今朝は都内でも雪が舞った。
あれよあれよと薄っすら雪化粧したが、その後は天気が回復してこの前のようなことにはならなかった。
イギリスでも雪が降っているという話を書いたが、どうやら今は大雨が降っているんだそうで、積もった雪がどんどん解凍されているらしい。
雪、大雨・・・ ちょっと異常なカンジがして不安になる。
昨日の都内は快晴だった。
雲ひとつない青空でとても気持ちが良かった。
表参道で仕事をして、そのあと青山一丁目までフラフラと散歩した。
表参道から外苑前の間には街路樹として何が植えられているかご存知でしょうか?
そんな質問にスッと答えられる人はあんまりいないだろうなぁ。
街路樹に何が植えられているか、言い換えれば何通りに行けば何の木が植えられているか、というのが頭に入っていると面白いんじゃぁないかと思う。
外苑東通りであればユリノキ、外苑西通りであればアオギリ、甲州街道はケヤキ、銀座みゆき通りであればヤナギ、新青梅街道のフウなどなど、それ以外にも名の知れない通りにも特定の樹木が植えられているものである。
そういう意味において、この木が植えらえているこの通りは覚えておいて損はない。
表参道から外苑前あたりの青山通り沿いにはトチノキが植えられているのだ。
ちょうどavex本社の前あたりね。
大きな複葉をもった木で、マロニエなんて呼ばれて、ヨーロッパでは街路樹の代表格である。
花もソフトクリームのような形をして面白いし、クリのような実も特徴がある。
しかし何と言っても特徴的なのはその冬芽だと思う。
トチノキは落葉樹で、冬の間は葉を落としてしまう。
しかし春に備えて枝の先には春に芽生える葉を大切にしまってある冬芽を見ることができるのだ。
落葉樹それぞれ冬芽には特徴があるが、このトチノキの冬芽は一度見たらば忘れることはできないだろう。
それくらい特徴的なんであります。
トチノキの冬芽はごらんのように濃い茶色でテカテカに艶っぽく光っている。
触ると分かるけど、とてもネバネバの粘液で先端が覆われていて、それがテカテカに光っているのだ。
こんな木は他にない。
なので、冬芽をみれば、葉がなくたって、花が咲いていなくたって、一発でトチノキだと分かるのだ。
前にも書いたけど、この冬芽というのは大変興味深いテーマで、冬芽だけで本が出ているくらいだ。
ロウバイが咲いたとかいう話題も聞こえてきて、春はもうすぐそこなんだけど、できれば冬芽のご紹介もぼちぼちしていければなぁと思います。
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