日比谷公園は広さ約16万平米、高木だけでも3100本植えられているという。
もうそれだけで立派な「森」といった風情である。
しかし植物は高木だけではない。
灌木(低木)そして草本類もある。
生憎正確なデータを見つけることはできなかったが、かなりの種類あるはずである。
この前の日曜日、代々木公園でオトナ向け観察会をしたとき、原宿門から入ってスグの草地で一時間近くを過ごした。
遠目には単なる「草」なんだが、詳細に見てみると実にいろんなものが育っている。
詳しくは月曜日のブログをご覧いただきたいが、その多様性たるやスゴイ。
日比谷公園でも、単なる草地ではあっても、色んなものが健気に生きていた。
上の写真がそう。
このたった一枚の写真の中にいったい何種類の植物が存在するだろうか。
黄色くポツポツと見えるのはタンポポ。
それは遠目にも分かるが、腰を落としてみればもっと見えるものが違ってくる。
例えば青い花がカワイイ、オオイヌノフグリ Veronica persica はゴマノハグサ科で誰でも知っているだろう。
これに酷似した花がある。
ただし花のサイズがオオイヌノフグリ10分の1以下と思われるほど小さい。
写真で撮っても「点」にしか見えない。
一応ピンクの丸で囲ってみた。
これがタチイヌノフグリ Veronica arvensis
オオイヌノフグリもタチイヌノフグリも学名は Veronica で、ともにゴマノハグサ科なので似ているのも頷ける。
このふたつを実際にその場で比較することができるのだ。
これはほんの一例。
ジックリ見れば本当にたくさんの発見が転がっている。
是非、かがんで見てみてほしい。
日比谷公園の話つづく。
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