ちょっと温い(ぬくい)と言うんでしょうか。
いっときの刺すような寒さとはちょっと違う気がするのは僕だけだろうか。
しつこく残っていた雪もあらかた消え去った。
日陰で人の手が入りにくいようなところにチラホラと残っているだけだ。
「手を焼かせやがって。雪かきとか大変だったんだぞ。でもオマエの命もあと僅かよのう・・・」
と、ちょっとだけ残って悪あがきをしている雪に向かって話しかけてやった。
で、その横を見ると、何やら小さな植物が青々としているではないか。
これはハコベだ。
ちょっと前に食べた七草粥にこのハコベも入っていたはずだ。
なんだなんだ、スーパーなんかで買わなくたって、新鮮なハコベがこのように取り放題ではないか。
まぁ、犬のオシッコなんかが隠し味になりかねないけど。
でもこうやってみると、厳しい冬のなかにも植物の逞しい生命力を強く感じるし、春の足音もなんとなく聞こえる気がするなぁ。
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