきや、様子が違っていた。
幹が約4分の1程度しか残っていなかったのだ。
分かりやすく説明するならこうなる。
普通の木であれば、幹の断面は円状に丸くなっているでしょ。
ところがこれは幹の断面が三日月状しか残っていない。
普通の木であれば、心材と辺材とあって、木部、師部がそれぞれの役割を果たし、さらには形成層があって生長するわけだけど、こういう木はいったいどうなっているのだろう。
辛うじて残った木部と師部が水分や栄養分の分配を行っているのだろうけど、それにしてもスゴイ生命力だ。
例えるなら「首の皮一枚」で命を繋いでいるといったところだろうか。
そのかわりこれ以上は大きくはなれないだろうし、雪の重みや、風によって倒れる危険は常につきまとっていることだろう。
もとは雷にでも打たれたのだろうか。
スゴイものを見た。
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