「もっと光を」と言ったのはゲーテだったか。
それほどでもないながらも、もっと足元に目を向けていただきたい。
目を凝らすといったほうが正しいだろうか。
今日の花はツタバウンラン Cymbalaria muralis
漢字で書くと「蔦葉雲蘭」となるが、ツタともランとも、なんら関係ない。
ツタはブドウ科、ランはラン科だが、ツタバウンランはゴマノハグサ科だ。
ちょっとした空地や、壁のわずかな隙間に根をはる。
薄紫色の花で、黄色のスポット(点)がふたつあるのが特徴だ。
これは恐らく花粉を運ぶ虫を惹きつけるためのデザインだと思われる。
花の大きさも1センチないくらい。
なんとも控えめな花なのだ。
人によっては「雑草」と一言で片づけられてしまうが、なんのなんのよく見ればなかなかどうしてカワイイ花なのだ。
似た名前でマツバウンランという、やはりゴマノハグサ科の花がある。
今度はマツバウンランを探し出してこのブログでご紹介したいと思う。
ということで、もっと足元を見てみましょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿