昨日から今日にかけての世界的なトップニュースのひとつは、やはり元英国首相マーガレット・サッチャー逝くということだろう。
報じられているように、良くも悪くも記憶に残る女性宰相であった。
最近ではメリル・ストリープが演じて映画になったりして、その影響力が知れる。
讃える人がいる一方で、嫌う人も多いのも事実で、BBCのテレビインタビューで、祝杯をあげるといって嬉しそうにしている人をみてなんとなく寂しい気持ちになった。
そうそう、僕はこのサッチャーさんを生で見たことがある。
キューガーデンにいたときに、Temperate Houseというガラス温室で働いていたときに、その温室の前を御付きの人と二人でゆっくり歩いていた。
引退後だったので、別にモノモノしい警護がつくとかではなくて、普通にゆっくりと散歩をしていた。
最初は気付かなかったのだけど、生来人間観察が好きなので、ハタと気づいてしまったのだった。
別に近づいていって本人だと確認したわけではないけど、まず間違いない。
さて、春の話。
冬芽のときに書いたことがあるけど、トチノキについて。
トチノキは、ヨーロッパなんかではマロニエなんていったりして、良く見かける街路樹だし、そこそこの巨木である。
葉もいわゆる複葉になっているが、直径50センチ以上になるくらいに大きな葉っぱがつく。
そんな大きな葉っぱも、もともとはこんなに小さな芽のなかに納まっているのかと思うとなんとも不思議である。
茶色くテカテカしていた芽の先がほころんで、折りたたまれた芽が出たと思ったら、いっきにドーンと開く。
そしてそれがすこしづつ大きく、硬く、色濃く成長していくのだ。
一番上の写真を見ていただきたい。
まだ葉の色が透けるカンジ。
葉の向こう側が見えそうなくらいであります。
これも、今だけしか見れないトチノキの姿。
今だけしか見れないものが多いよ。
ボヤボヤしている暇はない。
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