2013年4月29日月曜日

月曜なのに日曜放談


連休前半。

いかがお過ごしでしょうか?

さて昨日は愛車について放談させていただきました。

まだちょっと足りない感じなので、国民の休日なのを良いことにもうちょっとだけ。

英国にいた7年間、この自転車は叔父の家の納屋にあった。

雨ざらしになっていなかったので、状態は悪くなかった。

とはいっても、タイヤ、ブレーキ、ワイヤなどは交換しないと劣化が激しかった。

とりあえず乗れるようになったけど、前輪にはサスペンションを搭載してあった。

これが、かなりのヘタりようだったのだ。

ROCKSHOXのサスペンションだったので専門店の人に見てもらったらば、やはりフロントフォークを交換しないと修理はできないとのことだった。

結構、年数も経っていたのでフロントフォーク交換するくらいなら新車を買おうかなと思った。

ところが、この店員さんが
「それはもったいないですよ。今どきこんなクロモリのフレームはなかなか手に入らないし希少ですよ。それにこれリッチーのフレームだし・・・」
とのたまう。

僕はこの自転車はSCOTTだと思っていたが、フレームはリッチー(Ritchey)製だったのだ。

その店員さんの一言で突如この自転車のもつポテンシャルの高さというか価値に気付かされて、この自転車を大事に乗り続けようと思うに至った。

単細胞でしょ。

新しいROCKSHOXを買って、ついでにシマノのコンポをXTで揃え、さらにホイールもシマノに・・・

気付いたらば、買った時のオリジナルを留めているのはフレームとシートポストだけとなった。

あれこれと部品を買い揃えたは良かったが、それを組み上げる技術はない。

たまたま神田・御茶ノ水を歩いていて目に入った某大手スポーツショップの自転車売場の方に相談したらば、そんな面倒くさい作業を快く引き受けてくれた。

かくして「花咲オリジナル・バイク」の完成となった。

特筆すべきはヘッドセットという部品。

丁度、すべてのパーツを組み替えてもらっていたときに、
「ヘッドセットはどうしますか?」
と尋ねられた。

ヘッドセット??

それは自転車のハンドルの下にある、フレームとの繋ぎ目のシリンダーのような部品。




そんなの、なんでも良いのではないか?と

思ったが店員さんの説明を聞くと、いわば自転車の心臓部というか、とても大切な部品であるというlことが分かった。

ほどほどのものを買って、定期的にグリースアップするなど手入れをするのが通常だが、ヘッドセットの世界では最強のヘッドセットがあるという。

いわば一生モノともいえるヘッドセットで、ほぼメンテナンス不要らしい。

それは知る人ぞ知るChris Kingのヘッドセット。

普通のヘッドセットの4~5倍くらいのお値段がする。

しかし、カラーバリエーションも豊富だし、その信頼度を聞いているうちに頭のなかがChrisKing一色になってしまった。

数日悩んで、結局マンゴーカラーのヘッドセットを手に入れた。

一番上の写真を見ていただきたい。
見よ、この造形美!!

自転車に装着するまでの数日間、暇があれば眺めてうっとりしたものだ。

いつもお世話になっている自転車屋さん「あしびな」さんに出会ったのもこの頃。

色々と親身に相談にのってもらっている。

その後、新しく装着したフロントフォークがまたしてもヘタってしまった。

もうROCKSHOXにしようとは思わなかった。

街乗りが主なので、サスペンションは要らない。

そんなことは分かっていたのだけど、なんとなく「カッチョ良い」のでそうしていたのだ。

でも今度は実利をとった。

軽さと乗り心地を考えて、カーボンのフロントフォークに変更した。

まぁそんなかんだで、紆余曲折あって今の自転車となっている。

1995年に買った当時のままあるのは、フレームとシートポストだけ。

あとどのくらいこの自転車と付き合えるだろうか・・・。


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